【感想】「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!

佐藤勝彦 / PHP文庫
(69件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
21
27
14
1
0
  • 楽しく読むことができました。

    自分は、理学部物理学科の出身ですが、水素原子の離散エネルギー順位の解明に関する歴史は知りませんでした。
    この本は、解明の過程と携わった物理学者たちの考え方が、初学者にでも簡単に分かるように書いてあり、
    まるで小説を読むように読むことができました。
    量子化って何?量子力学って?
    そういった単純な疑問を抱える方に、特におすすめできる本です。
    続きを読む

    投稿日:2014.01.20

  • 入門書として

    私は理系に弱く、どちらかというとこういうジャンルの本は避けてきた方ですが、
    そんな私にもこの本は難しくなく大変分かり易い内容でした。
    基礎知識が全く無くても、ある程度、概要を理解できるように工夫されてあります。続きを読む

    投稿日:2013.11.12

  • 量子論のワンダーランド

    アインシュタインとボーア、そして「生きているけど死んでいる」猫とのおしゃべりから始まり、まんまと量子論のワンダーランドに迷い込んでしまいました。
    電子を「粒」ではなく「波」と捉えることで、それまで説明できなかったことが解決したことなど、量子論が発展していった歴史が分かりやすく書かれています。
    最後の章で、ビッグバン理論についてもちらりと触れていますが、今までと違った不思議な感覚でイメージされ、最後まで楽しく読みきることができました。
    理科の読み物が好きな人たちにとって、自然観や世界観が変わってしまうきっかけとなり得るのでご注意!
    続きを読む

    投稿日:2017.09.08

ブクログレビュー

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  • やまもと

    やまもと

    わからなかったけど、おもしろかった!
    そんな感じ。
    他の量子論の本も読んでみたい。
    この人の本は読みやすい。

    投稿日:2024.03.28

  • tanukitune1031

    tanukitune1031

     「量子論」について書かれた本。議論の争点になった箇所は、そのいきさつまで書いてあったりして面白い。
    「量子論」の開拓者であるボーアやファインマンですら、量子論を『完全に理解している人はいない』と語っているので、気負わずに読むことができる。

     量子論の発端は、光が粒か、波かを追求することで生まれた。結論から述べると、光は波の性質を持つ粒、両方の性質を持つ考えが主流である。その過程で、電子の電子のダブルスリットからの光の不確定原理の提唱の流れは、経験則から導き出された。波の性質は私たちには観測できないことにミクロ世界の奥深さというか魅力が詰まっていると思う。

     また、量子論にも主流であるコペンハーゲン解釈と多世界解釈が存在する。これらは、ドラえもんの道具のような非常にロマンあふれるものとなっている。

     文系、理系問わずぜひ手に取ってほしい一冊である。
     
    続きを読む

    投稿日:2022.12.30

  • けんじ

    けんじ

    量子コンピュータと、半導体不足が叫ばれる中、そろそろ量子論の触りだけでも知っとかないと、と思い手に取った。評価としては、非常に分かりやすかった。(私は力学系の研究者のたまごなので、素養はあるつもり。)分かりやすかったが、分からないことが増えた。僕が古典力学に苦闘している何十年も前から、こんなわけわからん理論が生まれてたんだなぁと、途方もなさを感じた。続きを読む

    投稿日:2022.01.24

  • かげ

    かげ

    相対性理論に続き読了。
    佐藤さんのこのシリーズは文系でも分かり易く、深ぼるべきところはしっかりと書かれており、物理初心者として良書。

    自然法則は常識とはかけ離れた、
    わかったようなわからない噛めば噛むほど味があるとても面白い量子論

    波動関数の確率解釈が最も興味深い

    今目の前にあるものは目に見える前は重ね合わせの状態にあって確率的にしか位置を特定できない、
    シュレーディンガーの猫は箱が開けられた瞬間に波の収縮により生死が決定される、なんてこと理解できるはずがない

    物理法則が決定論であるべきというアインシュタインの持論も頷ける

    ただこの量子論の考え方が実用化が近い量子コンピュータや量子暗号の基礎になっている

    まだまだ世界は謎でいっぱいで、全てを明らかにするなんてことはできないんだろう
    それがまた世界をより一層魅力的にする
    続きを読む

    投稿日:2021.09.20

  • nb-mr993

    nb-mr993

    分かったような分からないような、でも分からないままだと落ち着かないのでどうしても関連本を漁ってしまう量子論。この世界が、宇宙が、本質的にどこまでも不確定性の重なり合いで構成されているというのは本当にスリリングで面白い。自分が生きている間に宇宙の真理が果たしてどこまで解明されるのだろうか、と考えるとなかなか死にきれない。続きを読む

    投稿日:2021.07.13

  • tomon34

    tomon34

    良書!なんども読まないと理解できない、あるいは何度読んでも理解できないと思うけど、だんだん整理できてくる。量子論をとりまく科学者の挑戦にワクワクしながら読めた。

    投稿日:2020.11.08

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