【感想】北里マドンナ

氷室冴子 / 集英社コバルト文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
3
1
0
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • naisho

    naisho

    なぎさくんシリーズ。
    思春期の少年少女の成長、と言葉にすればそれだけなんだけど…。
    決して美しいだけでない成長を描く。だからこそ輝かしい。

    中でも北里マドンナは、イラストの力もあるのか夏の暑さ、汗っぽさが伝わってくる。けだるい感じというか。それがまた内容とマッチしていて素晴らしい。文体の妙。それでいて、ちゃんと氷室冴子なんだから油がのってる一作。

    野枝さんのも読みたかったな…(涙)
    続きを読む

    投稿日:2012.01.19

  • LUNA

    LUNA

    このレビューはネタバレを含みます

    ひとむかし前のコバルトの王道。ライトノベルでなく少女小説。
    そのころの少年少女を正しくきまじめに描写したもの。
    心の動き、ドラマチックなストーリー展開がすばらしく、氷室先生らしい作品。
    この作品は氷室作品のなかでもそう多くない、男の子主人公もので、女の子に振り回され戸惑いながらも成長していくというもので、村上春樹的な雰囲気もある、わたし好みな作品。
    「正しく失恋する方法」という感覚はすごいな。でも、確かに正しく失恋して過去を振り切り、前に向かっていくというのは大事な気がします。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.06.12

  • ちょ

    ちょ

     なぎさボーイシリーズ。
     個々のエピソードは大好きなんだけど、1つの作品として読むに時系列が飛びすぎていてつらい。
     多恵子ガールの場合は「女だから思考が飛ぶんだよね」で済むんだけど、北里氏はどうなのかな……。続きを読む

    投稿日:2010.06.13

  • yuzumikan2010

    yuzumikan2010

    あくまでも素直で単純明快ななぎさちゃんの横にいる存在。北里は十分以上に魅力的なのに、屈折したなぎさコンプレックスを持っていたり、実は多恵子が初恋だったり。今読んでも面白いです。

    投稿日:2010.01.30

  • れいな

    れいな

    ウウッ・・・これを読んだのは高校生の頃。今の私はもう厄年も過ぎてしまったけれど、いつまでも10代の頃のやるせなさや甘酸っぱさをリアルに描いてます。男・女区別ないのよね、こういうのって。

    投稿日:2006.02.18

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。