【感想】竜馬がゆく(一)

司馬遼太郎 / 文春文庫
(569件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
296
163
66
3
0
  • 竜馬のイメージは、この本一冊でできあがった

    坂本竜馬を今に受け継がれる魅力的な人物に仕上げたのは、司馬遼太郎の功績と言われています。連載開始から50年を経てなお、それが変わっていないことを考えると、『竜馬がゆく』のすごさを改めて感じます。自分の仕事や成し遂げたことを竜馬は自慢気に語ることをせず、常に次へと向かっていった竜馬。凝り固まった思想や主義に取り憑かれずに、人々を受け入れ、繋ぎ、時代を進めた男。司馬遼太郎は、「書いているうちに竜馬を好きになってしまった」そうです。読後、必ずその言葉に頷かざるをえません!(スタッフI)続きを読む

    投稿日:2013.09.20

  • 新撰組側からの近江屋事件と、竜馬側からの近江屋事件

    私は、HNKの大河ドラマ「八重の桜」から明治維新モノに入って、浅田次郎の明治維新もの3部作や、司馬遼太郎の「萌えよ剣」と、幕府側というか、新撰組、会津側から明治維新の物語を読んでいたので(普通と逆?)、初めて薩長側からの話を読んで非常に興味深かった。

    最後の巻では、まぁ、当然有名な近江屋事件で龍馬は世を去るワケですが、この物語では、そこをどう描くのか非常に気になりました。常に飄々として、諧謔に富み、剣の達人である龍馬が死ぬとは思えないストーリー運びだったからです。さて、本書で、近江屋事件はどう描かれるか、そこにどうやって至るのか……ぜひ、読んでみて下さい。
    続きを読む

    投稿日:2016.05.02

  • 幕末の超大作!

    「坂の上の雲」で司馬さんが好きになって読んでみました。
    長いので大変でしたが、竜馬の人柄に惹かれ、司馬さんの独特な表現法にも惹かれる。
    是非一度は読んでもらいたいです。

    投稿日:2014.08.21

  • まだまだ“薄ぼんやり”

    竜馬の幼少から江戸での剣術修行時代が描かれている。
    世の中に攘夷の気運が起こり始めている頃だが、竜馬はまだまだ“薄ぼんやり”している。
    それでも人を惹きつける魅力は天性のもので、後日「ああ、あの時の…」と関わった人々の記憶にはしっかりと残っている。
    これからどんなふうに竜馬が目覚め始めるのか、次巻以降が楽しみ♪
    続きを読む

    投稿日:2016.02.07

  • 人間「坂本竜馬」に引き込まれる一冊

    言わずもがな、坂本竜馬の話です。

    読んですぐ引き込まれるのは、多くの小説で経験してます。

    ただ、話に引き込まれるだけでなく、
    「坂本竜馬」その人にに引き込まれます。

    これは、司馬遼太郎さんの筆力によるものでしょう。

    1巻では、竜馬が江戸に修行に出るところから始まります。

    竜馬の人との出会い・やり取りを通して、
    成長し人に影響を与えていく様見ていきます。

    その中で、司馬遼太郎の小説らしく時代背景や歴史的な前提を説明してくれます。

    是非、一般教養的な歴史を知りたい人にもオススメの本です。

    是非、読んでみて下さい!
    続きを読む

    投稿日:2017.09.19

  • まず、1巻

    8冊もあり読めない、と諦めないで。まず、1巻を。歴史小説であり、青春小説、どなたにもお薦めです。

    投稿日:2014.08.26

Loading...

ブクログレビュー

"powered by"

  • 生活委員会

    生活委員会

    坂本龍馬といえば必ず教科書にでてくる今なお知らない人は少ないと思われる人物である。
    さらに媒体のゲーム等にて過去の偉人が登場するようになっているため、尚更ではないだろうか。

    その龍馬の生まれから少年、青年時代が描かれている。憎めない馬鹿とはこの人物のことをいうのか。子どもの頃から一目置かれる人物であったのであろう。続きを読む

    投稿日:2024.03.09

  • まさあき

    まさあき

    5よりの★4つです!
    福山雅治と武田鉄矢で脳内再生され。。小説も面白いけど想像するシーンも面白いです。
    名前は知ってたけど、有名な方がわんさか出てきて。。さらに面白いです。
    ①の最後は竜馬の剣術に惚れ惚れしました。
    司馬さん読みやすく楽しいです!
    続きを読む

    投稿日:2024.02.06

  • minie

    minie

    時代小説は敷居が高いと思っちょったがやけど、全然難しゅうなかった。
    土佐の人間は、現代でもみんな坂本龍馬みたいな性格がどこかにあるもんやなぁと思った。“土佐おもてなし勤王党&海援隊”を思い出しながら読み進めて行きよったら、どんどんイメージが湧いて来た。
    剣道についてもっと知っちょったら、試合のことがより理解できるのに残念や。武市半平太、岡田以蔵、岩崎弥太郎、聞いた名前がいっぱい出て来て、わくわくする。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.20

  • はじめ

    はじめ

    ソフトバンクの孫正義さんが闘病中に読み、志をもって世の中を変えていく竜馬の姿に感激して、奮起したと言うから、本著に興味を持った。

    会話が多くて、竜馬の人情味を感じられ易く、とても面白い。歴史知識が乏しくても解説が多いので楽しく読み進められます。続きを読む

    投稿日:2024.01.12

  • Take

    Take

    龍馬の話はそこら中にあるし、伝記も読んでいるからストーリーとしてはなんとなく分かるものの、リズミカルなやり取りや描写が面白い

    投稿日:2023.12.06

  • kurujin

    kurujin

    2、3ヶ月かけて全巻読み終わったので感想を記載。この本は史実とは多少異なる内容もあるそうだが、本の中で幕末の時代を命をかけて生きた志士たちの生き様を見れて感銘を受けた。幕府のため、朝廷のため、藩のため、あるいは竜馬のような日本のためとそれぞれ目的も異なるが、文字通り命をかけて自分たちの目的に向けて活動をしていた。そしてその多くが儚くも散ってしまう。現代では命懸けで何かに取り組むということはほとんど無いだろうが、もし事を成したいと考えるなら彼らの生き様から学ぶことがあると感じた。続きを読む

    投稿日:2023.11.27

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。