【感想】姿勢のふしぎ しなやかな体と心が健康をつくる

成瀬悟策 / ブルーバックス
(12件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • itsuji

    itsuji

    脳性まひのリハビリの内容で、タイトルから期待した内容ではなかった。
    同じことを繰り返し述べているだけで、中身としても浅い。
    自分の行っているリハビリ団体の宣伝という位置づけの本なのかな、と思ってしまった。
    そして、古い。
    1998年の本だからだろうか、著者が年配の方だからだろうか、今やそんなことわかってるよ、ということがほとんどだったように思う。
    当時、リハビリという概念が薄かった時代に、この方法を開拓した、ということに意義があるのだろう。

    ひとつ、参考になったのは、P100 の、筋の弛緩を、あんまや指圧などの物理的・薬物的・外科的手術に依存すると、その場限りの筋弛緩には役立つが、刺激がなくなれば元に戻る、かえって刺激に対する体の体制も高まってしまう。
    だから、自分で弛める自己弛緩が大切だ、というところ。
    これは、脳性まひの人に限ったことではないかもしれない、と思った。

    【memo】
    脳性まひの人の体は、訓練によって動くようになってゆく。
    動かさないと、どんどん動かなくなる。
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    投稿日:2020.07.21

  • otsu

    otsu

    心身一如という教えを理解したいと
    いろいろと検索しているうちにこの本を見つける

    動作とは心理現象である
    主体的に動こうという心理活動から始まり
    からだの生理過程を活動させ
    結果としてはじめて身体運動という現象が起こる

    脳性まひの子供が自由に体を動かせないのは
    からだを動かす心理現象がうまくいっていないため

    脳性まひで動かないはずの腕が睡眠中に自由に動いていることに着目して
    成瀬先生は動作法という分野を開拓する

    研究過程を読んでいるだけでも面白い
    まったく理系の頭脳をもたない私でも理解できるよう
    書かれている

    この研究が脳性まひの子供たちだけでなく
    五十肩 腰痛 肩こりなどに悩まされている現代人にも効果があることが実証される

    自分のからだを思いどおりに動かせていると思い込んでいるが
    実はそうではないことを思い知らされる

    そしてそれを阻む不当な緊張を自らといていく方法も解説されている

    実践編の「リラクセーション」も読んでみよう
    続きを読む

    投稿日:2019.11.11

  • めぐ

    めぐ

    姿勢をばかにしていたが、姿勢を正すことによってこそ、内面も正される。
    昔から、自分の手を伸ばした先に物がなく僅かにずれていることがあった。自分がおかしいのかとずっと悩んでいた。どうやら姿勢が悪いことが原因らしい。本書を読んでようやく気付くことができた。
    病院に通おうと思う。
    続きを読む

    投稿日:2017.11.16

  • yutanga

    yutanga

    脳性マヒのひとの身体を動かしていくことを中心にかかれてあった。でも健常者にとっての身体の使い方のヒントにもなる。伸ばしていく感じ、力の感じなど自分の身体への働きかけにより身体で実感できる。最後の方に腰痛治しや四十肩五十肩治しなどの簡単な動作法が示されており家族に試してみたいかも。続きを読む

    投稿日:2016.04.16

  • ghostrider

    ghostrider

    動作と心の関係。体・動き・心(精神)の連動。
    動物としての野性に生きる力あり。
    動作は学習。誤った学習を消去し,適切な学習を行う際の援助方法としての動作法か?一人では難しいからこそトレイナーへの信頼・受容が肝要。
    多くの人は正しい姿勢を知らない?
    続きを読む

    投稿日:2016.02.03

  • rolferryo

    rolferryo

    脳性麻痺の子どもたちとの関わりから、身体について書いた本。
    動作法という。

    メディカルや、ボディワーク関係の専門的な知識を持った人ではない視点ってのが、不思議な感じ。

    投稿日:2014.01.30

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