読書の技法―誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

佐藤優 / 東洋経済新報社
(354件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
73
139
85
14
2
  • もっとたくさんの本を読みたい方へ

    日本で一番蔵書数の多い国立国会図書館が所蔵している書籍の冊数はおよそ1000万冊。これに対して、一般的な読書家が生涯に読める本の冊数は3000冊~4000冊だそうです。こういった数字からもわかるように、通常の読書方法で人が生涯かけて読める本は全体からすればごく一部。しかし、知的好奇心の強い読書好きの方には、もっとたくさんの本を読んで多くのことを知りたいのにと、もどかしい思いをしている方も多いのではないでしょうか。
    本書では、単純な読書時の目線の動かし方などの速読テクニックというよりも、どういった本を速読し、どういった本を熟読すべきかの選別の仕方や、読んだ本の内容を効率的に記憶する方法など、より実践的な速読のススメとなっています。(スタッフM)
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    投稿日:2013.09.23

  • 「知の巨人」による読書遍歴と「受験の神様」ばりの受験書指南

    むかし立花隆、いま佐藤優。「知の巨人」による読書遍歴を公開と思いきや、途中から「受験の神様」和田秀樹の御株を奪うほどの受験書指南が始まる。
    いわゆる「国際的なビジネスパーソン」に向けて書かれた本で、すでに12万部を突破という帯を見て、そんなにこの層は多いのかと疑問に思った。
    私は一冊を読むのにも四苦八苦している現状を打破したいと手に取ったが、キリスト神学の本を読んでる時が息抜きで、仮眠は15分程度で切り上げ、日付の変わる0時から自分のための読書に打ち込む著者の姿に、ただただ畏敬の念を感じてしまった。

    スマホやネットなどの誘惑をどうやって退けるかなんて悩みを共有してくれるのは、デヴィッド・L. ユーリンの『それでも、読書をやめない理由』の方だったな。ただペンを持ち本に直接書き込むって言う結論は同じだけど。
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    投稿日:2013.12.12

  • 実践するのは至難!?だが面白い!

    とても面白かった。
    が、常人にこの読み方ができるだろうか、とも思う(笑)
    まず、佐藤さんは非常に頭の回転が良い。この速度で回転させるのは頑張っても難しい。
    それから、惜しみなく紙の本に書き込める佐藤さんには本を買って収納できるだけのお金とスペースがあるわけだが、
    多くの人は毎月何百冊の紙の本に「書き込みをする」というのは難しいだろう。
    また、職業や体力の関係で佐藤さんほどの読書時間を取れない人も多いと思う。

    だから、本書に書いてあることを「実践する」のは難しいが、
    「佐藤優」に興味がある者には非常に面白いし、「技法」の背後にある「姿勢」を学ぶことはできると思う。
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    投稿日:2014.07.16

  • 基礎知識の重要性

    時間は有限であるから人が一生のうちに読める本の数も有限だということは、言われてみればもっともである。
    限られた時間の中でどのように本を読むべきなのか、ということが本書のテーマとなっている。

    中でも、熟読や速読以前に本を読むためには背景となる知識が不可欠であるとして、その知識を獲得する方法を科目ごとに具体的な書名をあげつつ多くのページを割いて説明している。
    これは様々な分野の本を数多く読んできた著者だからこそできることだろう。

    本の読み方については、一般人が参考にするにはちょっと厳しいのではないかという部分もあったが、知識を身につけるためにどのような本を読めばいいのか、という面では参考にしやすいのではないかと思う。
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    投稿日:2015.03.09

  • 速読って本当にできるの?

    月平均300冊以上読むという筆者の読書術を学べる本である。
    速読ってよく聞くけど本当にできるの?と疑問に思っていたが、この本でいう速読は熟読しなくてもいい本に対しては欲しい情報だけをピックアップする読み方のことで、どんな本でも速読できるというものではない。
    では、どうやって速読していい本とダメな本を見分ければいいのか、ということについて本書では詳しく書かれている。
    この本の最後に本書で登場した本のリストがあり、ここから次読む本を探すのに役立てることもできる。

