【感想】中原の虹(3)

浅田次郎 / 講談社文庫
(51件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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ブクログレビュー

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  • あおい

    あおい

    たくさん登場人物が出てきて、色々な角度から中国の歴史を見るのは面白かった。
    日本での文秀たちのことも出てきて、嬉しかったな。

    投稿日:2023.12.31

  • 鮎

    3巻。新たな登場人物がたくさん出てきて物語を追うのに必死です。
    蒼穹ではただの面白キャラかなと思ってた戴沢殿下が案外真面目に国の行く末を案じている人で意外だった。ミセスチャンこと寿安との対話が物悲しくて、印象的だった。
    日本で暮らす文秀のもとへやってきた蒋介石。教科書で見た名前だ。何した人なのかは覚えてないけど。きっと小説オリジナルのキャラクターと史実の人物をうまく混ぜて物語を作ってるんだろうなぁ。
    アヘン窟にて珍妃の井戸に出てきたプージュンが登場。順番に読んでてよかった。
    張作霖はただの暴君にしか思えなくてで好きじゃなかったけど、子供と動物に優しいところはちょっと見直しました。
    時代遅れの人物や物を「ロートル」というけど、それの語源が中国語の老人を表す「老頭児」という言葉だったのを初めて知った。勉強になります。
    4巻に続く。
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    投稿日:2023.11.30

  • cinejazz0906

    cinejazz0906

    1908年(光緒34)、西太后と光緒帝(服毒)を喪い、宣統帝溥儀(ラストエンペラ-)が即位。 清王朝の混迷が深まるなか、国内の革命勢力の蜂起と諸外国の圧力に対処するため、一度は追放された袁世凱が北京に呼び戻される。 一方、満洲を支配する張作霖は、名実ともに「東北王」となる...幼き皇帝溥儀に襲い掛かる革命の嵐は、清王朝滅亡の歴史を刻むこととなる。・・・“東京の文秀を訪ねて来た蒋介石(1887-1975)との対話~「蒋介石君。 私は亡命者とはいえ、清朝の臣であることに違いはない。もし君が、孫文らとともに清朝を倒そうとするひとりであるなら、そうした話は聞かぬよ」「救国済民が私の目的です。必ずしも清朝を打倒しようとは考えておりません」「対(トエ)。いい答えだ」「だからこそ、おのれの天命を信じたのちは、迷わず保定軍官学堂に入校いたしました」”続きを読む

    投稿日:2023.11.08

  • じょー

    じょー

    歴史が大きく動いた本作。でも今まで出てこなかった登場人物がたくさん出てきて、しかも時代が違う。ひらがなだけ、漢字とカタカナだけの文章出てきて、また心挫けそうになる。吉永さんの手記出てくる時、恨めしくさえ思う。だから、結構物語大きな分岐点を迎えてるんだけど、内容あんまり覚えてない。笑
    とりあえず先に進んでみよう!

    この物語の西太后はほんとに素晴らしい人だった。いなくなってしまった今、歴史がどう動いていくのか。そして西太后がいなくなってしまって、誰が歴史の中心人物になっていくのかも見どころ。春児も頑張ってて、嬉しくなる。

    そして春雷と銀花夫婦を、ほんと心から祝福したい。幸せになって欲しい!春雷に、ちゃんと嫁さんの話に相槌うっといた方がいいよと助言したい。
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    投稿日:2023.05.29

  • ayano6n

    ayano6n

    清が滅んで人民共和国が成立。
    どこまでも西太后がこの人民国土をなくしてはならないと働いている。
    忠義の人が国を支えながら激動の地代を向かえてる。

    投稿日:2023.05.04

  • わちこ

    わちこ

    2023年2月17日読了
    民を安ずる者は、無私でなければならぬ。

    今までが「つらい……つらい……」だとしたらこの3巻からは「えっえっ!?えっっっ!?つ、つらい。つらい!?!?なにこれ!?なにこれつらいよ!!」のつらさ。

    沢殿下どんどん好きになっちゃうな。蒼穹の昴の頃はなんだこのミーハー?と思っててごめんなさい。頭の回転が早くて視野の広い方。白菊の上でもどこでも良いからどうかこの方にも安寧を。

    いよいよ吉永中尉と岡さんと文秀がつながってきた。吉永中尉は若いのに自分で世の中を見ようとしていて好きだなあ。

    菊人の慰庭を思う気持ちが苦しい。お前の役割は祖国を滅ぼすことだと伝えねばならない菊人と、自分で気がつけなかった慰庭。

    えっうそはい??えっどういうこと??って言ってるうちに革命が成立してしまった……

    掴めるはずのない中原の虹を追って、ここまできてしまったのですから。

    雷哥と銀花の赤ちゃんが無事に生まれてきますようにと願いながら、いよいよ時代は民国へと入ります。その民国と対立する張作霖たち。次で中原の虹は一旦終わります。
    続きを読む

    投稿日:2023.02.17

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