【感想】「リーダーの条件」が変わった 「危機の時代」を乗り越える新しい統率力(小学館101新書)

大前研一 / 小学館101新書
(53件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
5
15
23
6
0
  • やっぱり説得力あります。

    書かれていることの出来事は新聞等で見ているのですが、
    いかに自分が論理性と、まっとうな情報力が薄いか実感できました(笑)。
    リーダーと程遠いところにいる私は、「物事の見方・考え方」の教科書として読みました。続きを読む

    投稿日:2013.09.26

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  • ヒボ

    ヒボ

    このレビューはネタバレを含みます

    約10年前、民主党政権時代に世に出た一冊ですが、何ら古さを感じることなく読み終えました。

    確かに時間は進み、世の中は変化しています。

    しかし、残念ながら10年前に著者が鳴らした警笛に対し、著者なりの解決策も提示されていたが、実態としては何ら変化を感じない。

    変わったとすれば10年間で国債の残高は増え、少子高齢化が一層進んだこと。

    国を代表するリーダー(首相)について書かれている内容がかなりの割合を占めますが、人口減少が続く中で必然的に内需は下がり、日本が豊かさを維持する為には必然的に一層のグローバル化を推し進めていくしかない。

    世界を相手にリーダーシップを発揮出来る人材の育成という避けては通れない課題。

    国の借金に原発問題等ゞ我々世代が真剣に議論する必要がある。

    会社組織も同じで、皆に嫌われようが正しい情報を開示し、まとめあげるのは大変なこと。

    しかし、「事勿れ主義」ではダメなんだと改めて気づくことが出来ました。

    説明
    内容紹介
    「リーダーの条件」が変わった

    大震災、原発事故、それに続く企業の業績悪化……日本が戦後初めて経験する国難の時代。これほどまでに、「リーダーの力」が問われている時はない。多くの国や企業のアドバイザーとして活躍してきた大前研一氏は、「震災後、リーダーに求められる資質は、大きく変わった」という。

    次のリーダーを目指す人にとってはもちろん、目の前の困難を乗り越え、新時代を切り拓こうとするすべての日本人に送る1冊。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    著者の大前研一氏は、米マッキンゼー本社ディレクターやアジア太平洋地区会長などを歴任したほか、マレーシアやシンガポール、台湾の国家アドバイザーを務めるなど、世界屈指の経営コンサルタントとして、これまで多数の一流企業や国家の危機を救ってきた。

    その大前氏は、企業や国家の指導者には「有事に強いリーダー」と「平時のリーダー」がいるという。

    本書では、「有事のリーダー」に求められる「条件と能力」の数々を挙げ、日本におけるリーダー教育の重要性を説く。

    日ごろから危機管理を念頭に置いているリーダーであれば、「ファインプレー」のような偶然はない。想定外の事態が起きても、「有事に強いリーダー」は1週間以内に必ずリカバリーする
    ための道筋を描く構想力を持っているという。

    大前研一の最新リーダーシップ論。
    著者からのコメント
    「リーダー不在」の危機をどう克服するか?

    ●震災復興
    ●電力インフラ
    ●食糧価格高騰
    ●水資源争奪戦
    ●エコカー開発競争
    ●財政危機

    「日本の抱えている問題はいずれも複雑で
    そう簡単に答えは見つからない、と思っている人が多いと思う(中略)日本は未曾有の難局に直面していると言われるが、
    それらを分解してみれば、いずれも解決可能なテーマで
    あることがわかる」(本文より)

    出版社からのコメント
    あなたは「緊急事態」が訪れた時に
    「1週間」で対策を描けるか?

    国を救い、企業・組織を建て直す−−
    革新的なビジョンを生み出すヒントが満載!

    ・いま必要なのは"復旧力"ではない。まったく新たなビジョンを生む発想と行動力だ

    ・「平時のリーダー」と「有事のリーダー」は求められる資質が違う!

    ・「上司の力量」次第で組織は劇的に変わる!

    【「革新」と「創造」ができる人材へ】ビジネスマン必読!!

    内容(「BOOK」データベースより)
    大震災、原発事故、それに続く企業の業績悪化…戦後日本が初めて経験する先の見えない国難の時代。これほどまでに、「リーダーの力」が問われている時はない。多くの国や企業のアドバイザーとして活躍してきた大前氏は、「震災後、リーダーに求められる資質は、大きく変わった」と語る。―次のリーダーを目指す人にとってはもちろん、目の前の困難を乗り越え、新時代を切り拓こうとするすべての日本人に贈る1冊。
    著者について
    1943年福岡県生まれ。
    早稲田大学卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、
    マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。
    日立製作所を経て、72年にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。
    日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、94年退社。
    以後、世界の大企業や国家レベルのアドバイザー・経営コンサルタントとして幅広く活躍。
    自ら設立したBBT大学学長も務める。

