【感想】氷菓

米澤穂信 / 角川文庫
(1394件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
208
462
476
104
22
  • 高校を舞台にした日常の謎に古典部の面々が挑む

    限定版のポップな表紙デザインに惹かれて入れた本です

    高校を舞台に起る日常の謎を高校生の男女が解いていく
    短編仕立てのミステリでサクッと読みやすく
    すぐに読みたい訳ではなくてもReaderに入れておく
    手が伸びやすい話です

    でも積極的に関わりを持とうとしない省エネ高校生って
    ジェネレーションギャップを感じるなぁ

    それから古典部が舞台とはいっても、それらしい活動はほとんどないので
    古典文学萌えの方は要注意です
    続きを読む

    投稿日:2014.06.06

  • 古典シリーズ1作目(わたし、気になります)

    何気なく読み始めて、最後まで一気に読み終わった。
    男子2人と女子2人が、古典部の謎を解き明かすために推理していくミステリーが縦軸、友情なのか恋心なのか、はっきりしない(はっきりさせない?)そんな関係が横軸となり、話が進む。ミステリーと4人の関係は、シリーズ物を通して描かれていく。
    ミステリー部分は、もちろん面白い。ただ自分的には、古典部員の会話や校内の描写がとても丁寧で、自分が体験した遠い昔の高校生活を思い出させ、読みながら小説と自分の体験と交互に行き来して、その懐かしさが心地よかった。
    ミステリー好きの人はもちろん、学生生活を懐かしく思い出したい人も読んで損なし。(2作目は「愚者のエンドロール」)」
    続きを読む

    投稿日:2013.10.22

  • お気楽ミステリー

    タイトル通りお気楽なミステリーです。
    古典部シリーズの第一弾。高校の古典部が舞台の日常のちょっとした謎を解き明かしていく、爽やかなお話です。
    ちょっと面倒臭いキャラですが、なかなか個性的な面々で楽しめました。続きが楽しみです。続きを読む

    投稿日:2015.04.15

  • 何気ない日常にミステリの凄味を感じる

    再読。言わばミステリって、論理的かつ現実的であることが成立の肝な訳ですが、そこには殺人なりの非現実を被せねばならない苦悩があるのだと思うんです。
    しかし本作では真っ向からそれを否定し、ミステリを向こう岸の「お話」から一歩手繰り寄せるという剛腕を披露しています。
    それでいて長短織り交ぜた伏線を駆使し、間延びのない物語を抜け目なく築き上げる辺りは素晴らしいの一言。当然、登場人物もその流れを妨げない程度に現実的で、かつ魅力的な個性でもって読み手を物語に惹きつける辺りも流石です。
    なんか作家の凄味を見せつけられました。
    続きを読む

    投稿日:2014.03.10

  • ことばの世界が豊かで、古典部のメンバーも知的で気持ちいい。

    少し読み進めた段階で、う~んこれはなんとかせねば!なんせ知らない言葉・熟語や難解な文章がつぎつぎと現れる事に。結果クリップボードの満載さ加減たら!。
    そしてそして『氷菓』序文の記なんぞは意味を解こうとする程に深く重く到底たどり着けそうにない私。でもその分、捨て置く訳にはいかない魅力的な存在となってしまったのです。
    奉太郎のお姉さんからの手紙と電話の、何かを巻き起こしてくれそうな雰囲気が、謎が謎を呼んでこれまた面白い。
    続きを読む

    投稿日:2014.11.07

  • 全巻読みましょう!!

    _(._.)_、はじめに謝っておきます。電子書籍では読んでいません。実本で読みました。古典部シリーズはまります。久しぶりでしたね。一気に全巻読んだのは。一巻の表題のように、甘くて冷たくて、しみます。

    投稿日:2013.12.08

Loading...

ブクログレビュー

"powered by"

  • K

    K

    会話を楽しむさらっとしたミステリー。マンガやアニメ化するのも頷ける、ライトノベルに近いキャラクターの個性の強さがある。(近しいと思うのは化物語か…ここまで会話特化ではないが)
    ミステリーとしてはとってもライトなので、ぞくぞくする感じを求めるならあまりおすすめしない。学園もので、身近な謎に迫るといったようなかんじ。続きを読む

    投稿日:2024.03.26

  • りーり

    りーり

    ふとしたきっかけで古典部なるものに入ることになった主人公、先客として気になる系少女と中学時代の旧友も加わり、かくして古典部シリーズのビターで爽やかな青春ミステリーは始まります。

     本作は文集「氷菓」の真実に迫るストーリー。 ミステリーであると同時に高校生の機微な成長を描く青春物語としての一面も覗かせます、むしろそっちがメインかもしれないです。続きを読む

    投稿日:2024.03.19

  • よし

    よし

    米澤作品は好きなのになぜか2回ほど挫折していてようやく読めた。ラノベチックな雰囲気で読書慣れしていない人でも気軽に読める作品。それでいて伏線を回収していくミステリーはしっかりしていてさすが。文集の名前に込められた意味を知ったときはゾワっときた。アニメになっているので、どうしてもその印象に引っ張られてしまうが、小説としても十分面白い。続きを読む

    投稿日:2024.03.16

  • kaonio

    kaonio

    「氷菓」(米澤穂信)を読んだ。
    
『爽やかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリー』ね。
    
あーあ、わたしが高校一年生だったのって50年前なんだ。
やれやれ。
あれはあれなのであって、まぁあの時に戻れるとしても戻りたくはないのだな。
(あの頃の自分を思うと顔から火を吹くほど恥ずかしいぞ)
    
《古典部》いいね。
(シリーズ追ってみるか)
    続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • ryoma

    ryoma

    このレビューはネタバレを含みます

    最後の奉太郎から姉への手紙は秀逸。
    姉貴は、おれが    まさかね。
    十年後後悔しない生き方をしなさいと、
    生きたまま死なないようにと、
    メッセージしていたのかな?
    登場人物にも好感持て、古典部シリーズとして続きがあることものちに知り、またあいつらに会いたくなりそうだ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.09

  • kissarmy0814

    kissarmy0814

    2024.03.02
    若いときに読むとドキドキできるだろうなー。
    当年53歳にはこの世界が眩しすぎる。

    投稿日:2024.03.02

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。