犬はどこだ

米澤穂信 / 創元推理文庫
(261件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
46
113
69
2
0
  • ボソッとつぶやく『役不足』『靴屋の小人』ツボにはまりました。

    パリティチェック論、「埋伏の毒」、SOHO、など。
    それ以前の問題から入ることになり、なかなか前へ進めず、それでもなんとか追いつく?と、
    今度は雲行きが怪しくなってきて、ありゃりゃなんてこと・・・!
    2人の探偵さんの人物像、人となりの描きかたが、読み進める程にますますと新鮮さ?を帯びてきて
    印象を覆されてしまう、そんな面白さも。
    誰もが知っているあの立派なお城ではない、山の中の「城」の存在意義とは?
    そして、それを知ることが・・・。
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    投稿日:2017.02.07

  • 犬を探して…

    正直タイトルを見たときはほのぼの系かと思っていたらとんでもなかった。
    硬派な探偵もの・・・っぽいがハードボイルドではなくそこは作者独特のテンポで読みやすくストーリーは進行
    後半になるとなかなかな展開でラストは静かにしびれました。
    一本調子な感じもしましたが二人の視点でどんどん進んでいくので絡み合ってきたり伏線が張ってあったりとミステリーな感じは万全です。
    結構好きなオチでした。
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    投稿日:2013.10.21

  • 耳の奥、引き金を引く音を聞いた。

    ハードボイルド犬探し専門(希望)私立探偵に舞い込んで来たのは、失踪人探しと古文書解読の依頼。

    ある程度事件の目星がついた、ところからの急転直下が好き。ラストに潜んだトリガーポイント。耳の奥、引き金を引く音を聞いた気がして、なぜか背筋が凍った。
    前半ぱら見して読むのあきらめた方ー!奇をてらわないゆったりスタート、それすらも伏線かもですよ?ミステリーっていいなぁ。
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    投稿日:2014.06.28

  • 目指せハードボイルド

    本書の物語は2人の語り手が交互に入れ替わりながら進んでいきます。
    主人公の紺屋はハードボイルドに出てくる探偵風の口調ですが、彼自身はハードボイルドな人間とはいえません。もう1人の語り手であるハンペー(紺屋の後輩)は、口調もフットワークも軽く、紺屋とは対照的です。
    正直、序盤は単調にも思えたのですが、2つの事件がクロスし始めてからは一気に引き込まれました。ネタバレ防止のため詳しいストーリーに触れることは避けますが、あらすじからは予想できないほどスリルあるミステリです。ヘタレ探偵コンビも憎めなくて好感が持てました。
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    投稿日:2014.01.16

  • 安心と充実のの米澤ブランド

    ちょっとタイトル(笑)
    それはともかく今回は氏の作品ではちと記憶にない探偵もの(?)でした。
    それでも何でもない立ち上がりからやがて真相の深みに嵌っていく様は相変わらずで、氏の作品の真骨頂と言うべきか
    堪能させいていただきました。
    また流石に古典ミステリを敬愛する氏の作品のこと、本作も読中に「これは不自然だなぁ」と感じた部分には必ず理由があり、最後までにきちんと回収してくれる辺りも相変わらず。ロジカルで本当に安心して読めました。
    ただしモヤっとした読了感も更に相変わらず。
    良くも悪くも米澤ブランド。楽しみました。
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    投稿日:2014.03.21

  • 落とし方が米澤節

    犬探し専門調査事務所を開業したはずだったのに、なぜか舞い込んだ依頼は古文書解読と失踪人探し。
    高校時代の先輩後輩の男二人組が手分けして調査にあたるわけですが、無関係と思われた地味な依頼がリンクし、やがてのっぴきならない状態へもつれ込むあたりは、安定のストーリーテリングです。
    途中で「オチが見えたかな~これ」と思ったら、最後の一撃にやられました。
    あれで一気に後味が悪くなって(褒め言葉です)、物語が引き締まりました。
    途中から物語も一気に加速しますし、米澤作品を初めて読む方でも入りやすい一冊かと思います。
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    投稿日:2014.04.05

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ブクログレビュー

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  • honeycomb

    honeycomb

    紺谷長一郎は東京での銀行員生活をリタイヤし、地元で調査会社を始める。犬探しを専門とするはずが、開業早々立て続けに舞い込んだ依頼は「人探し」と「古文書解読」。突然転がり込んできた、高校の後輩であるハンペーを助手に据え、二つの事件の解決する内に、思いもよらぬ真相が明らかになる。

    紺谷とハンペーの二人の語り口から物語は進み、読みやすい。真相も非常に明快であり、ミステリーとしても小説としてもとっても面白い。一見すると見落としがちな伏線の回収は、本当にお見事。しかしながら、やっぱり米澤穂信さん、後味が悪いですね。
    続きを読む

    投稿日:2019.11.27

  • 怪人n面相

    怪人n面相

    このレビューはネタバレを含みます

    読み終わり、思わずタイトルを見てニヤリとしてしまう本。タイトルに釣られて読み始め、作中で犬があまり出てこないことに意気消沈しながら読み進めていたら、最後の一文でああ~!となった。犬を愛している人には少し勧めにくいけど、ヤバくて強めの女が好きな人には胸を張っておすすめできる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.09.06

  • ichico-15

    ichico-15

    久々の米澤作品。犬さがしをしたいのに、思わぬ事件に巻き込まれた探偵の話で、コメディ…かと思いきや、なかなか恐ろしい方向に転がっていくストーリーと、繋がっていくエピソードが面白くぐいぐい読めた。主人公の紺屋やハンペー、妹やその旦那のキャラも良かったけど、探されていた桐子、こういう女性がとても好き。続きを読む

    投稿日:2019.08.31

  • goya626

    goya626

    今時、探偵事務所もの?うーん、こりゃつまらんかもと思ったが、古文書の解読という紹介文の言葉につい惹かれて、図書館で借りてみた。この作者の「折れた竜骨」はとてもよかったが、「満願」にはいまいち感があった。さてこれは?面白かった、ぐいぐい惹かれて読んでしまった。失踪者に一体どんな謎があるのかと探っていく過程がよかった。古文書の存在と失踪者の結びつきは、ちょっとわざらしさがあるかなと思ったが、なるほど最後のどんでん返しにこうつながるわけねと納得した。続きを読む

    投稿日:2019.08.14

  • 読書くん

    読書くん

    米澤穂信は決して期待を裏切らない。うん、この作品もおもしろかった!内容は、ハードボイルドでない探偵を巡るお話。GENのような得体の知れない味方、梓ちゃんのような聡明で優秀な妹。登場人物も魅力的!ハンペーは、、、あんまり好きにはなれかったけど、笑。結末も御都合主義ではない結末で、ある意味期待を裏切られたね。日本語も綺麗で読みやすいし、必読の一冊やね^ ^続きを読む

    投稿日:2019.07.11

  • いくほ

    いくほ

    話し言葉や登場人物のキャラ、展開等々、漫画的だなあと思いながら読了し、解説を読んで納得。
    ライトノベルの作家さんだったんですね。
    最後まで読みやすかったです。
    主人公が、若干25歳にして一人称が『私』
    低燃費な所謂『ヤレヤレ系』。
    年齢設定は全体的に10歳上乗せさせても良かったのでは、とは思います(笑)

    個人的には好きなラストでした。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.11

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