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中山元 / ちくま新書 (44件のレビュー)
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総合評価:
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tokyobay
時代順に主要著作毎で章立てになっているので、各著作の解説を読み進めることにより、思想的な変遷が一応追えるような構成にはなっている。 著者はフーコーの思想には、現代を生きることの意味、現代において思考す…ることの意味を問う、という一貫性があり、本著では、その思考のツールやモチーフを明らかにすることを目的とすると述べてはいるが、自分の勉強不足が原因なのか、その試みを充分に理解することはできなかったように思う。続きを読む
投稿日:2023.05.17
ゆうたろう
簡潔かつ丁寧なミシェル・フーコーへの導き書。 キリスト教の司牧者権力と近代国家のポリツァイを同一の視点から分析するとは驚きました。 告解が罪の意識を作り、そこからまた告解へと戻る。無限のサイクルの内に…人が閉じ込められている。 歴史を過去のものとして振り返る際、そこで表現「されたもの」と「されなかったもの」の差異、ディスクールを理解することの困難さと重要さ。 一面的な観点を見て単純素朴な結論に終着しないよう吟味することっすね。続きを読む
投稿日:2023.02.10
Book Bar for Leaders
自分の信じたものをもう一度見直すことはかなり面倒だと思います。見直さなくてはこのままでは良くならいことは理解してるけど、面倒。 フーコーの真理を追うために何度も現実に向き合う姿に真理の重さを感じられま…す。 ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )続きを読む
投稿日:2022.11.04
oykriihu
フーコー入門として、非常に読みやすい。 後半は、フーコーの著作から彼のアイデアを解説していく流れになるが、「どの著作について、どのような観点で」解説していくかを明記しているので非常に理解しやすい。
投稿日:2022.06.24
catoffee-music
このレビューはネタバレを含みます
現在、私の存在、思考がどのような意味を持つのか、ミシャエル・フーコーの哲学をもとに診断することで、自分が考えているよりもはるかに自由であること、自明で真理だと信じられていることが、歴史の特定の時点に作りだされたものであり、この自明性は批判し、破壊することができるという。 フーコー入門ということで、 『狂気の歴史』『言葉と物』『監視と処罰ー監獄の誕生』などなど全く読んだことが無い人でも、フーコーの哲学の概要が分かる。 フーコーの個々の自由な主体の行為(真理を語ること)である真理のゲームに参加するという考えは、何かスリリングな気もするが「普遍的な真理」にこだわることはないのだと心が軽くなり、またすぐ目の前が霞む。 しかし、現在を生きる私たちのまなざしが新しい物の秩序を開く、、その通りかもしれない。
投稿日:2022.02.13
hiro-9
フーコーの生涯を著作を中心にまとめたもの。この本からすると著作そのものが簡単なようにも思える。でもこんなものではないと思う。
投稿日:2021.08.08
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