【感想】下ネタという概念が存在しない退屈な世界(イラスト簡略版)

赤城大空, 霜月えいと / ガガガ文庫
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
3
6
8
1
0
  • まぁ、デビュー作ですし…

    最近のラノベってどないやねん!と思って読んでみた。言葉狩りと携帯端末が発展した結果、ヒワイな言葉が取締対象となった未来世界でそれに抗う少年と少女の物語。新人さんだし、次巻に続く終わり方だし…こんなもんか…(^_^;)
    ただ、タイトルが内容と乖離しているのが気になった。
    実質「下ネタという概念が禁止された退屈な世界」というのが正しいタイトルだと思う。
    あと、とある女性キャラの変貌がちょっと引くレベル。次巻以降で更生するといいな…
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    投稿日:2013.09.24

  • エロでレジスタンスします

    本作品は、性的な表現が、機械によって24時間監視された世界に反逆する話です。お題目は立派なのですが、リーダーが、監視装置が無いところでは、ちんことかマ○コとか四六時中言ってるような少女で、主人公は彼女に引きずり回されてエロ工作をしかけるというコメディになっています。

    本作品が生まれるきっかけになったのは、2010年に改正された東京都の青少年保護育成条例で、論議を呼びました。そのあたりの雰囲気を極端に拡張してディストピアを作ったわけですね。

    コメディとしての各エピソードが面白いし、下ネタギャグも満載です。憧れの生徒会長の○○を練り込んだクッキーとか、読んでる方が引くわ(褒め言葉)。

    え?続くんですか。いやもう一巻だけでお腹いっぱい・・・
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    投稿日:2014.05.18

ブクログレビュー

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  • 本読太郎

    本読太郎

    冒頭にあるドラクロアの『民衆を導く自由の女神』をオマージュしたイラスト死ぬほど好き。
    話しも面白かった。

    投稿日:2021.03.21

  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    わりとディストピアな背景のコメディ
    事件がひと段落しても状況まるで改善していないあたり
    ライトノベルとして「空色パンデミック」のような構えの作品
    メインヒロイン1と2の並立する描き方が
    説明不足は多々あるが嫌味すくなく魅力的
    舞台背景をおちつかせて脇との対比をつけて
    キャタクタ小説として大成して欲しいものである
    続きを読む

    投稿日:2018.12.08

  • Pudding

    Pudding

    マイ本棚にあったライトノベル「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」を読破。

    自分でもなぜこの本を購入したのか分からなかったが、昨年映画化された傑作「二度めの夏、二度と会えない君」の著者と知り、振り幅の広さに驚いた。尚本作は小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作! 続きを読む

    投稿日:2018.04.21

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    ネタバレ 確かに下品な表現(というよりキャラクターの台詞)がてんこ盛りだ(悪い意味ではないよ)。そして、構成は粗削り(殊に谷津ヶ森お宝争奪戦の展開)と言わざるを得ない。しかし、表現行為とはどういう社会において充全化しうるか、その自由が真に価値あるものとなりうるにはいかなる条件を要するかという抽象的なテーマに昇華させると、本書の描くディストピアの恐ろしさを感じずにはいられない。もちろん、そういうお話は「華氏451度」等でも描かれるが、エロとギャグの力技で一気に駆け抜けさせる本作はそれはそれで十分価値ある一品かと。
    ◆構成の粗を述べてしまったが、1頁目の時岡学園入試問題の内容で、本作の世界観を一気見させ得た点は別儀。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.01.24

  • kawataka

    kawataka

    http://kawataka-giken.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/4094513523.html

    投稿日:2015.06.22

  • degarashi

    degarashi

    「シモネタという概念が存在しない退屈な世界」の冒頭を読んだ。アホだw ある意味ではシリアスにも持っていけそうな設定を、思いっきり馬鹿な方向に振り切るのは偉いなぁw

    赤城大空「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」読了。不健全な言動を取り締まるディストピアにおける、反体制派の活動の物語…なのだよ本当にw いや、バカSFとして面白かったす。卑猥な言葉を言い換えての会話(ドッキング行為とかw)なんかは、ディテールとしてもいいし、笑いましたw

    設定自体がぶっ飛んでいるだけに、長編になるともう少し説得力が欲しくなってしまうところはある。ディストピアが出来上がった過程とか。なんで、この世界観を元にした連作短編くらいにすると、あほなエピソードを楽しむ作品としてより楽しみやすいかも。とはいえ、想像以上に楽しめましたw
    続きを読む

    投稿日:2013.11.19

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