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門田隆将 / 小学館 (18件のレビュー)
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総合評価:
awarin
1
絶望から人はどう這い上がるか
幸せな家族に事故や危険で突然悲劇が襲ったとき、絶望の淵からどう這い上がるか 参考として欲しいという著者の応援の気持ちがこもっている本。 様々な話を遺族の方々から引き出せたのは、恐らく著者の誠実な取材姿…勢によるものだろう。 襲い掛かった運命に必死に立ち向かう人々、熱意をもって任務を全うする人々が登場し 一気に物語りに引き込まれる。 そして人の思いというものが、様々な行動を生み人生を動かすということにも感動させられる。 最後のほうに少し登場する上野村の村長さんであられた方も立派な方だった。 この方の村に日航機が墜落したのも本当に不思議な因縁に感じる。 続きを読む
投稿日:2013.11.20
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ちっちゅう
ドラマを先に視聴。 やはりドラマより良い。 父と息子の観点から、故人の人となりを詳細に見つめた作品。
投稿日:2022.06.14
みさ
このレビューはネタバレを含みます
横山秀夫さんの「クライマーズハイ」を読んだことで、日航機墜落事故に興味を持ち、本書を拝読するに至った。 1985年に起きた同事故は、私が生まれる前の事故であったが、事故の大きさから何度も耳にしたことのあるものである。 当時のニュースや報道は見たことはないが、本書を読むことにより、事故の凄惨さや悲惨さがリアルに感じられ何度も涙した。 愛する家族を突然失ったら、絶望で目の前が真っ暗になるだろう。 だか、家族の遺体を持ち帰る為に、奮闘する遺族たちの姿は、日本人の持つ強さを感じさせてくれるものであった。
投稿日:2017.11.26
YSの書斎
大切な人を突然奪われる不条理。 平時は自分とは遠いことのように感じるけれど、それは本当に突然、ある日足音もなく訪れる。 このような不条理に直面したときに、いつかそこから立ち直り、より良い人生を生きる…ためには何が大切なのだろうか? あの事故で家族を失った少年が、大人になり結婚し家族を持つ喜びをひしひしと感じている。「普通の家族団欒を過ごせることが何よりの幸せ」と語る言葉の重みは、あの悲劇で受けた彼の衝撃を分かることなど決して出来ないけれど、家族を持つ一人の父親となった私の中にずっしりと深く残った。続きを読む
投稿日:2016.06.04
natsume15
日航機墜落事故の遺族たちに取材したノンフィクション。特に「残された息子たち」に焦点を当てている。 中学生でありながら、母の代わりに父の遺体確認に赴いた少年、一度に両親と妹を失い、弟とふたりきりになっ…た高校生、父親を探すために、自ら検視に加わった歯科医師兄弟。 著者のまえがきにあるように、「息子たち」が思いを語ったものはこれまで少なかったように思う。 「男の子たち」が語るものは、たしかに「女の子たち」が語るものとは少し違うのかもしれない。続きを読む
投稿日:2014.08.07
igechan22
1985年の日航ジャンボ機墜落事故で父親を亡くした当時子供だった遺族が大人となり、その当時のことについて語ったノンフィクション。 愛する家族が突然この世を去るという事故の不条理さ、その後の遺族の苦悩、…事故の悲惨さが伝わってくる文章で、著者の取材力・表現力の確かさを感じられた。 家族について考えさせられた作品。続きを読む
投稿日:2014.07.31
たーたんママ
ドラマも本も泣けました。犠牲になられた方の人生の重みを事故当時以上にかんじました。人生は何が起こるかわからない、一生懸命生きていきたいです。
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