【感想】ロードムービー

辻村深月 / 講談社文庫
(351件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
73
164
82
7
0
  • 彼らと再び会える喜び

    『冷たい校舎の時は止まる』を先に読んでから読むことをオススメします。
    あの校舎で共に過ごした彼らがどうなっていくのか、道の先には何があるのか考えながら読み進めるのは非常に楽しかったです。
    5篇からなる短篇集ですが、どれも読みごたえ十分です。タイトルにもなった『ロードムービー』をはじめ物語を他の作品や短篇同士をリンクさせていく手法は素晴らしいと思います。さすが辻村深月!と感動すること間違いなしです。続きを読む

    投稿日:2015.09.19

  • 心に染みる短編集

    いや,かなり良いです。
    思春期にぶつかる悩みやせつない想いが丁寧に描かれ,思わずぐっときます。

    もともと力のある作家さんですが,全体構成も見事で,関心するばかりです。

    投稿日:2016.02.21

  • 『冷たい校舎の時は止まる』と併せて読みましょう。

    『冷たい校舎の時は止まる』の番外編のような短編集ですが、
    『冷たい校舎の時は止まる』を読んでいなかったとしても、充分、楽しめます。けれど、読んでいたら、10倍くらい、感動が増幅します。
    と、いうわけで読んでからがおすすめですが……あちらは長編なので、読むのが大変だよう!ということであれば、こちらを読んでしまうのもアリです。
    そうしたらきっと、『冷たい校舎の時は止まる』が読みたくなるでしょう。きっと。
    そうして「辻村深月……、恐ろしい子!」となるのです。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.08

  • ”冷たい校舎の時は止まる”を読んだら、

    なぜこの’’ロードムービー’’を読まずにいられるでしょうか。。。
    読み始めた途端、なんだ、この宝石のような話たちは、、、大満足です。
    ただ、欲を言えば、私は、もう一度、榊くんに会いたかったなあ。。。。

    投稿日:2017.04.04

ブクログレビュー

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  • keiko

    keiko

    先に冷たい校舎を再読して良かった!
    主人公達のその後が描かれている本は大好物!
    どれも胸の痛い話ではあったけど、皆自分をしっかり持っていて、めげない!勇気を貰える一冊。

    投稿日:2024.03.28

  • あすか

    あすか

     冷たい校舎の時は止まる。この本を側に置いて読みたかった。懐かしい登場人物達に出会えて嬉しかった。辻村深月はいいな。と素直に思えた作品。

     「雪の降る道」が大好き。みーちゃんは健気で頑張り屋さん。可愛らしくて、応援したくなった。スガ兄は文句なしにかっこいい。ヒロ君の心の描写に心打たれた。

    続きを読む

    投稿日:2024.03.07

  • ささかまん

    ささかまん

    忘れてたあの頃の思い出みたいなものをふと思い出させてくれるような優しい作品。辻村さんは登場人物の心情を描くのが上手いのでどんどん引き込まれていきました。部分的にしか自分は気づけなかったですが、本作はある作品の登場人物達が色んな形で登場してたりとちょっと嬉しい仕掛けもあったりと、とても楽しい作品です。続きを読む

    投稿日:2024.02.05

  • まべ

    まべ

    これはもう、大好きです。『ロードムービー』が特に。子供の無垢ゆえの残酷さとか、リアルに思い知らされたりもするけれど、それを上回る温かさに救われます。読み終えた後の余韻がすごくて、しばらく次に進めませんでした。とてもステキなお話。続きを読む

    投稿日:2024.01.21

  • こっとん

    こっとん

    このレビューはネタバレを含みます


    短編集でありながら、それぞれの話が繋がっており伏線が張られていて、ワクワクしながらページをめくっていました。

    解説に書いてありましたが、塾講師の話で講師を勤めていたのは「冷たい校舎の時が止まる」のワタルであるということを読んで納得しました。
    その後の話が繋がっており、教え子がずっと携帯を手放さないのも感慨深いものがありました。なぜ携帯を持ってきているのだろうと疑問に思っていましたが、理由が判明したときはとてもスッキリして短編でありつつも繋がりをしっかりと認識できました。

    「冷たい校舎の時が止まる」を読んでいたので、鷹野と深月の小学生時代の話は、鷹野がこんな子供だったのかと驚き、深月の優しさや健気さを感じることができました。

    今後も辻村作品を読んで本のつながりを見つけたいなあと感じる一作でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.09

  • konnok

    konnok

    辻村深月のロードムービーを読みました。
    子供の頃に経験したことをおとなになってから思い出すと、また違った気持ちで思い出すことができる、という短編集でした。

    表題作のロードムービーは子供の頃の冒険の物語でした。
    しっかりもののトシちゃんと気弱なワタルは教室でのいじめやワタルの家庭の事情から二人で家出することを決意します。
    地方の町から東京に出て、転がり込もうとした家に到着しますが...

    4編の物語はそれぞれ温かい物語で面白く読みました。

    解説で辻村深月の物語たちでは登場人物が重なっていると書いてあったので、もう一度順番通り読み直してもいいかな、と思ってしまいます。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.10

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