【感想】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2

大森藤ノ, ヤスダスズヒト / GA文庫
(33件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
7
14
10
1
0
  • サポーターっていう発想がいい

    話の流れとしてはオーソドックスな人情ものですが、本巻のヒロイン「リリ」の職業が面白いです。

    冒険者を戦闘に集中させるための「サポーター」。荷物を持ったり、戦闘後のお宝拾いをしたり換金したりするのです。現実世界に冒険者なんて職業があったら確かにこういう職業は必要でしょうね。芸能人のマネージャーみたいな存在でしょうか。あるいは、執事とか。

    そういう設定と、リリの生い立ちの設定、彼女の属するファミリアの謎など、いろいろな要素が絡み合って楽しかったです。ストーリーがシンプルで登場人物が絞ってあるから複雑なディテールが楽しめるのかもしれません

    人気もうなずける出来だと思いました
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    投稿日:2015.04.15

  • キーワード:仲間・信頼・裏切り・組織内抗争

    1巻を読んで、ふざけたタイトル以外ファンになりました。
    中の物語も、しっかりとしており、初めて出来る仲間とのやり取りがメインになります。

    ラブコメ要素も少なからずあり、ラノベだなぁとは思いますが、
    一気に読んでしまう魅力にあふれています。続きを読む

    投稿日:2013.09.24

  • サポーターとファミリア

    ゲームで所持品欄をみて、よくこんな荷物を持って戦えるなあ・・と違和感とまではいかないものの、システムとして仕方ないんだろうなと納得させられていた、その溝をサポーターという職業の登場で補完していて、とても新鮮に感じました。

    そこに、数多くのファミリアにも様々な形態があるということを、物語に絡ませて世界を広げていくところが実にうまい。ただの説明になっておらず、サポーターの位置付けと絡めて深刻さを伴う迫力がありました。

    最後のシーンでベルの優しさがふわりと香るところが実に爽やかです。アリさんもドン引きのシーンの生臭さが見事に打ち消されていると思います(笑)。

    この爽やかさが、シリーズを応援したくなる元になっているのかもしれませんね!
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    投稿日:2016.04.02

  • 内容はよくある感じだが、面白い!

    ベル君がついにサポーターを雇い、冒険に行く話です。
    大まかな内容については読みながらだいたい予想できるようなありがちな話でした。
    しかし、この巻を通し、それぞれのヒロインに対し、1巻よりもさらに掘り下げられている感じで好感が持て、良かったです。特にアイズに関しては1巻ではただ強く、礼儀正しいやつというイメージでしたが、この巻ではより人間らしさを感じられ、良かったです。ロキがアイズたん、萌えという気持ちもわかる気がしました。
    他にも新しく仲間になったサポーターの考え方や気持ちなどがすごく伝わってくる感じが良く、よくある感じの話でも楽しめたのが良かったです。
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    投稿日:2016.12.23

  • 初めての仲間と≪サポーター≫(落ちこぼれ)

    ・オンラインRPGのような世界観における、少年の成長を描いた王道ファンタジー。ファンタジーではあるが、実際にこのような世界があったら、出てきそうな役回りとしてサポーター(荷物持ち)が現れる。裏のありそうな、初めての仲間とどのように関係が進展していくのか、という話。しかし、一方で、1巻に比べて、主人公を取り巻く、主人公を助けてくれる周りの人物の視点や心情も描かれており、より人間関係がはっきりされるように感じる。1巻同様、主人公は純真であり、その純真さが王道ながら感動できる。

    ・じっくり読んで、2時間~3時間くらいの読書時間でした。

    ・ファンタジーの世界で、ストレートで実直な感動を味わいたい人にとっては、作品名で避けてしまうのはもったいない作品です。ただし、周りで助けてくれる人々含めてほとんどが女性(雌?)であり、ラブコメ要素も強いのでそういったあざとさが嫌いな人には受け付けにくいかもしれません。
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    投稿日:2014.06.25

  • ハリーポッターを読んだときを思い出しました。とても読みやすいという意味で。

    まずは主人公がハーレム状態。マニアックなタイトルとは裏腹にとても惹き付けるストーリーで寝不足になりました。私は読むのが遅いですが「本を読んでみよう」と軽い気持ちで手に取るには最適と感じます。

    ストーリーもダンジョン(トルネコみたいなイメージ)が舞台で主人公を取り巻く個性的なキャラクターがコミカルに動くイメージが想像力を湧かせます。私には温かい気持ちにもさせる内容でした。 続きを読む