    近著に、『この国を出よ』(柳井正氏との共著)『民の見えざる手』(以上、小学館)、
    『大前研一 洞察力の原点』(日経BP社)、『日本復興計画』(文藝春秋)など多数。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    大前/研一
    1943年福岡県生まれ。早稲田大学卒業。東京工業大学大学院で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。日立製作所を経て、72年にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。94年退社後、経営コンサルタントとして幅広く活躍。自ら設立したBBT(ビジネス・ブレークスルー)大学の学長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
    About this Title
    2010年8月に起きたチリの鉱山落盤事故を想起してもらいたい。
    トンネルの出口も、薄明かりもない。空気さえあるのかどうかわからない。
    しかも、人間が脱出できる大きさの穴を掘るだけでも半年かかり、
    食料その他の供給も、当初は絶望的という状況だった。
    その後のことはニュースで報道されている通り、700m下の地中から予想よりもはるかに早く、10月13日に作業員33人が全員無事に救出された。
    現場と地上のリーダー、そしてピニェラ大統領の判断力、全世界の英知を集める柔軟な思考など、
    この一件にはリーダーとチームに関する教訓がたくさんある。

    今の日本では、政界にも財界にも、"チリの鉱山落盤事故からの脱出"----つまり「CKD型」のリーダーが求められている。
    しかし、かすかに見えている出口の方向を示し、それを目指して実行する
    「TAM型」リーダーもいないのだから、入口も出口もわからない状況で
    新たな解決策を生み出すことのできる「CKD型」リーダーなど、すぐに現われるはずもない。
    (中略)
    遠い過去の記憶と、今の世界を見れば、新しい飛躍のためのヒントは山ほどある。
    そんな新しいリーダーの条件を、本書を通じてあらためて考えてみたい。
    本書で論じられる内容は、次のリーダーを目指す人にとってはもちろん、
    今の上司の能力を見極めたい人にとっても、大いに参考になるはずである。
    (「はじめに」より)

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    投稿日:2021.05.23

  • deki

    deki

    リーダー
    この本が出た時は民主党政権でまさにリーダー不在かつリーダー候補生不在の時代でした。

    その中であえて現状維持のリーダーから改革のリーダーを輩出しなければ日本がもたないと提言してるのがこの本です。

    個人的には「治世の能臣」「乱世の奸雄」を目指したいですがなかなか難しいことです。
    能臣を演じながら奸雄を目指したいですねd(^_^o)
    続きを読む

    投稿日:2016.09.20

  • tomohix

    tomohix

    大前研一氏の本で、出版年が近いものを読んだことがない人には面白いと思う。読んだことがある人には、とくに新しい話はないと思う。

    様々なリーダー的立場の人を挙げて批評しているが、感情論ではなく、納得できる理由を示しているのがよい。政策の提言については、実行したときのデメリットも書いてあるといいなあと思う。続きを読む

    投稿日:2015.11.21

  • toshiomi0324

    toshiomi0324

    これも、言ってることは納得。だが、彼は政治向きではないんだなー、と。
    良くも悪くも、日本は村社会。そこに、地方自治体の首長がやるべき仕事は地元のパーティに出ることではない、とか言ってもドン引きでしょ。

    投稿日:2015.09.13

  • koichikitadani

    koichikitadani

    このレビューはネタバレを含みます

    震災後に書かれたリーダー論
    やはり震災まもなく書かれてるので、ある種の熱を感じる。それはそれで大切なのだが、やはり違和感を感じる。今読むには、もう少し冷静、かつ情報も出てきているからだろう
    ただ、リーダーを育てる仕組みがない、作ろうとしていないことへの問題提議は同感する

    メモ)
    リーダーは万能ではない。自分より優れた人材を選び、チームとして機能させることが求められる
    一流にはファインプレーは少ない。あらかじめ準備しているから
    今の日本にリーダーを育てる仕組みが無い
    海外一流企業はリーダーの人材育成に売上1%をかけている
    会社と組織の利益を一致させるシステムを創り、それを常にゆらぎを与える。インセンティブを練り直す
    リーダーに求められるのはビジョンとコミュニケーション能力
    この国の最大の問題は信念の無さ。リーダーを待つだけの国民にある

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    投稿日:2014.12.27

  • toshi1231

    toshi1231

    日本出張の機内にて、気合入れのために読んだ一冊。大前さんの本は定期的に自分への喝入れのために読んでいます。

    本書は震災後のリーダーシップ不在を嘆き、今こそ危機に対応できるリーダーが必要だと指摘する。氏の視点はいつものように高く広いが、特に震災の直後ということで、さらに氏の強い危機感を感じさせる内容になっています。続きを読む

    投稿日:2014.05.18

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