【感想】走れメロス

太宰治 / 新潮社
(323件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
93
115
63
7
2

ブクログレビュー

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  • 2036578番目の読書家

    2036578番目の読書家

    あの太宰がなんで走れメロスを書けたのか不思議でならなくて何度も読み返した。ゴーストライターなのか?とか人格変わったのか?とか色々考えたけど、美知子と結婚直後で一番精神が安定した時に書いた作品なんだねえ。彼の作品は、その時彼が置かれている状況とリンクする「ほぼ/ンフィクション」な愛らしさがあるよね。メロスの話の内容はさておいて、幸せの息吹が溢れる優しいワードチョイスに太宰の幸せを感じて嬉しくなるわ〜この幸せに満ち足りた瞬間が一瞬だったのが尚良い。この翌年から愛人に翻弄されて痴情がもつれまくり泥沼みたいな作品を生み出していくのだけど、まぁわたしはそっちの方が好きじ 恋だの愛だの友情だの素直に絞られた作品はもはやこれだけ、なのでみんなで大切に味わおうね(?)そういえば邪智暴虐ってメロスの音読でしか口にしたことないわ、「メロスは激怒した」からかき始められるのもマジ天才なんだよなあ続きを読む

    投稿日:2024.02.24

  • コルク

    コルク

    小学生以来に読んだきりかな。
    友情に疎いのかまだ作品を読み味わう事ができません。
    あと…あと…5年……待ってみようかな。

    投稿日:2024.02.17

  • appi

    appi

    中学時代の国語で勉強して以来久々に。
    全体的なストーリーは中学の教材として相応しく分かりやすいですが、社会人になった今改めて読んでみると見え方や感じ方が違った気がします。
    信念を貫き通すという強い芯への感動だけでなく、その間にメロスほどの人でももう諦めそうになったり卑屈な考え方になったりする人間らしさに共感する部分がありました。
    その時は「絶対そうだ」と思っていることでも、状況が変わるとそうじゃなかったことに気づく。必死なだけ。自分にも経験のある状況だからそこが印象に残ったのだと思います。

    それでも踏ん張って貫き通した先には素晴らしい景色があることを教えてくれているのかなと感じました。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.12

  • 梨

    人間失格を読んだ後だと別の人間が書いたのではと疑うほど人間の善性を描いていて驚いた。
    しかし、最後の女性の扱い方が変わらず上手いので、『太宰治』が書いたんだな、と納得させられる
    メロスが途中寝るところや自分は頑張ったと認め諦めかけてしまうところは勇者でありながら人間味があって、物語に深く入り込めた。
    意外と誰でも勇者になることができ、諦めないか諦めるかが分かれ道で大きな差はないという、大切にすべきはもっと根本的なものだと提示していて自分で強い信念をもち『そうであるべき』ではなく『そうでありたい』を大切にしていきたいと思った。
    とても面白かった。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.03

  • キミシマユウキ

    キミシマユウキ

    改めて読んでみると
    簡潔で読みやすいし太宰デビューにはぴったりな作品。
    忘れてたけど元々古代ギリシャ伝説から来た話だったんやな

    投稿日:2024.01.26

  • ポータくん

    ポータくん

    暴君から死刑を命じられたメロスは、無二の親友を人質に残し、妹の結婚式に参加するべく、走る。そして親友を助けるべく、走る。約束を果たすべく、走る。走れ、メロス!

    最新の所在はOPACを確認してください
    TEA-OPACはこちら→
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00270690
    続きを読む

    投稿日:2023.12.12

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