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絲山秋子 / 新潮社 (35件のレビュー)
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黒猫
これもよかったな~。京都へ少しの間逃亡する、元・活動家の男の語り。どうしてこんなにどこの方言も自然なんだろう? 祈りの描写が良かった。手紙みたいな、もっと言えばメールみたいな。
投稿日:2023.08.26
MS(1763691)
なんかいいんだよな、絲山秋子。サクッと読める短くて軽快すぎる文章なのに、気づかないうちにえぐられている。
投稿日:2022.08.13
サマ
このレビューはネタバレを含みます
軽妙な文体で読みやすい。この世代の人はこういう時代を生きて、みたいな世代感が全然分からないためになんとなくぼんやりと霧の中を行くように読み進めていたんだけど、何にも信じられないから神様だけは信じられる、毎日謝ってるっていうバンジャマンの話はすごくわかるなあと思ってしまった。 江崎は大人は生でぬるついて気持ち悪いっていうけど、私は子供の方が生で怖い。神様は人の罪なんて聞かずに応援しろ、祈れって言うけど、ただ聞いてくれるのってむしろすごい応援だと思う。なんか根本が違うんだろうな。江崎はちゃんと人が好きな人というか、結局のところそうだからセクトみたいな活動だってできるんだろう。そう考えると「愛がない」バンジャマンとは正反対の人なんだろう。
投稿日:2021.02.12
本屋のおっさん
ふわふわと、テキトーに、ラクに、諦めながら、なんとなく浮き草みたいに生きてる。 それは、もう燃やし尽くしちゃったからなのか、もともと燃料が無いだけなのか…。 でも、どことなく、確実に寂しい。 捉えよう…もない寂しさに包まれた二篇。続きを読む
投稿日:2018.10.15
koryu14
霞がかったようにふわーっとした語り口。作者が考えていることじゃなくて、主人公の頭の中がそのまま記述されているような感じがする。
投稿日:2017.03.07
knkt09222
遅すぎた中年、福岡に向かい、ふと京都に降りる。 そこには現在を把握していない、双子がいたが、今はどうやら。 コスプレ神父バンジャマンと交流。 結局双子に会うことはなかったが、その不在こそが隠れた透明の背骨である。 それは作中に形を変えて言及される。 「不在は、美化される。キリストだってそうだ。」 キリストなんかより歌子婆さんみたいな人が今現在生きているってことを美化したいね、という独白や、 なんで大人ってドライでソリッドではなく、生、なんだろう、といった感覚やに、 大いに共感。ずっとそう思っていた。 ちなみに「アブセント」はその双子の片割れ。
投稿日:2016.10.05
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