【感想】ヴァンパイアハンター・リンカーン

セス・グレアム=スミス, 赤尾秀子 / 新書館海外ノヴェルス
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
6
3
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  • 真実は…

    小説として読むと、淡々とし過ぎていて些か物足りなく感じるものの、リンカーンの生涯とアメリカ史という史実と、ヴァンパイアハンターとしての戦いという虚構との融合は絶妙で、本当に一つの説として説得感すら感じてしまう。最愛の母を吸血鬼に殺され復讐を誓った少年の頃から、南北戦争や奴隷解放運動に至るまで…その背後にヴァンパイアの影を感じない事の無い戦いの生涯。晩年は過酷に過ぎる。しかしラストの展開は絶対にヘンリーと一悶着あったんじゃなかろうか…と思うと、ちょっとだけ微笑ましい…ような気もする。続きを読む

    投稿日:2015.07.04

ブクログレビュー

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  • wasserbaumerin

    wasserbaumerin

    このレビューはネタバレを含みます

    表紙のイラストがTHORES柴本さんで気になったという経緯。吸血鬼物ということで読んでみたら吸血鬼よりもリンカーンの人生が分かる本でした。後はここからWikipediaを読んで吸血鬼成分を抜けば普通に南北戦争含めて歴史の知識になるような内容。文庫本にしては少し厚くいつも使っている文庫カバーだとギリギリでしたが特に止まることもなく順調に読めました。
    荒野の貧農から合衆国の首脳になるというアメリカンドリームで、母を(途中で恋人も)失った原因の吸血鬼を恨み狩りをしていくが最大の協力者もまた吸血鬼という構造。読み終わってから「はじめに」を読むとまた楽しい。

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    投稿日:2023.11.28

  • Fernando

    Fernando

    斧で頭がゴロゴロ転がるヴァンパイア達。映画化されているが描写が怖すぎる。米・南北戦争時代に興味があればより面白く読めるかも。

    投稿日:2014.02.23

  • kx8

    kx8

    このレビューはネタバレを含みます

    ラストシーンはキング牧師の演説シーンで〆だが、オバマ大統領の演説シーンでもよかったかなと思う。史実改変ファンタジーとして面白いけどB級ネタ枠ではある。

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    投稿日:2013.08.15

  • 伊織

    伊織

    映画「リンカーン〜秘密の書〜」の原作。映画化の話は知らずに設定に食指が動いて出版後すぐに読んで、レビュー書いてなかったなと。
    リンカーンが書き残した日記という形で進むストーリー。リンカーンが本当に戦っていた相手は吸血鬼だったという奇想天外な設定なのだけれど、まるで本当にこういう日記が残ってるんじゃないかしらと錯覚しそうです。面白うございました!続きを読む

    投稿日:2012.11.29

  • 康芳英

    康芳英

    リンカーン大統領の生涯にフォーカスしてアメリカという国の歴史に吸血鬼というフィクションを混ぜたらとんでもない怪作できました。映画とは違うラストがちゃんとこの話を現在のアメリカにリンクさせていてそういう意味でも素晴らしいアメリカ合衆国裏歴史本。リンカーンの伝記や彼の生きていた時代のアメリカのことなどをきちんと知るともっと面白くなりそう。続きを読む

    投稿日:2012.11.28

  • rhythmtakuto

    rhythmtakuto

    正直、表紙のイラストに釣られて買っただけだったのですが、思ったより面白かったです。
    実際のリンカーン大統領の生い立ちとか史実とか日記に、創作をうまく混ぜ込んで作られたお話は、そこそこ説得力もあって、でも伝記ほど堅苦しくなくて、ページ数の割に読みやすかったです。続きを読む

    投稿日:2012.02.19

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