【感想】疾風ガール

誉田哲也 / 光文社文庫
(169件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
13
71
67
10
0
  • ミステリー? 否,ド直球な青春小説だ

    アマチュアロックバンドで天才的なギターの才能をみせる夏美。
    彼女を描くド直球な青春小説かと思いきや,途中から急にミステリーに。
    登場キャラと共についつい真相を追いかけたくなり,すいすいと読み進めてしまう。
    が,そうして最後まで読み終えてみると,結局のところ紛うことなき「疾風少女のド直球な青春小説」でした。

    それにしてもこれ,「あの子」が全部もっていっただろ。
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    投稿日:2017.02.13

  • 夏美のファンに!

    初誉田作品。
    柏木夏美という主人公に瞬殺でした。この感覚を文字で表現できない自分を情けなく思います。
    こういう子は近くにいたら迷惑なんでしょうけど、きっとどんなに振り回されても何とかしてあげたくなるうんだろうなぁ。
    内容はけっこう思い話です。ただその重さだけが残ることはなく、重い話なのに爽やかな読了感です。
    続編もあるようなので、楽しみです!
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    投稿日:2014.06.28

  • 武士道シリーズ好きの人でしたら楽しめると思います

    警察物やサスペンス系を多く書いている誉田さんですが
    そういった雰囲気とは異なるタッチで
    どちらかと言うと剣道と音楽の違いはあれど武士道シリーズに近い感じでしょうか
    自分勝手でマイペースでちょっと腹立たしいけど人を惹き付ける
    主人公の少女のその圧倒的な魅力にあふれる話です
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    投稿日:2013.11.15

  • まさに疾風?

    主人公夏美が非常に魅力的な作品。しかし誉田哲也は女の子を書くのが上手いなー。
    続編もさっさと読了w。

    投稿日:2013.10.04

ブクログレビュー

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  • planets13

    planets13

    知らず知らずに闇を深くしてしまう強烈な光。ハタヤンやジンは認めることができても、それを受け入れられなかった薫には、解放されても心の闇は薄らぎはしないのではないか?
    夏美の猪突猛進ぶりに辟易しつつも、天辺を目指す姿がやっぱり眩しい。続きを読む

    投稿日:2023.12.24

  • きき

    きき

    ちょっと心の声?が多くて読みにくかったが内容はすごく楽しかった‼︎音楽ってよく分からないけど。。あるんじゃないかな?天才を目の当たりにした時の絶望だったり虚無感だったり嫉妬心だったり。。夢はあるが難しい世界だ。。続きを読む

    投稿日:2023.11.26

  • ますたぁ

    ますたぁ

    天才的な音楽センスを持つ柏木夏美の物語

    柏木夏美19歳はロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト
    いよいよメジャーデビューという矢先、夏美が敬愛するボーカルの城戸薫が亡くなってしまう
    警察によると自殺という事だが、致命傷となる傷以外にも手に不審な傷があったという
    また、名前も偽名の可能性があるという指摘
    夏美は薫の死の真相と来歴を調べるために行動に出る


    続編の「ガール・ミーツ・ガール」を先に読んでしまっていたので
    それぞれのキャラクタ性はある程度把握済み

    芸能事務所 フェイスプロモーションの宮原裕司
    夏美と視点が交互に描かれるので、夏美の物語に客観性が加わる

    それにしても、新潟の懐かしい地名がいくつか
    湯沢はまぁそんなに馴染みはないけど、小千谷の駅のショボさは知ってるし、黒崎PAなんて懐かしすぎ
    新潟は結構長いので、地理を把握しているとどれだけ無駄に移動しているかがわかる


    続編を先に読んでしまったわけだけれども
    今作を読めば、打ち込みではなく生演奏、ソロではなくバンド、ピアノでテレビ出演できる理由がわかる


    あと、一番不思議なのが真緒の立ち位置
    続編ではそんなに活躍の場がないし、今作でもそんな結末でいいのかと思うくらいに許されてる不思議
    続きを読む

    投稿日:2023.10.05

  • ビーム

    ビーム

    背表紙を最初読んでミステリーかな?と思ったが青春直球の内容。アマチュアバンドの話で主人公の夏美の天真爛漫で天才が持ちうる才能に宮原が惹かれる。共に行動し振り回されるも才能に圧倒され信じて着いていく姿はよかった。(宮原と自分の年齢が一緒で親近感も湧いた。)現実も才能に打ちひしがれ辞めていく人も多いのだろうなあと思った。歳を重ねるにつれて何かを諦めることが多くなる中で夏美の姿は眩しく見えた。続きを読む

    投稿日:2023.09.04

  • 43street

    43street

    誉田哲也は「武士道シックスティーン」がとても面白かった。
    続編のセブンティーンも出てるんだけど、文庫版にはまだなっていないようなので、同著であるこっちも読んでみた。

    主人公は、アマチュアロックバンドでギターを弾く19歳の女の子。
    この子のイメージがとても良いんだな。
    武士道・・・もそうなんだけど、誉田哲也の書く女性キャラクターはどれもとても魅力的だ。
    ただ、「疾風ガール」、どうしても武士道・・・と比べてしまうんだけど、私には武士道・・・の方が面白かった。
    最近、アマチュアバンドを題材にした小説や映画がとても多い。
    (3ヶ月前には「ラットマン」を読んでいる。)
    アマチュアバンドの末席にいる私としてはとても嬉しいし、面白いんだけど、逆に冷ややかになってしまう一面もあるんだな。
    続編に「ガール・ミーツ・ガール」というのが出ていますが、これは読むかどうか迷う所。
    誉田作品なら、「武士道シックスティーン」をお勧めします。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.01

  • hayasick0103

    hayasick0103

    人気バンドのボーカルの自殺。動機は謎、しかも偽名であった事が判明した。同じバンドのギタリスト夏美は敬愛する彼の死にショックを受けながらも彼の本当の姿を探す。真相に意外性はないが、19歳の夏美が心を乱しながら突き進む様は読んでいて気持ち良かった。続きを読む

    投稿日:2023.04.28

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