【感想】SRO5 ボディーファーム

富樫倫太郎 / 中公文庫
(49件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
7
32
6
2
0
  • キラークイーン近藤房子復活

    キラークイーン近藤房子が復活して、SROに襲い掛かる。彼女が登場すると、物語が引き締まる。Ⅰ、Ⅲ同様、彼女とSROの命がけの追跡劇は手に汗握る。今回は、彼女の殺戮能力、残虐性はさらにパワーアップ。やっぱり、この手の物語は敵が強いほどおもしろい。続きを読む

    投稿日:2015.09.28

  • SRO5 ボディファーム

    ここまでのSROシリーズの中で1番 迫力がありました。ボディファームとは何か?エンバーミングの説明もくだりも おもしろく読めました。

    投稿日:2014.04.06

  • 富樫綸太郎による広域捜査専門集団の活躍を描くシリーズ第5弾

    本作でついに近藤房子との対決にようやく一区切りがつく。そこにいたるまでの房子とSROの面々との駆け引きが実に面白い。
    副室長の麗子は房子に襲われた時の記憶からPTSDに近い症状を発症しており、時折精神的に耐えられなくなる。木戸沙織は房子に襲われた時の衝撃からなかなか立ち直れない。さらに尾形の家庭の事情も深刻さを増しており、SROはある意味満身創痍の状況で房子と対峙せざるをえない。
    そんな中、坊屋久美子がSROに異動してきて、一課との摩擦は増えるがSROとしては戦力ダウンをある程度補え、しかも目の付け所の良い坊屋の獲得で房子の捜査にも少しずつ進展が見られるようになる。
    本作を通して、やはり房子は尋常ではない人物で、そのコレクションの異常性や殺人に至る精神の動きも描かれており、しかも小気味良いテンポで物語が進んでいくので、ついつい読む手を休めることなく読み進めてしまう。
    とくに、第1弾以降、ずっと追いかけてきた房子との対決となるので、否が応でも先を読まずにはいられない。
    本作のラストにはさらに衝撃の事件が起こり、次作への期待をもたせて終わるあたりもニクい。ただ、そろそろ前作を読まなくても話が理解できる、読み切り型にしてもらえないかなあと、やや思うところもある。
    続きを読む

    投稿日:2016.04.27

ブクログレビュー

"powered by"

  • satoko

    satoko

    SROシリーズ5作目。
    前作の事件解決にSROメンバーが大きく関わったことを知った近藤房子が再び姿を現す。
    3作目での房子の奇行が衝撃的すぎて、今回はどんな恐ろしいことが起こってしまうのかと内心ドキドキしながら読み始めたが、SROチームと房子の対決が面白くてすぐ夢中になった。

    今作では、房子に相棒を殺されてしまった捜査一課の坊屋久美子がSROに加わり、チーム一丸となって房子逮捕に全力を注ぐ。変装レベルを上げ警察の眼をかいくぐって自らの欲望のままに惨殺を繰り返す房子に手も足も出ない状況には読みながらソワソワしてしまった。
    房子によってトラウマを植え付けられた麗子が苦しみながらも立ち向かっていく姿には相当の覚悟が見て取れ、最後の直接対決まで目が離せない。

    途中、房子とは直接関係のないチームメンバー自身の話もあり、各メンバーの新たな一面がまた知れたのもよかった。我が推し:ハリーは紳士的で仲間想いだ。
    今回は新九郎の恋の行方と尾形の家族についてがメインだったのだが、この2人については次巻に続くこと確実なのでそこも気になる。

    一回脱走した房子だけれど、警察が同じミス繰り返すわけないからもう大丈夫だよね?でも房子がこのまま大人しく取り調べに応じるとは思えないのだが…。
    6作目を読む前に房子についての番外編があるみたいなので、それを読む予定。
    続きを読む

    投稿日:2022.10.14

  • ゆうへい

    ゆうへい

    このレビューはネタバレを含みます

    とりあえず一旦完結って感じかな。近藤房子をめちゃくちゃ引っ張ったけど面白かった。これからも続きが気になる。まだ近藤房子も終わらないのかな。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.10.04

  • ひゃっほう

    ひゃっほう

    ハマってるわけではないのですが読み始めてしまったので最後まで読まないと…

    これまで同様、できばえは微妙です。

    何故そこを警戒しないのか?
    何故そんな簡単に分かるのか?
    などなど、思うことばかり。

    すらすら読めますが、やはり満足度は低いです。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.30

  • puttyhama

    puttyhama

    最近ハマりまくってしまった小説シリーズ

    警視庁広域捜査専任特別調査室、通称SRO
    FBIのように地域や管轄を越えて調査できる特殊な捜査室

    キラークイーンこと連続殺人犯の近藤房子が始動!
    近藤房子確保のためにSROが計画したのは…
    なんと芝原麗子を囮とした作戦だった。
    そして近藤房子が隠し通していた場所=ファームの存在が明らかに…。

    うわ~もうおもしろすぎて一気読みしてしまった。
    近藤房子が凶悪すぎ!拷問が怖すぎ!

    そしてなんと、あの女ガンマンこと坊屋久美子がSROに!?
    近藤房子との対峙シーンがかっこよすぎる~
    ハリーと尾形もいい味出してて好き~

    って、思ってたら…
    ぎゃ~!うそでしょ~尾形~!!

    6巻早く読みたい!
    続きを読む

    投稿日:2021.08.06

  • goya626

    goya626

    潜伏していたシリアルキラーの近藤房子が再び動き出す。SROのメンバーも捕獲のために動き出す。両者の攻防が激しく始まる。メンバーの芝原麗子は房子に痛めつけられた精神的ショックが尾を引いているし、尾形洋輔は家庭に問題を抱えている。房子を撃つのをためらたがゆえに相棒を殺され捜査1課で干されていた坊屋久美子がSROに移ってくるなど脇のエピソードには事欠かない。上司に強要され、芝原麗子を囮にして房子をおびき出そうとするが、そこは房子のこと、最後まで予想外の展開でぐいぐい読ませる。こういうシリアルキラーは本当にいるのだろうか。いたら恐ろしい。続きを読む

    投稿日:2021.01.26

  • まちか

    まちか

    はーーー怖かった。
    ほんと房子怖すぎる。
    マジでSROシリーズ面白いよー!!!
    怖いもの見たさ中毒って感じ。
    まだドキドキがおさまらない。
    それにいろいろなことが気になってモヤモヤするのですぐにVIを読もう。
    この終わり方はズルいよね。笑
    いやでも次は順番的にepisode0の房子を読むべきか?!
    続きを読む

    投稿日:2020.08.08

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。