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池波正太郎 / 新潮社 (39件のレビュー)
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総合評価:
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あかた
秀吉が亡くなり、利家も亡くなった。 いよいよ家康の天下が近づく中、佐平次の息子佐助が草の者として育つ。 36冊目読了。
投稿日:2024.02.24
manndanana
何かと二項対立的な回だったな。 秀頼と秀次、猫田とお江、角と佐助、文治と武断。 まあ物語ってそういうものって言えばそうなんだけど、対立が目立つ印象だった
投稿日:2024.02.11
りぶれ
前田利家の最後が、とても勿体なくそして夫婦のやり取りに少しくすっとできたました。確かにあと5年あれば何かが違ったかもしれない。でもそれは変えられない事なので。秀頼誕生で今が変わったのかもしれないし、結…果は大きく変わらなかった気もするし。でも、当時の人達の命運は相当大きく変わったであろう、と思うので一人の命の重みを感じた読後でした。続きも楽しみ。続きを読む
投稿日:2024.01.08
サマセット7
秀吉がついに死に、豊臣政権が大きく揺らぐ、政治的には激動の巻。 真田一族の活躍はさほどでもない。 家康直参、本多忠勝の娘を妻とした兄・信幸と、石田三成の無二の友、大谷吉継の娘を妻に迎えた弟・幸村。 兄…弟の絆に変わりはないが、力を増す家康とそれを危険視する三成の政治的な対立は、後の流れを暗示する。 お江、又五郎、佐助ら草の者の活躍が歴史と並行して描かれるのが、真田太平記の見どころ。 三成の危機に真田の草の者が密書を運ぶ!という展開にはニヤリとさせられる。 歴史ものとしてのリアリティ、人間ドラマ、忍者も含めた戦国エンタメのバランスがいいのが、池波正太郎作品の特質か。 真田一族や草の者たちはもちろんのこと、佐平次、右近、角兵衛といった個性的なキャラクターたちが、今後どのように歴史の荒波を生きていくのか。 先が気になる第五巻である。続きを読む
投稿日:2023.12.21
moboyokohama
秀頼が誕生し、秀吉が没する。 朝鮮出兵を端に発した加藤清正等武断派と石田三成等文治派の対立が深まるり、三成は家康に助けを求めた結果佐和山で蟄居することになった。 晩年の秀吉が哀れ。 どのように権勢を…得ていても老いるという事は哀しく酷い。続きを読む
投稿日:2023.11.26
aiaitaro8
天下人秀吉が死に、徳川家康がしたたかに己が野望へと踏み出す。この巻を読んでいていちばん感じたのは、時に、物語の進行を止めてでも叙述する、社会や政治、人間存在への透徹した洞察のすごさ。真の作家のなんと博…識で慧眼なことか! 震える。続きを読む
投稿日:2022.07.14
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