    今までは本を読むときに何かを特別に意識せずにただ読んでいたが、この本をきっかけに読書の仕方を変えたいと思った。

    以下にこの本で気になった部分のメモを載せる。

    第1章
    どうしても読まなくてはならない本を絞りこみ、それ以外は速読する
    読書には順番があり、手続きがある。

    第2章
    速読の技術
    本には三種ある
    簡単に読むことができる本、そこそこ時間かかる本、ものすごく時間がかかる本
    速読術とは、熟読術の裏返しの概念
    熟読術を身に付けないで速読術を体得することはできない
    自分の知識の欠損部分を知り、そこを補うこと

    第3章
    速読の技法
    ためし読みをしてどのように読む本かを選別する
    判断するためには基礎知識が必要
    普通の速読をするためには、本の内容を100%理解しようとする「完璧主義」を辞めること
    必要とする情報についての明確な目的意識も必要だ

    第4章
    読書ノートを作る時間がもったいないへの反論
    本を読み終えてしばらく経つと、なにが書いてあったかという記憶が薄れてしまう
    読書後30分かけて補強作業をするとよい。
    読書ノートを作る最大のポイントは、時間をかけすぎないこと。

    第5章
    基礎知識の欠損部分を埋めるために
    高校レベルの教科書と参考書を活用する
    国語
    出口汪『NEW出口現代文講義の実況中継』は仕事で使う文章の読解力が飛躍的に向上する

    第6章
    リラックスするための読書は無駄ではない
    漫画は「動機付け」には使えるが、知識を身につけるものではない
    ベストセラーはどんな作品であっても、その時代の雰囲気をつかんでいる
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    投稿日:2017.08.05

ブクログレビュー

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  • 夜型読書人

    夜型読書人

    ボンボン本を出している、元外務省分析官による実用書です。
    いわゆる教養人がこうあるべし、とか言って指南書を書くのはよくあることだし、別にそれはいいのだけれど…。
    アラが目立つよなあ。いい点は語り尽くされてるので、気になった点を。
    まず、帯に書かれた月500冊の読書量について。
    全盛期のニーチェが日に200冊、某メンタリストさんが日に30冊、ジャイアント馬場さんが年間200冊なので、割と多い部類です。
    種明かしすると、読みを分けておくことで効率化を図っていました。
    氏が超速読と呼ぶ、パラパラめくって内容をざっと掴む読み方による読書も含めての500冊でした。
    献本された書籍でもこの超速読による選別は行なっているらしい。
    というわけで、端から端まで読んでの500冊ではありませんでした。世の中手品のタネは退屈なのです。

    あとは、おいおい追記します。
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    投稿日:2019.08.13

  • ahuksun

    ahuksun

    とても面白くて一気読み。
    じわじわと売れているようですが、それは、本書が他のビジネス書にありがちな、誰でもできる読書のノウハウ本とは一線を画するからでしょう。
    単純な読書のためのノウハウ本というわけではなく、知識人らしい奥行きのある内容で、読書の有用性について、筆者の読書歴といった話も楽しめる。

    インテリジェンスがいかに知を磨き上げ、見識とものの見方を広げているのかがうかがい知れる。
    ふわふわした読書ではたどり着けないような、腰の座った読書の仕方が提示されています。
    知識の深め方、自分の血肉とする方法を具体的に示している。とても参考になりました。

    ある分野について知るには基礎的な知識が不可欠、熟読対象の読み方の提示、速読の意味、高校レベルの知識と論理力がいかに必要かという話から、高校レベルの教科書、参考書を使った学び方も提案されています。

    ビジネスパーソンだけではなく、どんな仕事の人でも自分の専門分野の学びについて参考にできる部分があります。
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    投稿日:2019.07.30

  • koyama1026

    koyama1026

    12.8.1
    こんにちは、土井英司です。

    本日の一冊は、月平均300冊、多い月は500冊以上を読むという
    博覧強記、元外務省主任分析官の佐藤優氏による『読書の技法』。

    一冊を30分程度で試し読みし、熟読するかどうか、読書ノート
    を作成するかどうかを決める「普通の速読」と、5分で本を仕
    分け、読むべき箇所のあたりをつける「超速読」。著者はこの
    2種類の速読技法を併用することで、驚異的な読書量を可能に
    しています。

