【感想】アミダサマ

沼田まほかる / 新潮社
(174件のレビュー)

総合評価:

平均 2.8
5
34
72
39
15
  • まほかるワールド

    この手の作品は賛否両論、多分両極端に分かれるんじゃないかと思う。
    ストーリとか登場人物はおいといて、文章に引き込まれるように出張の新幹線のなかで読んだ。
    この作品の中だけじゃなく、日常でもまさにボーダーライン上で生活していて、ついラインをまたいでしまうことがいっぱいあるんじゃないかと思う。
    浄鑑(僧侶)のような強い精神を持ちたいものだ。
    続きを読む

    投稿日:2014.11.20

ブクログレビュー

"powered by"

  • ultraman719

    ultraman719

    ホラーサスペンスと言っても、純粋なホラーって感じやないな。
    何か、じとっとした感じ…
    それも、ずっと…
    年末の最後にこれ読んで、良かったんか…っと少し後悔せんでもないけど^^;
    初夢の中身がロクなもんしか思い浮かばない…

    主人公のミハル、冷蔵庫の中で発見される。
    一度、死の世界に行ったのか、特殊な力を備えてる。
    あかんで!
    一度、冥土にいったモノを呼び戻すなんて!
    怖すぎる…
    何か呼び戻すしても、もう普通の状態やない!

    伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、火神を生んだために病んで黄泉国に移った伊弉冉(いざなみ)尊を追っていく話を思い出す。

    もう、黄泉の人の姿は!
    ぎゃー!!

    まぁ、この話自体は、お坊さんも出てくるし、阿弥陀さんやし、仏教なんやけど。


    良いお年を!笑。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.31

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「幼子の名はミハル。産廃処理場に放置された冷蔵庫から発見された、物言わぬ美少女。彼女が寺に身を寄せるようになってから、集落には凶事が発生し、邪気に蝕まれていく。猫の死。そして愛する母の死。冥界に旅立つ者を引き止めるため、ミハルは祈る。「アミダサマ!」-。その夜、愛し愛された者が少女に導かれ、交錯する。恐怖と感動が一度に押し寄せる、ホラーサスペンスの傑作。」

    「人は普段、自分の心の中にある全と悪の感情を無意識にコントロールしながら生きている。その両方を心の中に持っていないと善悪の判断も出来ない。ミハルがあまりに無垢で穢れを知らない心の叫びは、人の世の摂理まで乱してしまう。大人の私は、穢れというものをもう充分に知ってしまっている。だからこの本を読みながら哀しくなったり、怖くなったりしたのだと思う。底知れない無垢な心が悪に変わってしまう瞬間、それがこの世で一番怖いことなのかもしれないと思った。」
    (『小泉今日子書評集』の紹介より)
    続きを読む

    投稿日:2023.09.13

  • maika

    maika

    このレビューはネタバレを含みます

    私には合わなかった。以前、「ユリゴコロ」という本を読んだことがあり、それが面白かったため図書館で借りてみたが想像と違った。
    仏教の教えや読経がかなりの頻度で登場する。それに基づいて話も進んでいくため、今誰が何をしているのか分からないことが度々あった。後半に進むとオカルト具合に拍車がかかり、さらに訳がわからなくなった。
    物語全体が暗く、気持ち悪さが漂っている点はユリゴコロと変わらないと思った。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.08.12

  • ほくほくあーちゃん

    ほくほくあーちゃん

    終始、重たい鉛がつきまとっているような
    暗い話でした。
    グロとも違う感じ。
    私には合わなかったな…。

    幼い頃、粗大ごみの冷蔵庫の中に捨てられた
    ミハル。
    ミハルの「コエ」が頭に勝手に届く悠人。
    そんな2人は出会ってはいけないのに、
    出会ってしまう。
    それを食い止めようとする住職。
    ミハルって一体何者?

    なんか、精神世界の話みたいで難しかった。
    もっと曼陀羅とか仏の世界に詳しければ
    面白かったかも。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.03

  • れん

    れん

    ユリゴコロという作品が面白かったので同じ作者の本を購入。これはーかなり独特な世界観でした。仏教に詳しければ解像度が上がる作品なのかも。終始漂う不気味さとラストは楽しめました。

    投稿日:2022.10.03

  • yhyby940

    yhyby940

    2009年初版。著者の作品は5作目です。映像化されたものも2本視聴しました。全てに共通しているのは、全編にわたって湿った感じ。爽快感はありません。なんとも不愉快になります。否定しているわけではありません。それが著者の作品の好きなところです。この作品も人間の嫌なところを、ふんだんに見せてくれます。ただ、今まで読んだ作品の中では少し物足りなさが残ります。私にもう少し仏教的な知識があれば、もっと楽しめたのかもしれません。続きを読む

    投稿日:2022.07.14

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。