【感想】ガール・ミーツ・ガール

誉田哲也 / 光文社文庫
(67件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
11
31
20
3
0
  • 疾風少女がまた一つ大人になる

    『疾風ガール』に続く,天才的ミュージシャン夏美の物語。

    まもなくデビューというところに,ひょんなことから,
    夏美とはなにもかも正反対な売れっ子お嬢様シンガーとコラボすることになるのだが,
    音楽ものの青春小説にも俺tueee系ってあるんだなって思って読んだ(笑)

    大人たちの世界の理不尽に巻き込まれながらも,まっすぐに突き進む彼女たちの清々しさに,
    そしてクライマックスのそのシーンにちょっと心を打たれてしまう。
    というわけで,やっぱり疾風少女のド直球青春小説なのであった。

    あと,お父さん!
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    投稿日:2017.02.13

  • 爽快 青春小説

    「疾風ガール」の続編です。いよいよ夏美がメジャーデビューします。
    武士道シリーズとキャラがかぶってるような気もしますが、細かいことは気にせずに楽しみましょう。
    爽やかでいいです。だいたい読み手が思ってるような展開になるとつまらなく感じますが、この作品に関しては読み手が望む展開になって嬉しく思えます。思わず顔がほころんでしまいました。
    青春ものが苦手な方も楽しめる作品だと思います。
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    投稿日:2015.10.03

ブクログレビュー

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  • planets13

    planets13

    前作がどんなだったかまるっきり憶えてないけど、単独の作品として十分に楽しめる。突き抜けるような明るさで、突っ走る夏美が小気味よい。また人間的な成長を見せてくれるのも嬉しい。天は二物も三物も、与える人には与えちゃうんですよね。続きを読む

    投稿日:2023.12.24

  • ますたぁ

    ますたぁ

    ロックなギタリスト柏木夏美の青春音楽物語

    序盤、前のバンドで自殺云々と出て来てて、中盤でその真相の探偵をしたというあたりで「もしかして前作があったりする?」と思って調べたらシリーズ2作目だった
    気付いたときには時すでに遅しだったので、前作も後追いで読む予定
    タイトルか表紙裏のあらすじにでも続編だとわかるようにして欲しいなぁ……


    デビュー予定の柏木夏美とマネージャーの宮原祐司の視点で交互に描かれる
    ミュージシャンを手掛けるのは初の芸能事務所フェイス・プロモーション
    自分の知らない間にデビューのあれこれが進行している状況
    打ち込みでななく生演奏、ソロではなくバンドにこだわる夏美
    6年前に失踪した父親からの連絡
    合わないと思っている島崎ルイの事務所移籍の可能性
    さらにバックバンドとしてギターの演奏のオファー
    島崎ルイの所属事務所の社長兼プロデューサー兼恋人の秋吉とのいざこざ
    大晦日に生演奏のテレビ出演という離れ業実現のためのあれこれ


    ってか、井場さんの演奏聞いてみたいw
    定番の振りをぶっ壊す親父のオチ
    真緒の物語上の役割ってどんな立ち位置なんだー

    色々とご都合な展開もあるけれども、こんな話は結構好き

    島崎ルイを最初は気に入らなかったけど、接していく中で違いを認識しながらも親しくなる過程
    武士道シリーズの香織と早苗を思い出しますねぇ

    前作では自殺者がいるので人が死なない話ではないようですけど
    私はこれ系の誉田哲也が好きなようだ
    続きを読む

    投稿日:2023.09.29

  • raindrops

    raindrops

    音楽にかける熱い思いがあふれる作品

    前作が事件の推理っぽい内容だったので、同じような展開かと思ったら全然違う。
    ひたむきな音楽への情熱と友情の物語でした。
    続編が出て欲しい本です。

    投稿日:2023.09.21

  • 43street

    43street

    「疾風ガール」の続編
    前回は、バンド仲間の自殺がメインだったけど、「ガール・ミーツ・ガール」は主人公がメジャーデビューするという、音楽中心のお話。
    だからバンドやってる自分からすると、こっちの方が面白い。
    ただし、やっぱり続編なので、読むんだったら「疾風ガール」から読まないと面白くないと思う。

    さて、誉田哲也。
    「武士道○○ティーン」の香織と早苗のやり取りがとてもテンポ良く笑ってしまうのだが、この「ガール・ミーツ・ガール」でも、同じように女の子たちのやりとりが展開する。
    これが心地よいんだな。
    面白い小節です。
    前回も書いたけど、読んでるとどうしても映画にするんだったらどういう配役がイイか、なんて勝手に考えるのが面白い。
    ただし、登場するドラマー、「池上”ゴンタ"淳一」だなんて、まるっきり「村上"PONTA"秀一」だもんな。笑える。

    まるで漫画みたいな小節なので、気軽に楽しめますよ。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.01

  • 岡崎コウタ

    岡崎コウタ

    『武士道シックスティーン』が面白かったので、作者さんの別作品が読みたいと思い購入。なお、これは完全に自分が悪いのだけど、本作は『疾風ガール』という長編の続編にあたるのだとか。どうせなら第一作を読みたかったな。ただ、いきなり二作目から読んでしまったことを除いても本作は自分には物足りなかった。

    物語の大筋としては、天才ギタリストである主人公がとある有名女性シンガーと出会い、一緒に音楽活動をする…というものなわけだけど、二人のやりとりがちょっと消化不良かなと思った。バチバチにやりあうでもなく、なんとなく一緒に過ごすうちに仲良くなりましたという感じが個人的には正直いまいち。そういう点では、『武士道シックスティーン』の方がはるかに上手に描けていたように思う。

    期待していただけにちょっと残念なクオリティだった。というわけで、☆二つ。
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    投稿日:2023.03.06

  • Madder

    Madder

    青春ですね。汗と涙のブイヨンに友情のスパイスで整えた熱いスープのような。久々に青春小説読みましたが、40過ぎても読みながら熱い気持ちになれることに喜びです。と、夏美とルイの頑張りと活躍に明日からの活力をもらえた気がしております。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.17

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