【感想】天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

小川一水 / ハヤカワ文庫JA
(78件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
32
26
8
2
0
  • 小川一水が満を持して放つ全10巻の新シリーズ開幕篇

    これでもかというぐらいの設定が詰まった作品。物語の展開は速いが、設定が詰まっているのでこの巻では明らかにならない謎がてんこ盛り。登場人物もどんどん増えていくのであるが、どんどん死んでいくので感情移入の暇がなく、主な登場人物のみに絞って読んでいたが、最後は、ほとんど誰もいなくなるという状況。またどんでん返しが1つ用意されているので、読者は「え!」という驚いた状態で次巻を待つ羽目に。。。ほんと久しぶりに期待できる大河SFシリーズに出会った予感。期待を裏切らないでね。続きを読む

    投稿日:2013.09.24

  • 続きが楽しみ

    あらすじで面白そうと思って、読み始めたら上下巻一気読みでした。
    いろんな謎が満載で、住人の一人として、いっしょに解明していく様な感じがいいですね。
    ほんと、続きが気になる!
    このシリーズ終わってないみたいだし、長いなと思ったんですが、逆にたっぷり楽しめそうですね。続きを読む

    投稿日:2014.03.08

  • 序章

    小川氏の著作は「コロロギ岳……」一冊しか読んでなく、ただ長い本が好きで試しに良く知らないまま購入。
    世界観や人物の取り巻く状況を丁寧に描写していく「嵐の前の静けさ」の様な展開に、正直読み進めるのに時間を要しましたけど。しかし読み終える頃には、ただただ驚き、物語の奥行に興奮しました。
    著者に対して固定観念があったのかもしれません。良い意味で裏切られ、当たりです。
    もう次を読んでますが、かなり楽しませてもらえそうです。
    続きを読む

    投稿日:2015.09.23

  • 続きを読まずにはいられない

    ちょっと予想外の進展。とにかく話を広げまくって,序章が終わったのか?これからどうなる?
    とにかく,続きを読まずにはいられなくなります。

    投稿日:2016.01.30

  • 期待を込めて星5つ

    何となく読み始めて一気に読了。
    続きが気になる。

    投稿日:2013.09.24

  • 全10巻予定の期待のSFシリーズ

    全10巻予定のSFシリーズの初巻です。この1巻はこれからどうなる?と言うところで終わり、次巻以降は、時間を遡り、1巻の状況に至るまでが語られます。

    投稿日:2013.10.22

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ブクログレビュー

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  • 橘

    このレビューはネタバレを含みます

    こんな終わり方ある!?これは序章に過ぎないんだろうけど、という1巻でした。
    愛着覚えたキャラほとんど退場してしまい、これからどうなるのか…寧ろメニー・メニー・シープ、存続できるのか。
    イサリと、クレヴ改めリリーがキーパーソンかなぁ。
    地球からやってきてたふたりも気になります。あんなに簡単そうにハーブCまでこれるの?
    2巻は1巻よりかなり前の地球から始まるそうで、この星とはしばしお別れですが、続きも楽しみです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.09.13

  • shiitake61

    shiitake61

    このレビューはネタバレを含みます

    ひたすらしんどい。ジョジョ2部でサンタナを倒した後に柱の男はあと3体いた!みたいな盛り上がりはない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.09.02

  • あしげ

    あしげ

    壮大な物語の始まり。下巻
    ここはどこなのか、イサリは人間?、また"海の一統"の設定がいい。
    人間、改造人間、アンドロイド、異星人等、登場人物のキャラがいい。謎が大きく、でも話しは庶民中心に、いづれ国、星、宇宙、時間軸まで超越して進む、読書好きなら読むべき小説だと思う。SF好きなら迷わず読むべし。続きを読む

    投稿日:2023.05.10

  • みさき

    みさき

    政争系の話は読めない本は本当に読めないが、これはそれ以外の要素が多分に加えられていて読み易い。そして読み進めるうちに世界が掴めてきて、最後の展開に続きを考えさせられる。流される読書。

    投稿日:2022.07.16

  • がと

    がと

    29世紀。地球人の植民星メニー・メニー・シープの港町セナーセーの医師カドムは、親友アクリラの依頼で急速に町に広がる疫病を調査することに。その結果、感染源は甲皮に覆われた謎の生物イサリであると判明する。カドムは凶暴なイサリとなんとか意思疎通できるようになるが、星の支配者である領主ユレインからイサリを引き渡すよう命じられてしまう。メニー・メニー・シープの民たちは現領主による厳しすぎる配電制限で生活が立ち行かなくなりつつあり、各地で反乱の種が芽吹いていた。反骨精神旺盛な《海の一統》アウレーリア家の嫡男であるアクリラとイサリを失ったカドムも、電力を独占しようとする領主の陰謀を阻止するために動き始める。〈天冥の標〉シリーズ第1作。


    上下巻一気読み!面白かった〜。設定も登場人物もてんこ盛りのSF小説だけど、サービス精神にあふれていながら無駄を削ぎ落としたエンタメ特化の文体でリーダビリティが高い。「雄閣」と「雌宮」など、特殊用語のネーミングセンスも好き。
    惑星規模のパンデミックを予見した作品としてコロナ禍中に話題となったのがきっかけで手に取ったシリーズだが、このI巻時点では疫病はイサリという謎の生物が登場するためのフックにとどまっている。メニー・メニー・シープはかつての入植船シェパード号に備わる発電炉のみに電力供給を頼っており、その全権を握る領主への反乱が物語の主軸だ。
    それと同時に、メニー・メニー・シープという星自体に隠された巨大な秘密があるとちょくちょく示唆される。シリーズものなので解き明かされない謎も多いが、この巻でのクライマックスは「ユレインの目的は本当にシェパード号でこの星から逃げることなのか」という謎の真相。それが明かされたあとは突然ガラッと小説のジャンルが変わってしまうのが最高に楽しかった。『鉄血のオルフェンズ』みたいな絵面を思い浮かべながら読んでいたのに、いきなりギュスターヴ・ドレが描いた地獄絵図になる感じ。
    キャラクターでは石工のリリーが好き。クレヴという名を棄て、リリーと名付けられ直して「怒りたい」という自分の気持ちに向き合う彼女には共感せずにいられない。遠い未来の遠い星の話だけど、民の描き方、社会のあり方などに「日本人が書いた小説」だということをビシバシ感じる物語だった。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.04

  • 杏

    上下巻読了。難解そうなイメージがあって敬遠してたけど、Amazonのサンプルを読んでみたら意外にラノベっぽい文章とキャラだったので、(それはそれで一抹の不安を覚えつつ)手を出してみた。

    アニメの文字起こしみたいな軽い文体と、年代記のような固く淡々とした文体の絶妙なバランス、宇宙船・古代文明・謎の疫病・アンドロイド・改造人間・異星人etc...とてんこ盛りなSF要素、二転三転するストーリーのおかげで飽きずにグイグイ読めました。

    結末は釈然としなかったけど、シリーズ全部読み切ればきっと感想も変わってくるのかな。
    これが序章にすぎないなんて、あと15冊もあるなんて、贅沢すぎる。大事に読んでいこうと思う。
    続きを読む

    投稿日:2021.10.11

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