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西澤保彦 / 講談社文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
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goya626
作者が「シリーズを長く続けていると、キャラクターを外側から眺める物語を書いてみたくなる」と後書きで書いているように、事件の当事者の視点で書かれている短編集だ。超能力が関係するのはいつもの通りだが、一応…上手く超能力を関わらせていて、物語として面白い。でも、保科、能解警部、嗣子、聡子、響子らが一堂に会する場がないのが、ちょっぴりさみしい。シリーズは長く続けて欲しい。続きを読む
投稿日:2020.08.22
miihide
神麻嗣子シリーズ、第7弾。 短編集。 嗣子ではなく、響子主演の作品があったり、コメディタッチでミステリーなのか?という作品があったり、ちょっといつもと違う感じだった。
投稿日:2017.08.25
hayasick0103
〈チョーモンイン〉神麻嗣子シリーズ七冊目。今回は神麻嗣子、保科匡緒をはじめとする主要人物がほとんど出番がなく、シリーズ物としてはやや物足りなく感じました。「殺し合い」に関してはあまりにもやりきれなくて…、ちょっと苦手なラストでした。やっぱり、持つならテレポーテーションかな。他所のテーブルから食べ物をテレポーテーション、食事を味わった後、食道を通るタイミングで、元の持ち主の胃袋にテレポーテーションで返す…いいじゃないですか!(笑)続きを読む
投稿日:2015.11.08
mai0826
このレビューはネタバレを含みます
「チョーモンイン」シリーズ第7弾。 3・5・6巻に続き、4冊目の短編集。 …おもしろかったんだけど、やっぱ、短編とか番外より、長編の続きが気になるっ! 今のとこ、長編だった1・2巻以後、ストーリー自体は進展せず。 なのに、3巻の『念力密室!』に収録されている「念力密室F」では、だいぶ未来の話(?)が描かれていて、その間がすごい気になるのです。 …とまぁ、でも、そんなこと言ってても仕方ないので、『生贄を抱いた夜』。 短編が7つ。 気に入ってるのは、表題作の「生贄を抱いた夜」と、最後の「情熱と無駄のあいだ」。 どっちも、目的を達成するために何らかの手段を講じていたら、いつのまにか手段が目的化してしまった…というお話。 で、2つとも、ストーリーの大枠はそんな感じで、同じような気がするのに、まったく雰囲気が違う。 片や、ドロドロとした人間描写(「生贄〜」)、片や、コミカルな復讐劇(「情熱と〜」)。全然別のテイストになっていて、そこが魅力的です。 同じ枠組みの中で、しかも1冊の本の中で、そういうことができる作家って、すげーなぁと思います。 ちなみに、「情熱と〜」は、なんとなく『七回死んだ男』ちっく。 それから、最初の「一本気心中」と、その次の「もつれて消える」も好き。 「一本気心中」は、ありえなさそうで、ありえそうなところが。 「もつれて消える」は、語り手のあけっぴろげなキャラクターが。 残りの3本は…微妙。 「殺し合い」は、いまいち。ちょっとドロドロ感に欠ける感じ。 「動く刺青」は、謎が残ったところ(なぜ通報に至ったのか)が、ちょっと不満足。 「共喰い」は、ありえなさそうでありえそう、なのではなく、やっぱありえない。や、100%「ありえない」ってことはないから、あまりにも確率が低すぎる。あるいは、ふつーでは想像しがたい。 と、そんなわけで、全体としてはおもしろかったけど、ちょっと物足りない感じ。レギュラー陣も揃わないし。 続く第8弾『ソフトタッチ・オペレーション』もやっぱり短編集らしいですが、早く文庫化しないかなぁ。
投稿日:2013.09.30
ケイ
チョーモンインシリーズの短編集。 なんだろう、西澤さん作品の好きな部分と苦手な部分が一緒になってる感じで自分はちょっとダメでした。うーん。
投稿日:2011.12.24
llama100
あと生贄を抱く夜読み返した。どの話も、今回は結果から推理するより超能力犯罪によるストーリーを追っていくだけの話が多くて、神麻特有の切れ味がにぶい。うーん。犯罪の筋を追ってるだけなんだよなあ。微妙。
投稿日:2011.07.07
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