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原誠 / 講談社+α新書 (2件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
タイトル「住まいと生活費の確保 VS 家事」 「離活」終わりの始まりを見極める技術 という本を読みました。著者は原誠さんとおっしゃる弁護士の方です。 離婚することが良いことかそうでないことかは全くケース・バイ・ケースのため、離婚自体をどうこう議論するつもりはありません。 ただ、離活するにおいてここが困るよ。ここを注意してね。というポイントが説明されていた部分が印象に残りました。 まず、女性の離活の注意点。 兎にも角にも住まいと生活費をどうするかという問題です。その場合、専業主婦は不利で、資格を持っていたり職を持っていたりする場合には強いのです。 本では例えば看護師のような仕事を持っていたことで生活費に困らず離活がうまく進められたと紹介されていました。 一方で男性の離活の注意点。 それは家事です。生活において家事は必要なので、家事を奥さんに任せっきりだった場合に生活がうまく回らなくなり、結果的に仕事のパフォーマンスが落ち、収入にも影響するということになってしまうことも考えられます。 女性は生活費、男性は家事。 そんな話を読んでいたら、昔の時代は男性は経済的に女性は家事的にイニシアチブを取っていて、それぞれがそれぞれの部分で相手に頼り頼られていることで、二人揃って生活が成り立っていたので、今ほど離婚が少なかったのだろうか(※平成28年(2016)人口動態統計の年間推計 資料により根拠を確認 済)。などと考えてしまいました。 今は働く女性も普通ですし、家事をする男性もどこにでもいます。 そのように考えると離婚出来やすくなっている時代と言えてしまうのかもしれません。 ただし、冒頭でも述べましたように、そのような離婚が良いことかそうでないことかは全くケース・バイ・ケースでそれはなんとも言えません。 私は未婚のため今読むタイミングではないのでしょうが、なんとなく、図書館で手にとって読み始めました。 最後に印象に残った一節を引用して本読書レポートを終えます。 引用P200 結局、結婚とは何か、どう離婚するかなどという問題は、豊かな人生とは何か、いかに生きるべきかという人生観の問題に帰着すると思います。離婚問題があったということは結婚したということであり、多かれ少なかれ、愛し愛された経験があったということになりますから、それを人生において、豊かといえるか否か、人それぞれです。 愛し愛されたことは、お金に変えられないものである、ということは確かです。 引用終わり
投稿日:2017.08.20
柴犬ミミ
この手の本は、結婚を前にした若い方々が読まれると良いかと。勢いで結婚してはダメなんだという書出から始まります。今更言われたってもう遅いという人は、読まない方が良いかも。結構怖いですよ。ちなみに離婚した…いのなら戦略的に攻めるのが効果的だそうです。自分の手の内は相手(配偶者)に最後迄見せてはいけないとか、相手のミスは徹底的に突けとか。続きを読む
投稿日:2010.05.17
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