【感想】カンナ 吉野の暗闘

高田崇史 / 講談社文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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  • 役小角、山岳信仰、山伏と忍者、桜、桜、桜

    シリーズ第三弾。今作のテーマは吉野の黄金伝説と役小角。吉野に眠る金脈、水銀、それを覆う桜、桜、桜。胡散臭いイメージの強い役小角の人となりや、山岳信仰、山伏と忍者、当時の権力者のエゲツナサ等々。
    蘊蓄といってもQEDとは違ってサラリと読める。そして、そろそろミステリとしての事件は必要ないんじゃないかなぁと思わざるをえない…流石に今回の事件は半端過ぎた。
    ラストの展開で繋ぎの1冊だったのかと思わせられた。まあ、ほうろく頑張るの巻、かな。
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    投稿日:2014.04.19

ブクログレビュー

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  • miyous

    miyous

    婚約者の聡美は甲斐が出かけている時に訪れるのは何か意味があるのだろうか。
    と事件よりそっちが気になりだした。
    吉野の桜はご神木なのでむやみに切り倒してはいけないのは何故か。
    天草四郎よりも面白かったがやはり聖徳太子にはまだ勝てない。

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    投稿日:2021.07.25

  • Penta.

    Penta.

    ストックしていた本の最後となりました。
    読破してしまったので、再び本屋で別の本を購入・・・読書って本当にエンドレスですね。
    久し振りのカンナシリーズはやっぱり面白かった。
    今回は主人公の甲斐が大活躍で、なかなか良かったです。
    まだまだ謎が多いので、今後の展開が気になります。
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    投稿日:2013.04.17

  • みかりん

    みかりん

    カンナシリーズ3作目。今作の舞台は奈良の吉野。

    解説でも決してQEDの劣化版ではないと書かれているものの、、、正直、ちょっと薄いかなぁと思ってしまう。吉野の金、役小角の流刑、、、面白くないわけでないが、今更あまり目新しい薀蓄でもなかったような。忍びとしての成長物語としての一面も持ち合わせており、そっちがメインだと言われれば仕方ないけれど、それもやっぱり薄っぺらいのが残念。まぁ、超人的に書かれすぎていないところには好感が持てるが。薀蓄が少ない分、気合入れて読む必要がないので、気軽に読むのにはいいのかもしれない。吉野の桜については面白い説だなぁと思った。続きを読む

    投稿日:2012.10.27

  • 勇者

    勇者

    "カンナ 吉野の暗闘"高田崇史著 講談社文庫(注意:2012/07/13発売)
    (2009年3月発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:真中耕平)

    ・・・”カンナ”シリーズ第三作。出賀茂神社から盗まれた、秘伝の社伝”蘇我大臣馬子傳暦”。出賀茂神社の跡取り・鴨志田甲斐は社伝を追って吉野に向かうが・・・。

    ・・・現時点ではちょっとどうか、というシリーズ。社伝を盗んだとされる人物とは入れ違い。殺人事件はおざなり、な展開は二巻目と同様。円小角や吉野の金鉱、吉野が桜だらけの理由などが納得の行くものだっただけに、残念な一冊でした。

    解説が楽しかった。
    ”しかし、勘違いしないで欲しい。カンナは劣化版QEDではないのだ。この殺人事件の「扱いの軽さ」こそが、カンナシリーズ全体で表現しようとしているテーマを象徴していると考えられるからだ。(略)
    カンナシリーズの殺人事件の「軽さ」は、人の命が虫よりも軽かった時代の時代性がむしろ二重写しにされているようにみえる。”
    わたしも極力、作品の良いところ探すような読み方をしている方ですが、上記の様な見方は出来なかったなぁ。すごいわ・・・。

    ・・・”カンナ”シリーズノベルス版は九巻で完結。(文庫版は第四作が2012/10/16に発売。)
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    投稿日:2012.10.24

  • doragons

    doragons

    このレビューはネタバレを含みます

    雰囲気がアクション奇伝っぽくなってきた・・・
    謎がすべて提示されたようではないので今後どうなるか。

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    投稿日:2012.10.10

  • moby2000

    moby2000

    QEDシリーズとはまた違う切り口で歴史の裏側を読み解いていくのはどんどん読み込んで行ってしまいました。歴史は考えるということ。

    投稿日:2012.08.28

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