カーテン

アガサ・クリスティー, 田口俊樹 / クリスティー文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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  • スタイルズ荘で始まり、スタイルズ荘で幕が閉じる

     ポアロが初めて登場するスタイルズ荘。そしてなんと、今回の舞台もスタイルズ荘ですが、今作がポアロのラストの作品となります。灰色の脳細胞を使い難事件を解決した彼は、今や老い、病床にある状態です。そんな時、ヘイスティングズ(本作の書き手)に5件の事件を提示するポアロ。この5件には、真犯人がいるのだというが・・・

     完全犯罪を扱っていますが、この完全犯罪を崩そうとしていきます。完全犯罪の全容が分かった後には、ラストとして、おどろきの結末が展開されます。ポアロのファンで未読の方には、是非読んでいただきたいです。初めての方でも十分読むことが出来ますが、出来ればポアロの代表作をいくつか読んでから読んでいただきたいと思います。読んで損しないミステリーです。
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    投稿日:2013.11.17

  • ポワロ最後の作品

    ポワロとヘイスティングズが二人で初めて事件を解き明かした場所、スタイルズ荘。そこにポワロが少なくとも5つの殺人に絡んでいると目する人物Xがおり、二人は再びその場所で事件に挑む。

    出版順としても作品内の時系列としてもポワロ最後の作品(書かれたのは1940年頃とされ、クリスティーが「そして誰もいなくなった」などを書いている最も脂がのったころの作品)。
    まずこの作品を読む前に一つ言いたいのはこの作品を読む前にポワロの作品をとにかく色々と読んでいて欲しいということ。この作品を絶対に最初には読まず、その前にポワロの作品をいくつか読み、ポワロ最後の事件の重みを少しでも味わって欲しいと思う。
    肝心の内容は傑作としか言えない。ほかの有名な作品に対し、知名度では劣るものの事件の全てを明かされた時の驚きはどのクリスティー作品にも劣らない素晴らしいものだったと思う。
    また、この作品の特徴の一つに長年出てきた登場人物の個性を最大限、事件に活かした作品であるということがあげられると思う。ポワロ以外にもヘイスティングズやジョージの性格などを読者にある印象を与えたりするのに利用する素晴らしい作品だと思う。
    それらを最大に味わうためにも他のポワロの作品を読んでから読んで欲しい。そして、絶対に読んで欲しい一冊だと思う。
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    投稿日:2016.12.27

  • 名探偵ポアロ最後の事件

    死後出版で今までにない展開で衝撃のラストを飾った問題作。

    投稿日:2013.09.24

ブクログレビュー

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  • bukurose

    bukurose

    ポアロとヘイスティングの出会ったスタイルズ荘が再び舞台となり、今度はポアロの招待でヘイスティングがやってくる。執筆は1940年なので舞台はその頃だ。ヘイスティングの妻は亡くなっており子供4人は独立して1人暮らしになっている。

    過去に起きた5件の殺人事件は犯人が確定されていたが実は本当の犯人は別にいて、今このスタイルズ荘で第6の殺人が起きようとしていて、本当の犯人はまたもや別人を犯人に仕立て上げようとしているというのだ。

    奇抜なストーリー、しかしポワロ最後の事件として書かれているだけあって重い解決がなされる。


    1975発表(執筆は1940年)
    2011.10.15発行
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    投稿日:2019.09.18

  • Στέφανος

    Στέφανος

    原書名:CURTAIN POIROT'S LAST CASE(Christie,Agatha)

    著者:アガサ・クリスティ、1890イギリス・デヴォンシャー州-1976イギリス・オックスフォードシャー州、小説家
    訳者:田口俊樹、1950奈良県出身、翻訳家、早稲田大学第一文学部卒
    解説:山田正紀、1950名古屋市出身、小説家、明治大学政治経済学部卒
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    投稿日:2018.10.13

  • lalamama1

    lalamama1

    日本帰国中にBS放送で見て読みたいと思った作品。ポアロ最後の事件と、クリスティーが自ら幕引きをしました。この作品が執筆されたのが1940年代で発表は1975年。事件は、犯人Xが直接手を下すわけではないので、不確定の要素が加わればどうなったか?と思いますが、そこは非常に頭の良いXの緻密な計算の上で行われたということで、スルー。全編にポアロとヘイスティングの信頼と愛情に満ちた関係があふれています。続きを読む

    投稿日:2017.09.03

  • a-symmetry

    a-symmetry

    あー…ポワロ…となります。


    シリーズ最終作と言われており、終わるなら読みたくない!と買った後もしばらく寝かせていた(じゃあなぜ買った)のですが、意を決して読みました。


    細かく見たら、「こじつけでは?」「つじつま合わない」という部分があるかもしれません。しかし、それを上回る驚きがあったからいいのです。毎回毎回すごいなあと思わされます。

    特に今回は、驚きすぎてある一文を何回も読み返しました。




    一通りシリーズを読んだ後に読みましょう。
    続きを読む

    投稿日:2017.08.03

  • sayurin115

    sayurin115

    ポアロの最期と聞いて、読んでみました。
    犯人X、なるほど、なかなか尻尾を掴ませない「悪党」ですね。彼の罪は殺人教唆、殺人幇助になるのでしょうか。直接手を下さない犯人って、ある意味怖い存在ではあります。ただ、捕まえることができないからといって、あんなやり方で解決するのはいただけないなぁ。なんだか、腑に落ちない。心にもやっとしたものが残りました。続きを読む

    投稿日:2017.01.05

  • tohmawari4423

    tohmawari4423

    ヘイスティングズは親友ポアロの招待で懐かしきスタイルズ荘を訪れた。老いて病床にある名探偵は、過去に起きた何のつながりもなさそうな五件の殺人事件を示す。
    その陰に真犯人Xが存在する。しかもそのXはここ、スタイルズ荘にいるというのだ・・・。
    (本著裏表紙あらすじより)

    ポアロ最後の事件の話です。
    本作とミス・マープルの最後の事件「スリーピング・マーダー」の2作品は、晩年に発表されてはいるものの、執筆は全盛期に行なわれていた、といいます。
    その辺りの詳しい話は巻末の解説にあります。
    ポアロ最後の事件なのでポアロ・シリーズの最後に読もう、と思ってずっと手を出さずにいたんですが、何時になるか判らないと思い、2月頃にブックオフで購入していました。
    ただ事件の真相については、テレビか何かで知ってしまっていたので、「まさか?!」という思いを確かめるために読みました。
    偶然知ってしまった真相。間違いなかったですね。
    ミステリーにはよくあるタイプの話でしたが、それをポアロに演じさせた、というのがアガサ・クリスティーの凄いところなんだろうな、と感じました。
    続きを読む

    投稿日:2016.06.15

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