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宮本輝 / 文春文庫 (14件のレビュー)
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taka00812
上の続き‥ 母親と父親の過去には色んなことがあり 息子の順哉。母親に会いたい気持ちと 知りたい気持ち‥母親は息子だと一目見て 分かった。やっぱり離れてても 分かるのだなぁと思った。蓮と睡蓮の違い‥
投稿日:2023.08.02
moondrop421
私は宮本輝が凄く好きだったんだけど、あぁもぅ物語の背景が共有出来ない時代になってしまったな…と。この作家は戦中戦後に苦労した親を持って、高度経済成長時代に生きているって背景に物語を紡ぐのが本当に秀逸で…。沢山の物語をそこへ投下してるんだけど。もちろんその背景が変わっても普遍的に味わえるモノもあるんだけど、宮本輝はそうじゃない。その時代感というか、生活様式、ジェンダーバイアスとかが、もう「今」に適応しなくて、あぁもう賞味期限切れたんだなって思ってしまった。続きを読む
投稿日:2022.12.28
yhyby940
2000年作品。上巻の感想でも触れましたが、著者の作品は、よく読んでいます。芥川書作家、芥川賞審査委員という経歴とは想像できないウィットに富んだ会話や優しい関西弁に親しみを感じております。著者の作品に…は、いつも「宿命」と言うものが扱われます。その宿命に抗い生きる主人公たちの姿に私はいつも共感します。そして人間が「魔が刺す」という事。この作品も、この2点が出てきます。上巻を読んで、少しサスペンス仕立てのところに珍しいなあと感じたのですが、なるほどなあと唸りました。それから、やっぱり文章が綺麗ですねえ。また、読み返す時があるかもしれません。わたしにとって、著者の作品にはハズレはないです。蛇足ですが、最近の作品には少々説教じみたところが感じられるような気がします、私的な感じですが。続きを読む
投稿日:2021.09.24
touxia
久しぶりに読む。宮本輝。 構成の仕方が、宮本輝らしいが、 読みやすいだけで、 何かオカルト的な作品になっている。 蓮と睡蓮 世羅順哉。庄平。 「因果倶時」・・ 原因のないところに決して結果もない…。 「私が闘おうと決めたからよ。 だから宿命は私はねじ伏せにかかったのね。 宿命ってのは、それぞれの人間の中で 生きている生き物なのよ。 飼い主は他ならぬその人自身。」 森末美雪続きを読む
投稿日:2013.01.29
Kyokodidi
「秘密の部屋」「ナイフ」の意味が下巻ではクリアになるのかなあと思って読んでいたが、最後まで分からずじまいだった。文字通り、生物学的な母親に育てられなかった人間の性的倒錯を示してるだけ?うーん、さっぱり…分からない・・・続きを読む
投稿日:2012.09.30
takeno0717
ストーリー展開が多様性もあっていろんな場所にも訪れるから、旅先で読んでてなんか合ってるなと。ただ、ふわぁっとした後半の展開に、主題である宿命だとか、生まれ持ったものについて、ぼんやりとした感想しか持て…なかったなぁ。全体的には小難しい思想が読みやすくまとまってて良かったかなと。続きを読む
投稿日:2012.07.04
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