    とはいえ、実際に熟読する本は月に4〜5冊で、本書にはそれ
    らの本をどう熟読するか、そのポイントが書かれています。

    ・まず本の真ん中くらいのページを読んでみる<第一読>
    ・シャーペンで印をつけながら読む<第一読>
    ・本に囲みを作る<第二読>
    ・囲みの部分をノートに写す<第二読>
    ・結論部分を3回読み、もう一度通読する<第三読>

    囲みを作る、という発想はこれまでなかったので、さっそく参
    考にしてみようと思いました。
    (確かに、普通に赤ペンを引くより見栄えがきれい)

    ほかにも、「自分の本棚にあえて『積ん読』本のコーナーを作
    り、5〜6冊たまった頃合いを見て、超速読をしてみる」など、
    大量の書籍情報を処理するノウハウが満載。

    そして何より本書が優れているのは、読者に「自分の知識の欠
    損部分を知」ることを推奨している点でしょう。

    高度な本を読みこなすために必要な【世界史】【日本史】【政
    治】【経済】【国語】【数学】の基礎知識と、おすすめ本のブ
    ックガイドがついており、社会人の学び直しに最適の一冊とな
    っています。

    私立文系出身で、「知識の欠損部分」の存在を意識している人
    は、ぜひ本書のブックガイドを見て、参考書を買い漁りましょう。

    表面的な読書をやめ、本気で「知」を身につけたい方に、ぜひ
    おすすめしたい一冊です。

    ---------------------------------------------------
    ▼ 本日の赤ペンチェック ▼
    ---------------------------------------------------

    「熟読できる本の数は限られている」というのは、読書の技法
    を考えるうえでの大原則である。読書に慣れている人でも、専
    門書ならば300ページ程度の本を1カ月に3〜4冊しか熟読で
    きない

    新たな本を読むとき既知の内容に関する部分は読み飛ばし、未
    知の内容を丁寧に読む。このように速読を行うことによって時
    間をかなり圧縮することができる

    基礎知識があるからこそ、該当分野の本を大量に読みこなすこ
    とができるのだ

    なかでも、『岩波講座 世界歴史』(全31巻、岩波書店)と
    『岩波講座 日本歴史』(全23巻、岩波書店)を通読し、世界
    史、日本史についての基礎知識を強化できたことは大きい

    大切なのは、自分の知識の欠損部分を知り、それを補うことだ

    現実の出来事を説明できないなら、本物の知識は身についていない

    1回目に線を引いた部分で特に重要と思う部分をシャーペンで
    線を引いて囲む

    「普通の速読」とは、400ページ程度の一般書や学術書を30分
    程度で読む技法である

    ◆超速読の技法
    5分の制約を設け、最初と最後、目次以外はひたすらページをめくる

    高校段階での数学に不安があり、行列、数列、微分法、積分法
    がまったくできないのに、近代経済学や統計学の知識を身につ
    けようとしても、無理である。その際は数学の基礎力をつけて
    再チャレンジするしか、知識を着実に身につける道はない

    歴史小説で歴史を勉強してはいけない

    恐慌の結果、本格的なリストラに耐え抜くことができる大資本
    だけが生き残り、老舗財閥の力が強化された。そして、社会的
    格差が拡大し、貧困層の不満が強まり、「世直し」の気運が出
    てきた

    改革運動は不遇の知的エリートが起こす

    くれぐれも漫画で基礎知識をつけようとしてはいけない
    続きを読む

    投稿日:2019.05.31

  • Toru Morinaga

    Toru Morinaga

    佐藤優さんの読書のノウハウ、速読から熟読精読まで書かれているのだが、大半は彼がいかに賢い、優秀か、経験豊富かと言うことを誇示しており、また彼の主義主張が多く、読んできて気分がよくない。その一方でノウハウ的なことはあまり書かれていない。続きを読む

    投稿日:2019.05.25

  • kgr1019

    kgr1019

    このレビューはネタバレを含みます

    調べる技術・書く技術に次いで読んでみた。
    前作同様、自分個人には色々ハードルが高い内容だった。
    やる事が多すぎて、習慣化するには時間が必要という感想。

    時間をおいて辞書的に読み返してみたい

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.05.22

  • Yuuki Sato

    Yuuki Sato

    熟読 真ん中を読む 基本書奇数冊
    超速読 目次 まえがき 全体ページめくるだけ
    普通の速読 1ページ15秒 定規

    投稿日:2019.04.24

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