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沢木耕太郎 / 新潮社 (37件のレビュー)
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1
ノンフィクションの素晴らしさを知った名作
私が沢木耕太郎、さらにはノンフィクションにハマるきっかけとなったボクシングノンフィクション。日本人と黒人米兵とのあいだに生まれたカシアス内藤は、抜群のセンスを持ちながら心の弱さからなかなか羽ばたけない…。沢木自身が、世界チャンピオンをめざし復活を期すカシアス内藤とトレーナーのエディタウンゼントと同じ時間を共に過ごしながら語る現実物語は、それまでのノンフィクションの世界を一変させた。続きを読む
投稿日:2013.09.30
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まささん
一度は引退したボクサー、カシアス内藤の復帰戦までのプロセス。 カシアス内藤だけでなく、自分や関係する人々の心理まで丁寧に掘り下げていると感じた。
投稿日:2024.02.03
dsukesan
社会学講義で、フィールドワークとエスノグラフィーのセンスをつかむのに恰好の本と紹介。 但し、ルポタージュをフィールドワークのモデルにするときには注意するところもあるとのことで、課題も出されている。この…ため、この本を読んでから、社会学講義247ページの課題に取り組もう。続きを読む
投稿日:2024.01.27
MASIA
強打をうたわれた元東洋ミドル級王者カシアス内藤。 当時駆けだしのルポライターだった『私』は、カシアス内藤の選手生命の無残な終りを見た。 そのカシアス内藤が、四年ぶりに再起する。再び栄光を夢みる元チ…ャンピオン・カシアス内藤、手を貸す老トレーナー・エディ・タウンゼント、見守る若きカメラマン・利朗、そしてプロモーターとして関わる『私』。 一度は挫折した悲運のボクサーのカムバックに、男たちは夢を託す。 淡々と進んでいく、物語。 ドキュメンタリーだからだろうか… カシアス内藤の再起戦はどうなるのか… 続きを読む
投稿日:2023.03.25
beiraine
かなりの長編だったけど飽きずに読めた。もの凄くドラマティックな展開と言うのでは無く、自分の印象としては淡々と物語が進む印象だったけど悲哀とかうらぶれた感じがアクセントになっていて印象深い一冊たった。 …つくづく思うのは、ボクサーと言う職業はスポットライトを浴びているのはほんの一握りでほとんどは内藤のような底辺でギリギリやっているような人たちが多数なんだろうな。続きを読む
投稿日:2023.03.20
初老の図書館員
強打をうたわれた元東洋ミドル級王者カシアス内藤。当時駆けだしのルポライターだった“私は、彼の選手生命の無残な終りを見た。その彼が、四年ぶりに再起する。再び栄光を夢みる元チャンピオン、手を貸す老トレーナ…ー、見守る若きカメラマン、そしてプロモーターとして関わる“私"。一度は挫折した悲運のボクサーのカムバックに、男たちは夢を託し、人生を賭けた。 "続きを読む
投稿日:2019.06.18
seiyan36
新潮文庫の発行年が昭和59年。 なつかしい時期である。 この作品は、カシアス内藤という元プロボクサーについて書かれている。 世界チャンピオンになったわけでもないが、そこそこの人気はあったようで、私も…名前は知っていた。続きを読む
投稿日:2017.08.25
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