【感想】ハング

誉田哲也 / 中公文庫
(176件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
14
76
61
13
1
  • みんな死んじゃった

    何十冊も警察小説を読んでいるのに、
    未だに覚えられない警察の組織図、部署、肩書き。。。
    全体の構図(シナリオとか殺された人の数とか)からしたら、
    動機があまりにもささいなこと(と私は思う)で、拍子抜け
    最後の黒幕との対決からの先は、どんでん返し?意外な真相?を狙ったのか、
    でもあまり必要に思えませんでした。
    どんどんリアリティがなくなっていく感じが残念でした。
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    投稿日:2017.01.13

  • ちょっと勘違い

    『「ストロベリーナイト」「ジウ」を凌駕する、誉田史上、もっともハードな警察小説!』と帯で謳ってはいるけど、どうなんでしょ?
    ハードと言えばハードで、それなりには面白いんだけど、ちょっと終わりが微妙。。。別シリーズとの主人公の競演に期待かな?
    職業柄、タイトルの意味を最初「ハングアップ」→「にっちもさっちもいかない、みたいな感じ」、の方に捉えてましたw。
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    投稿日:2014.04.22

  • 何故、事件が起きたのか。。。

    ある刑事の自殺から動き出す物語がとても面白い。
    本当に自殺なのかと元同僚達の謎を追いかけていく様子に、サスペンスが混じって最後まで読み応えありました

    投稿日:2014.04.07

  • 多分、実際にある話

    宝飾店オーナーが殺されることから始まる物語。

    普通なら強盗の犯行で収まるような事件が
    刑事たちの地道な捜査で裏に潜む犯罪が露見していきます。

    しかし、それを阻むかのような大きな力が彼らに遅いかかります。

    それは残酷で悲しい現実。

    本当の悪とは何なんのか?
    強い力をもってすれば、
    水面下でこうも真実が捻じ曲げられて行くのか
    …そんな怖さを実感できる小説ではないでしょうか。

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    投稿日:2013.09.25

ブクログレビュー

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  • 亮


    焼け爛れた異形の顔を持つ「吊るし屋」と呼ばれる殺し屋。

    悪が持つ正義。悲しみを背負う悪。

    今回の誉田哲也作品は、どこか様々な試みを感じさせる一冊でした。

    作中、歌の歌詞のようなものが出てくるが
    あれは『最後の雨』だったんだろうか。


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    投稿日:2024.03.12

  • planets13

    planets13

    字面のえげつなさは多少抑え目か...と思いきや、どんどん人が死んで、読めば読むほど重く苦しくなってくる。人の弱いところをグサグサと容赦なく突き刺す鋭さは決してナマってはいない。班のほぼ全員がいなくなって終わるというのは、あまりにもやるせない。
    ところで結局のところ右腕はどうやって抑えたのだろう?
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    投稿日:2023.12.24

  • かのん

    かのん

    【2023年158冊目】
    誉田哲也さんの本は本当に油断できない。

    いい感じのキャラだな〜とか思ってはいけない。なぜなら気を抜いていたら死ぬから。生死に容赦がない、死ぬ時は死ぬ、どんなに重要そうなキャラクターでも。

    仲間の絆が深ければ深いほど、崩壊した時の衝撃といったら…でも生きていればまた別の作品で会えるかもしれない、そう期待するしかない。

    今回の話も登場人物が多くて、頭の中で整理しながら読みましたが、途中で整理できる場面があったので助かりました。そして、動機がね、まじで今の日本を映すような感じでね、なんだってんだ。

    ハングって、ハングル?って思ってたら、そういう意味だったのかと、ちょっと切ない気持ちになりました。
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    投稿日:2023.12.13

  • hiro1548

    hiro1548

    再読。
    『ジウX』を読んで、ジロウくんの前身を確認してみたくなった。初めて読んだ時は『ジウ』シリーズのことは知らなかった。『歌舞伎町』シリーズや他の作品から、ジロウくんも元警察官とは分かっちゃいたけど、全然結びつかなかったなぁ。今回読み直してみたけど、まだまだ彼には空白の時があるよね。いずれ埋まるのかな。続きを読む

    投稿日:2023.12.05

  • mahiro

    mahiro

    さすがにこれだけ首吊り自殺が連発したら、事件性が疑われるだろう、と思うけれど、それを含めてダークな展開がハードボイルドしていて、かえって潔く清々しい。復讐を遂げる結末は救いが無いけれど爽快感はあった。

    投稿日:2023.08.02

  • MASIA

    MASIA

    未解決だった赤坂宝飾店オーナー再捜査に乗り出した、警視庁捜査一課の堀田班。

    容疑者はすぐに見つかり、自供により逮捕…

    が、堀田班は解散となり、各々、異動となる。

    しかし、公判では一転し、容疑者は無罪を主張、自白を強要されたと…

    次々に元同僚たちが…

    納得がいかず深入りする津原たちを待っていたのは目に見えない大きな組織犯罪だった…

    こんなことで…何の落ち度もない警察官たちが命を落としていく。やるせない…

    消費税増税を行うために…
    国民の眼を逸らすために…
    人がひとりやふたり、命を落としてもいいというのか…

    自分たちの私利私欲のために、関係のない人たちを巻き込んでいく。

    『吊るし屋』馳。彼も悲惨な幼少期を過ごし、殺し屋としてしか生きていけない人生を歩んできた。
    何か憎みきれない…

    津原がジロウにか。
    ジロウは次郎から来てたのか。

    ジウとどう繋がるのかが、見えなかった。
    東警部補も出てこない、誰も出てこない…

    新聞記事の『元SWAT隊員に死刑判決』だけで。
    『歌舞伎町セブン』のエピソードゼロだったということか。

    最後にはすっきり。黒幕もみんな消えてしまったし…
    堀田さんだけはやるせなさが残り続けるんだろうが…

    『歌舞伎町セブン』に。
    誉田哲也に嵌められ続けている。


    続きを読む

    投稿日:2023.06.18

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