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蜂谷涼 / 文春文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
ゆきおんな
2
会津の誇りだけではいけないと思います。
大河ドラマを見てから読みました。 こちらの作品の方が、現実に近いのではないかと思いました。大河は少々きれいに作りすぎている感があったので、八重さんを桜に例えたドラマより橘にたとえたこの作品の方が、真実…味がありました。そのため、描写が少しエグイところもありますが、会津の怒りも強く感じられます。 女性としてという前に、人としてこうありたいと思う女性像でした。続きを読む
投稿日:2014.07.08
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hito-koto
会津の什の掟、卑怯な振る舞いはしない、弱い者をいじめない、・・・、ならぬことはならぬものです。徳川家にひたすら尽くしてきた会津に生まれた山本八重の生涯。落城、漂白を経て、新島襄との出会い。新しい時代…の生き方、新しい夫婦の在り方を築かれました。 蜂谷涼「月影の道」、小説・新島八重、2012.10発行。続きを読む
投稿日:2021.04.22
goahead-a-gogo
大河を見た人は違和感かも。 どーーー見ても八重さんは綾瀬はるかじゃないです。 その風貌に加えて男勝りの体格とパワー、闘う女の称号を欲しいままにする姿は、どちらかというと南海キャンディーズ・しずちゃん(…笑) むしろ最大のライバルであり盟友である竹子さん(細身の楚々とした色白美人)が綾瀬はるかなら納得いきますが。 でもしずちゃん大河主演はサプライズにも程があるだろうし、仕方ないのか。 本日(1/7)時点で大河は第1回の放送が終わったばかりですが、幼少期の八重さんの描き方も男勝りというキャラクターの根幹は共通するものの、細部は大河とかなり違っています。 小説ではいかなる人生の転機を迎えようと会津人としての誇りを失わず、それ故に晩年まで薩長への憎しみを持て余す苦悩が中心に描かれています。 重いけれども、戦争で肉親親族友人を失うとはそういうことなのだろうというリアリティを感じました。 さてはて、大河はそこをどのような描くのか。 他の小説も含めて比べてみたいですね。 終盤、思いがけず著者(と私)の故郷である北海道が出てきて嬉しかった。 他の作品も北海道が舞台のものが多く、地元愛の強い作家さんのようです。 で、正確には☆3つ半。続きを読む
投稿日:2013.01.07
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