    投稿日:2015.04.27

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ブクログレビュー

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  • らいら

    らいら

    リリ登場。リリに振り回されるが、なんやかんやで人が良いベルくんの素晴らしさに当てられる。自頭は良さそうなキャラの加入で今後どのようになるか。

    投稿日:2023.03.06

  • ゆうだい

    ゆうだい

    思いの外色々あって読書時間が取れない2月でしたが、本著は仕事上がりでも読める気軽さがあって、良い癒しになりました。
    ファンタジー世界で駆け出し冒険者のベル君が成長していく話の第2巻。単身でダンジョンに挑むベル君に、サポーターを名乗る(ちょっと怪しい?)少女が近づいてきて…という出会いを描いています。

    最近の「なろう系」ラノベは、とにかくチート的に主人公が強い訳ですが、本著はその時代のちょっと前(というか、先駆けなんでしょうね)。
    そんな中で、やたら都合良く主人公が成長する「理由付け(言い訳とも言う?)」ともなっているのが、本著の主人公、ベル君の人柄の良さなんだと思います。
    神が生身でいる世界で、神よりも神レベルに純真な性格で、前向きで、覚悟を持ち合わせているこの主人公。たとえ騙されようとも、それでもその相手を救いに行く姿。読者としても、幸せに、強くなってほしいとつい思わされてしまう。
    まぁだからといってチートが許されるかと言うと、そこまでは飛躍している感があるのですが、それでも、この理由付けも背景もへったくれもないチートばかりが世に溢れる時代で、ちょっと前はもう少し丁寧にコトが行われていたんだなぁと思うと、少し面白いなとも感じます。

    気持ちの良い展開(ラノベ的な見せ場含め)、主人公を見守る温かいキャラたち。「萌え」要素よりは「燃え」要素の方が多いのかなと思いつつ、楽しんで読めました。続巻も楽しみです。
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    投稿日:2021.02.25

  • まろんぱぱ

    まろんぱぱ

    英雄譚第2章、比較的胸くそ悪い話なリリ回(笑)

    裏切りと強奪にまみれた歪んだファミリアのソーマ、そこにあってリリは、誰も頼れない、必要とされていない、寂しさに慣れてしまった。
    そんな生き方のリリ、ベルという希望に出会う。

    ヘスティアは言います「自分が受け取った優しさを誰かに返してあげられる子だ」と。
    美の神フレイアに魅いられるベル。
    アイズは彼の何に魅いられたのか、まだ気付かない。

    ヒロインが揃い始め、その運命に翻弄されながらも成長するベルの英雄譚。意外に熱量をもったストーリー。

    #ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
    #ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2
    #ラノベ
    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書記録
    #読書好き
    #読書倶楽部
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    投稿日:2020.03.09

  • まさし

    まさし

    このレビューはネタバレを含みます

    ソロでダンジョンに挑んでいたベルくんが荷物持ちのサポーター、リリと出会いパーティを組んでダンジョンに挑むこととなる第二巻。
    異なるファミリアに所属する人物からのアプローチなんて怪しい臭いがプンプンなんですが、お人好しのベルくんは、ヘファイストス謹製の逸品を奪われても、落としのを拾ってくれたと疑いません。
    でも、その人の好さに惹かれて力になってあげたいと思わせてしまうのもベルくんの魅力でります。
    一度はその魅力のお陰で事なきを得ましたが、ナイフを奪われてしまうのは時間の問題でしょう。と思ったら、案の定でした。
    でも、「女の子だから」という理由で、すべてを許し、すべてを受け入れるなんて、ベルくん、弱いけど器がでかい。この器の大きさ、モテるのも頷けます。
    それにして、豊穣の女主人の面々はかなりの強者揃いようですが、どんな過去を持つ人たちなんだろう。気になりますね。

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    投稿日:2019.06.24

  • vellstar

    vellstar

    このレビューはネタバレを含みます

    第2刊もアニメとほぼ同内容。
    当然ですがリリにまつわる背景や心情など丁寧に描かれています。
    ラストでベルが駆けつけるシーンは、展開知ってるのに嬉しくなってしまいました。やはりヒーローものはこうでないと!

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    投稿日:2017.06.25

  • 七祈

    七祈

    新しい巻には新しい女の子キャラが登場するのは、もはやラノベの必然とも言えますか。

    その新キャラであるリリは、「サポーター」という荷物持ち専用の職業なのですが。
    そういや「かさばる荷物をどう扱うか」って、ダンジョンに潜る冒険者には必ずついてまわる問題ですよね。サポーターの存在は、TVゲームや他のラノベでは省略されがちなこの問題に対する一つの答えだと思います。

    物語中盤までのリリの評価は私の中では最悪で、クライマックスを迎えても完全に許し切ることはできなかったですね。それだけ彼女の罪は重く感じられたということで。
    この後に続く物語はリリの贖罪の物語でもあるのだなと、10巻を読みつつ思い返しました。
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    投稿日:2016.07.19

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