元素周期表で世界はすべて読み解ける~宇宙、地球、人体の成り立ち~

吉田たかよし / 光文社新書
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
14
11
5
1
0
  • リーダーでは周期表のページへ移動するのがめんどうなので

    途中で周期表を印刷して片手に持って照らし合わせながら読みました。
    この本に限らず、図表を含む本は紙の方が読みやすい。

    本の内容とは関係ないのですが、電子ブックリーダーだと小説やエッセイを読むのに向いているのかな。

    周期表についてロマンを感じているのがとてもよく伝わってきます。
    理科、生物、物理などの授業で、こういう見方をする教師には出会うことができませんでした。

    授業方法を工夫している教師はたくさんいるのでしょうが、私はそれに気付かなかったのか、本当に出会わなかったのか。
    いずれにしても残念だなぁと思いながら読んでいました。

    文系でしたので、数十年もの間、物理とは無縁と思い込み、学ぼうとはこれっぽっちも考えていませんでしたが、昨年から自然科学系を読み始め、今自分が就いている仕事の内容に対しても考え方が深まりました。







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    投稿日:2014.04.10

  • 元素周期表を片手に

    周期表の意味するところなどほとんど考えたこともなかった。周期表を手元において読むべし。

    投稿日:2013.10.27

  • 長年の謎がようやく今解けた感じです

    周期表は誰がどう使うんだか良く分からないでいたけど、ようやく見方が分かって面白いと思えるようになりました。
    ところで著者は最初化学の専門家かな?と思い、途中に宇宙科学の人かなと思い、最後はお医者さんかな?と思ったのですが、調べるといろんなジャンルの本を書いていて何者かわからないですね。
    しまった❗今なら50%offではないか!なんとお買い得な❗(^-^)/
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    投稿日:2016.01.05

  • 元素と日常生活との関わりをとても分かり易く説明

    水銀やカドミウム、福島の原発事故で有名になったセシウムやストロンチウムがなぜ人体に有害なのか、元素周期表を見れば一目瞭然ということが分かりました。中国がなぜレアアースを独占出来るのか(ほとんど偶然)なんて豆知識も多数。
    自分も学生時代、周期表はつまらないものだと思ってましたが、この本を読むと目からウロコ、難しい数式や化学式なしでとても興味が湧きました。
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    投稿日:2018.01.19

ブクログレビュー

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  • kumalibre

    kumalibre

    目に見えない一見難しそうな取っつきにくい世界を魅力的なサイエンスストーリーとして解説した本。知的好奇心をくすぐる内容ばかりで読後の満足度が高い。正直、電子や原子やイオンのプラスマイナスの話などを完全に理解しながら読めた訳ではないけれど、それでも十分に納得しながら元素および周期表の神秘さや不思議さ、美しさを感じることができた気がする。著者自身も魅せられていると語っていた「希ガス」の話は特に興味深く惹き込まれた。理科離れが叫ばれて久しいけど、こういう話を中高生の時にもっと知る機会があればサイエンスに興味を持つ学生も増えるように思う。続きを読む

    投稿日:2021.11.10

  • ふくお

    ふくお

    【手に取ったきっかけ】
    学生時代、電気化学寄りの材料科学分野を研究していた。
    詳細な説明は省くが、求める性能を発揮する材料の候補を検討する際に、周期表を眺める時間が多かった。
    周期表が便利なことは知っていたが、より詳細な解説はぜひ読んでみたいと感じたので、この本を手に取った。
    東大で修士を取った後、NHKでアナウンサーを務め、その後医者になるという著者の珍しい経歴も興味を持った点の一つである。

    【概要・感想】
    量子化学を専攻し、医師免許も持つ著者が、周期表をあまり知らない人にもわかりやすくかみ砕いて周期表を解説してくれている。
    まずは化学の側面から、元素は周期表上でなぜあのように並んでいるのか、縦の列(一般的には「1族、2族、・・・」という言い方をするが、著者は「グループ」という言い方をしている)、横の列にはどのような意味があるのか、
    といったことを解説している。
    この辺りは学生時代習ったことなので軽く読めた。
    次に元素と人体の関係の解説へと進む。
    例えば福岡原発事故の際に話題となったセシウムなどがなぜ人類の健康に影響があるとされているのか、どうしてアルコールを摂取すると眠くなるのか、高血圧の予防・治療に緑黄色野菜の摂取が推奨される理由はなんなのか、
    といった人体にまつわる疑問は、周期表を用いて解答することができる。
    化学をほとんど知らない人でも、周期表と照らし合わせながら読むことで、楽しく読める読み物だと感じた。
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    投稿日:2020.11.11

  • 5524

    5524

    ビッグバン
    →素粒子誕生
    →水素原子核誕生
    →水素が集り恒星誕生
    →恒星内部でヘリウム誕生
    →炭素、窒素、酸素が誕生
    →核融合エネルギーに依り恒星が輝く

