【感想】宇宙軍士官学校―前哨―1

鷹見一幸 / ハヤカワ文庫JA
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
6
4
8
1
0
  • 地味です。だがそれがいい。

    舞台は宇宙。宇宙軍士官学校の生徒として過酷な訓練に明け暮れる主人公達。
    といった感じですが、内容としては頭脳派青年がひたすら頭をひねりつつ、どうしようもない状況を少しでもひっくり返すべく抗うお話。
    川の作品としては、ライトノベル的要素が強いので読みやすくもあります。続きを読む

    投稿日:2013.09.26

  • 人類は畑の大根である。できが悪ければ捨てられる。

    こういうシチュエーションは大好きです。また、ハードなSFと違い、とても読みやすい構成です。作者が、一人一人の登場人物の思いをきちんと描いてくれますので、後で、エーそれはないでしょうということもありません。ただし、内容は決して柔な話ではありません。究極の選択を迫られた、というより選ばなければ生きられないという状況の中で、いかに考え行動するか。既刊7巻面白く読ませてもらいました。続きを読む

    投稿日:2015.06.20

  • 宇宙のバトルが好きな人におすすめ

    この本は分類上SF・ファンタジーになっていますが、中身はほとんどライトノベルです。したがって、わかりやすく読みやすいです。
    主人公は些細なことを考えるタイプの人で、その癖?のおかげで活躍します。
    続きが気になる1巻です。
    この著者は安定して面白いので、この著者の他作品が好きなら読む価値はあります。
    続きを読む

    投稿日:2013.09.24

  • 一味違うミリタリーSF

    世界観やキャラ設定は今まであったSFと同じなので頭になじみやすい。本作の面白さは、オーバーテクノロジーの対価として売るものがないなら、人を出せという現実的な設定についてである。しかも頭が固い大人よりも柔軟な若い人をというあたり、研修するなら染まっていない人間の方が良いという組織論とも被り、昨今の欧米ミリタリーSFとは一味違う味を出している。さらに若い部下が入ってからの展開が楽しみ。 続きを読む

    投稿日:2013.09.29

  • 作者の年齢設定のミスの感が否めない

    22歳にしては子供っぽさが目立つ言動が見られた。軍隊出身者なら年齢より大人びていると思うんだがこれじゃ入りたての大学生ってところだろう。
    陸上自衛隊の本を読んだりして22歳の軍人がどういう言動をやるのかということを理解して書いたのか疑問が残る。続きを読む

    投稿日:2013.10.04

ブクログレビュー

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  • kpumlib

    kpumlib

    地球人が受けてきた恩恵の代償を払うために、銀河文明評議会の兵隊として粛清者との戦いに赴くこととなった若者と子供たちの物語。

     異星人の来訪により、マインドリセットを受けた人類は地球がひとつの種であることを自覚し、地球統一の道を歩み始めた。
     異星人は銀河文明評議会の一員で、粛清者の攻撃に対抗するために地球人を教育し、戦いに出すことを目論んでいた。ほどなく子供達を育成する宇宙軍士官学校が作られた。教官、有坂の活躍で、地球は銀河文明評議会に認められ、貢献と共に階級を上げていく。
     アバター、ロストゲイアー(難民種族)、ゲート、独立艦隊等、SF特有の世界展開で、非常に魅力的なストーリーです。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.30

  • yaokuma

    yaokuma

    面白い。知略で切り抜ける主人公に好感が持てることもさることながら、SFでも身体感覚をセンサーに置き換える描写など、想像をめぐらせるシーンが多いところがよかった。
    全12巻は多いと思っていたが、意外とすぐに読めるかも。続きを読む

    投稿日:2017.10.13

  • mojae

    mojae

    先を読んだりする
    他の人が見ている私かー
    しかし言わば洗脳だけど、嫌だと感じる間もないからうまくいっているのかな

    投稿日:2017.05.05

  • keixinhu

    keixinhu

    面白い。
    突然異星人がやってきて地球に様々なテクノロジーを提供してくれる。その変化の中で地球人は地球人である自覚を持ち統一されていく。異星人はインストラクターと呼ばれ文明を発展させる役割を担っていた。次に地球人を軍事的にも進化させるため、選抜者による軍事訓練が始まった。
    マッチョではなくハードボイルドでもない軽いテイストのSFだが、感覚の訓練など描写が面白く描かれていて読みやすい。シリーズ第1巻なので人物紹介や物語背景など説明が多いが、敵の正体などまだまだ謎が多く次を読みたくなる。
    続きを読む

    投稿日:2015.10.01

  • 柏葉

    柏葉

    読みやすく、分かりやすく、面白い。かなり気に入った。是非続きも読みたい。

    読みやすいとは文章のこと。ライトノベル作家だけあって、小難しくない。
    分かりやすいとは、登場人物の気持ちのこと。あとがきで筆者が言っている通り「文章の見通しが良い」。「そこで何が起きたのか」「どうなったのか」「キャラクターの本音はどう考えていたのか」ということが、読者に向けて包み隠さず書かれている。ただし情景描写は及第点。長さ高さや重さ大きさを単位を使わずに主人公の感覚で説明しており、施設についてもざっくりとしたイメージで書かれている。ミリ単位の細かい説明書きがない点はとっつきやすいという意味では良いが、頭に入りにくい。

    主人公の謙虚な姿勢も良い。エリートでなく、野心を燃やしているのでもなく、卑屈でもなく、あるがままで泰然としている。うん、ヤン・ウェンリーにタイプが似ているのかな。不安を口にしつつもできることはする、気張らないが手も抜かない。うんうん、いい仕事してるねw

    ライトノベルというには地を固めており、ミリタリーSFと呼ぶにはやや軽い。「オーバーロード」という単語から「幼年期の終り」を、年少の少年少女を集めて軍隊として寄宿舎生活を送らせるという点から「エンダーのゲーム」を思い出した。士官としての苦労なら「銀河の荒鷲シーフォート」かなw彼ほどの頑固さはないけどw

    ミリタリーSFなら一人はいる中国人が登場しないのがちょっと気になった。アニメネタが入るところは流石ライトノベル作家。ジャパンラブと言われて悪い気はしない。

    筆者の他の作品にも手をつける予定。SFは当たり外れが大きいけど、当たった時は大きいから嬉しい!
    続きを読む

    投稿日:2013.07.29

  • いなえしむろ

    いなえしむろ

    帰ってきたリコ

     ジュブナイルのようであり、スターシップツゥルーパーのようだ。思わず応援したくなる士官候補生を主人公にして、高度知性体の謎、オーバーロードの狙いを散りばめた長編小説がはじまった。

     帰りの電車内であとがきまで進んで驚いた。まさに、ジュブナイル、宇宙の戦士ってワードで語られている。あとはミリタリーSF とかライトノベルとか。要するにわかりやすい物語を目指したってわけ。確かにその狙いは大当たりかな。

     とても楽しみなシリーズになりそうな予感がある。どんどん読み進めることにしよう。
    続きを読む

    投稿日:2013.05.24

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