【感想】夜のミッキー・マウス

谷川俊太郎 / 新潮社
(50件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
8
16
16
2
2
  • 素晴らしいです。

    谷川俊太郎の素晴らしさが詰まった作品だと思います。詩というものの自由さを感じることができるので、普段、詩をあまり読まない人にもおすすめです。

    投稿日:2015.09.08

ブクログレビュー

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  • ひろ

    ひろ

    どんなふうに生きたらこんな言葉たちが生み出せるのだろう。
    谷川さんの頭の中は一体どうなっているんだろう。
    それぞれの詩の意味を読み解くのは難しそうだったので、何かひとつでも感じとれたらいいなと気楽に読むことに。
    そしたら、あとがきに「意味を訊かれても困る」というようなことが書いてあってた。ふふっ、そうだったのね。
    いくつか、これは子どもには読ませられないっ…という詩もあったけど、こういう読者の反応を谷川俊太郎さんはいたずらっぽく楽しんでいるんだろうなぁとなんとなく想像できちゃう。
    ファンタジックな題名とは裏腹に、少し不思議でシュールな世界観を味わえた。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.18

  • シマクマ君

    シマクマ君

     今更言うまでもないことかもしれませんが、お上手ですよね。どの詩を読み始めても、「ああ、あああ」と嘆声が漏れてくる気がします。
     ご本人の「ああ」という詩まであります。とても楽しい詩集というよな感想は、あちがっているのか、ぼくが、年をとったのか?!
     ブログでもあれこれ、覗いてみてください。
      https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202109070000/
    続きを読む

    投稿日:2022.09.16

  • Kurumi

    Kurumi

    2.5というかんじ
    でも詩って特に、読む時の心持ちで評価がだいぶ変わるものだと思う。
    今の私にはとりあえず、よくわからなかった。

    でもこのフレーズに出会えただけでも読んでよかった

    たった今死んでいい という言葉が思い浮かぶ瞬間があって
    そう口に出さずにいられないほどの強い感情があったとしても
    その言葉通りに本当にその場で死んだ者がいるかどうか
    言葉の死が人を生かすこともある という言葉が思い浮かぶ



    私には癒しであるものが誰かには絶えない鈍痛
    だがその誰かも私に思い出させてくれない
    私の犯したのがどんな罪かを


    その人の悲しみをどこまで知ることができるのだろう
    目をそらしても耳をふさいでもその人の悲しみから逃れられないが
    それが自分の悲しみではないという事実からもまた逃れらることができない



    続きを読む

    投稿日:2022.02.15

  • towa

    towa

    高校生ぶりに再読。
    ディズニーが休園になるたびに、なんだか脳裏を掠めるタイトル。
    以前に読んだときは、ただ単にキャラクター批評かな〜と思ったけど、今読むと全然違う感触がする。
    「ひとつまみの塩」が好き続きを読む

    投稿日:2022.01.21

  • can

    can

    簡単な言葉から紡ぎ出される独自の世界観は、何でもない日常でさえ意味のあるもののように感じさせてくれるように思いました。特に、読んだ方はわかると思いますが「例のあの詩」が私は好きです笑
    詩集というものを初めて読んだので、そこから何か得ようとしていた私が間違っていると思うのですが、そこまで大きなものは得られなかった感じがします。ただ、詩はそのことが大切ではないので、また気が向いたときに気楽に読み直したいと思います。続きを読む

    投稿日:2021.02.03

  • まこと

    まこと

    このレビューはネタバレを含みます

    この詩集は、完全に大人向けのものですね。
    子供向けの詩はありません。

    「あのひとが来て」
    という詩が一番好きでした。
    そう思って読んでいたら、谷川さんの文庫版のあとがきによると、「あのひとが来て」は一篇の詩の題名から出世して、立派な詩画集の題名になり、CDもついているそうです。

    漫画家のしりあがり寿さんが解説で、「詩はそれを読んだ人をほんの少しかもしれないが確実に変える。人生をまるごと変えるようなスゴイ詩もあるかもしれないけど、そうでなくても、ちょっとだけ変える。」
    とおっしゃっているのが、よくわかりました。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.01.19

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