    投稿日:2019.03.24

  • ryo16

    ryo16

    周期表を用いて宇宙や人体などの事象を上手く説明しており、高校程度の化学の知識があれば面白く読めると思う。

    冒頭で述べられている「周期表とは量子化学の結論を数式を用いずに表したもの」(だったかな)という定義は本質を上手く言い得ている。続きを読む

    投稿日:2017.02.15

  • 澤田拓也

    澤田拓也

    『元素周期表で世界はすべて読み解ける』というタイトルは言い過ぎかもしれないけれども、著者が言うように周期表はよくできているなと思う。つい先日、113番目の元素の発見が日本の理化学研究所のチームによるものと認定されてその命名権を獲得したというニュースがタイムリーに流れた。著者は本書の中で「ジャポニウム」が有力だと書いているが、果たしてどうなるのか。

    久しぶりに周期律表を見たが、もはや”S”とか”B”とかって何だっけ、というほど忘れていた。「水平リーベ僕の船...」、もその続きが出てこない(そもそもリーベって誰だよ)。記憶って恐ろしいほど失われていくもんなんだな、と遠い目をしてみた。

    最も外側の電子の数によって化学的性質が決まるので、縦の列で元素の性質が似ているくらいはわかっていたけど、鉄が最も原子核のエネルギーが安定している状態だとか、原子の数が偶数の方が安定しやすいだとかいう内容は初めて知った。Ca(カルシウム)やK(カリウム)に似ているために、それぞれ放射性のSr(ストロンチウム)やCs(セシウム)は誤って人体に取り込まれてしまうというのも福島以来聞いていたけれども改めて周期律表の中で確認できた。特に放射性Sr(ストロンチウム)が周期律表でひとつ上のCa(カルシウム)と生体内で区別されず骨に取り込まれることで、造血細胞が放射能にさらされ、白血病になる。
    また、代謝にNa(ナトリウム)とK(カリウム)が使われるのは、それが比較的ありふれた元素であったからだと。生物はそのように環境に適応進化をしてきたという。他の元素が豊富にあれば、それに合わせて進化してきたはずだという。昔は海の中でNa(ナトリウム)が大量にあったが、陸上に上がってそれが不足しがちになるため、足りなくなるとすぐに体が塩分を求めるのはそういうことだそうだ。一方でK(カリウム)は元々海の中でも希少だったので、不足をしてもそれほど体がほしがらないとのこと。また、そういえば、先日聴講したIPMU/ELSIの講演で、廣瀬先生がP(リン)はほとんど周りにないが生命の必須元素で非常に重要と言われていた。リンを充分に得るためには岩石の風化作用が必要なので、現状の生命があるためには海と陸がある惑星である必要があったということだった。地球上の生物進化というのも化学的に面白いテーマだ。

    元素の毒性の話や、レアアースの話も興味深い。重希土類の鉱床がまだ中国南部でしか発見されていないことと、軽希土類も中国の鉱床では表面近くにあるため安価に採掘できるという条件がそろったために、レアアースの分野で中国が市場を押さえていることも知ることができた。

    著者は、灘高出身で、東大工学部/大学院で量子化学や分子細胞生物学を学び、東京大学新聞研究所(現・大学院情報学環)を終了、その間に経済学部のミクロ金融理論のゼミを取り、国家公務員試験にも合格。その上でNHKのアナウンサーとして就職。退職して北里大学医学部に入学して医師免許を取得し、東大大学院医学研究科で医学博士を取得という異色の経歴。どういうことでこういう経歴を歩むことになったのかにも興味がわく。

    最後に著者から読者に送る言葉として、「周期律の本質は、科学が到達した曼荼羅である」と書いている。そういう少し大げさな部分を除けば、読みやすくてよかった。
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    投稿日:2016.01.17

  • korisu3964

    korisu3964

    題名は大袈裟だが、周期表の楽しさを知ることができる。

    -なぜ、放射性物質であるストロンチウムを体内に蓄積させないためには、カルシウムを摂るのが良いのか?
    -なぜ、レアアースが中国だけに偏在しているのか?

    本書は、無味乾燥な周期表を時事ネタや健康ネタを絡めながら、興味深く説明する。

    著者は量子学を専攻した後、NHKでアナウンサーとして活躍。NHKを退職して、医者となった。
    医学を勉強しているときに「目からウロコが落ちた」ことが2回あったらしい。
    ひとつは、宇宙にある元素と体を構成する元素が大きくつながっていること、もうひとつは、周期表で人体が良く使う元素の真下にある元素は毒性があることが多いこと。
    この二つの事象の説明は、ミステリー小説的でもある。

    第1章の最後にある「電子の軌道を4つの原則」は紙と鉛筆を持って数字表を書きながら読むと、周期表が深く理解できる。
    もう一度高校生に戻って化学を勉強したくなる、お勧めの★5つ。
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    投稿日:2015.07.26

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