【感想】ファンム・アレース(5) 上巻 決戦の地へ

香月日輪, K2商会 / YA! ENTERTAINMENT
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • O-bake

    O-bake

    このレビューはネタバレを含みます

    剣と魔法と140歳の歳の差カップルの物語5巻目。
    パーティのメンバー、道具、知識ともに揃い、目指すは魔女のいる北の山地。難所をいくつも切り抜けて、魔の山を登り、魔女の城の前まで来るところで次巻へ。
    ここまで来ると、人助けエピソードはないが、代わりに、インディー・ジョーンズ風の冒険譚がひとつ。荒れ地で野営した夜、男性チームがとらわれの身になり、命からがら逃げ出してくる(もちろん敵は殲滅)という、ちょっとした変化球なのだが、これでお姫様ララの機嫌が大いに悪くなるところが面白い。
    これは全体を通じてだけれど、ララの大人びた面と不安定な子どもの心のギャップは、(作者によって)人工的に作られた魅力だ。でも物語が進むうちに、だんだん馴染んでくるというか、最初はずいぶん不自然に感じられたララという存在に命が宿ってくるのがわかるから不思議だ。まあ、サーブルやナーガルージュナなんかは最初から生き生きしていたけど。

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    投稿日:2015.01.15

  • tonikaku

    tonikaku

    どうして最終巻が上下巻なのか?
    サーブルとグールのお話を伏線としていれているのだけど、テンポ(歯切れ?)が悪い印象。もう少しぎゅーっと詰めて、最終巻が分厚い本でもよかったなぁ。

    投稿日:2013.12.30

  • snowriel

    snowriel

    このレビューはネタバレを含みます

    シリーズ第5作。
    王女ララ、用心棒バビロン、科学の申し子ナージス、竜族の姫テジャ、賢者の弟子アティカ、魔人形のアゴリ、暗殺専門サリヤカ「黒い犬」緑の眼のサーブルと赤い髪のグール。目指すは魔女アイガイア。

    今回は寄り道ではありませんが……寄り道的なことは死の街での出来事、でしょうか。
    グールがお気に入りなので、とてもとても動揺しました。
    笑いポイントはサーブルに見蕩れ続けるナージスと突っ込むバビロン。色仕掛けるサーブルと突っ込むバビロン。男性陣が可愛らしくて和みます。

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    投稿日:2012.12.16

  • koneko3618

    koneko3618

    旅の途中でつぎつぎに仲間を得たララは、ついに目指す魔女のもとへとやってきた。
    最後の難関である死の街と樹海で一行が遭遇したものとは…!? 
    冒険ファンタジー。

    投稿日:2012.10.12

  • すまさんは

    すまさんは

    ララが12歳になった!!
    しかしまだ、バビロンとの恋愛を含むような描写になると、どうにも違和感が…。
    最初の年齢設定が、低すぎたのでは?と思う。

    投稿日:2012.06.29

  • Blue-blue

    Blue-blue

    このレビューはネタバレを含みます

    シリーズ第5作の上巻。
    血塗られた王家の最後の一人として『聖魔の魂』を持つ身であるララ。初代グランディエ王が自らの欲望と引き換えに子孫の魂を魔神ウェンディゴに捧げる契約を魔女アイガイアと結んでいたため、アイガイアは一族に呪いをかけ、聖なる力も魔の力も両方使える莫大な力である聖魔の魂を持つララの命と魂を狙っている。
    これまでの旅の途中で仲間を得たララは、自らにかけられた呪いと、世界を氷に閉じ込め王と企む魔女アイガイアの野望を打ち砕くため、いよいよ大陸の北の大地へ足を踏み入れる。
    その名も「最後(テロス)」という宿を後にし、ベルベル山岳地帯へ向かう一行は、「死の街(タナト・ポリオス)」では、男性陣は狂信者によって危うく命を落としそうになり、「黒い底なし」と呼ばれる地では浄化を求めてグールに集まってくる死霊達と対し、「蛇王の大渓谷」では協力して危ないつり橋を渡るもバビロンが危うく谷底に落ちそうになる。そのたびに、バビロンを始め、サーブル、グール、ナージスなどの秘めた力で切り抜けながら、ララ自身がアイガイアとの闘いに向けて、気持ちを強くしていく。という感じの内容。

    この巻では、バビロンはもとより、サーブルとグールがなんだかカッコよかったです。危険に晒される度に明らかになるサーブルとグールの能力は、もう明らかに人間離れしていて(ってこの作品の登場人物はみんな人間離れしているというか、生粋の人間ではないのですが)、この2人の過去とかどういう人物なのかなどが気になります。ここにきて、これだけ彼らにスポットが当たるということは、何かの鍵を握っているのだろうなと思います。(作者がこの2人を気に入っているだけだったりして…?)
    ララはララで、大事なものを持ったおかげで弱くなった部分が前面に出てきたりして、この本を好んで読む世代には共感出来るだろうと思います。そこを乗り越えていく強さが良いです。
    物語を進めていく上で、ナージスが良い感じで普通っぽくて、彼の言葉で読者にとって物語世界が近く感じられるのではないでしょうか。
    ここにきて、物語もクライマックスに向けて加速度を増している所為か、読む側もこの先はどうなるのか、気になって仕方ないです。

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    投稿日:2012.06.16

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