【感想】All You Need Is Kill

桜坂洋 / 集英社スーパーダッシュ文庫
(207件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
43
81
52
11
0
  • 戦場でのループ物

    映画化、コミカライズした原作の小説。
    文章は読みやすく、本格的なSFと言うよりは、ライトノベルがイメージに近いかな?
    あらすじにある通り、戦場で主人公が何度も死んではちょっとずつ違う同じ日を繰り返し、戦場で少しずつ強くなっていく・・・
    ギタイ(宇宙から来た物)が実は兵器ではなく・・・主人公はギタイを倒し尽くせるのかその後が気になりますね。
    続きを読む

    投稿日:2017.01.21

  • 結末が素晴らしい!

    内容は、似た本が多数存在するなか素晴らしい完結へと向かってくれます。切なさの中に愛を感じてしまいます。

    投稿日:2015.12.10

  • 赤い空なんか大嫌いだ

    タイムループの仕組みは、シュタインズ・ゲートと同じような感じで、だとすると、相手をどう出し抜くのかがクライマックスのポイントになるのかなと思いながら読んでいたのですが、予想外の展開で印象に残りました。ハリウッドでやった映画は戦争映画になっていましたが、自分が映画にしたら、セカチューみたいな恋愛映画にしそうな気もします。キャラクターの造詣は、お約束な感じ(シャスタなどいかにも)で、こういう設定が好きな人(自分!)には面白く読める作品だと思います。続きを読む

    投稿日:2015.06.20

  • コミック読後すぐに

    コミック版がおもしろく、既に購入していて積読の原作をあわてて読んだ。
    コミック版にない描写があり、より物語の世界観に浸れた。
    ただし、コミック版が劣るという意味ではない。コミック版を読まずに原作を読んでも、今の満足(☆5)はないだろう。
    次は、映画版を視聴だ!
    続きを読む

    投稿日:2015.06.13

  • 面白いSF

    軍隊物は苦手でハインラインの宇宙の戦士くらいしか読んだことがないが、そういった苦手意識を感じさせずに読めてしまうので素晴らしいと思う。ループものでは、タイムリープ辺りしか読んだことがないので繰り返しに対処し始める辺りから興味深く読ませて頂いた。値段の分の価値はあると思う。続きを読む

    投稿日:2015.04.04

  • 作品以外のことを考えずに読める

    映画は観ていないんですが、原作を読む前にコミックは読んでました。
    で、コミックが面白かったので、原作も読んでみることに。

    殺されるたびに時間が戻る、けれど記憶はそのまま引き継いでいる、ということで、やっぱり真っ先に連想するのはTVゲームですね。
    死んじゃってゲームオーバーになってもやり直せる。アクションゲームのように、手順とタイミングを覚えることでひとつひとつ課題をクリアして、強くなっていく。

    そして同じ時間を生きるヒロインとの出会い。同じ、というよりも互いのループがその1日だけ重なり合ったという感じ。

    同じようなループを経験している2人には、決定的な違いがある。ヒロインは死なずにループを経験してきたが、主人公は死に続けることでループしてきた。
    そしてあのラストが導き出される。

    タイムループするストーリーって、どうしても、「どうせ巻き戻って同じ展開になるんだから、もっとうまいことやればいいのに」と思いがちだが、この小説の主人公は、そこをちゃんと「うまいこと」やる。
    ここでこの選択肢を選ぶと時間が足りなくなるから、ここは○○でとか、このタイミングでこの兵士が向こうを向くからその一瞬にとか。我々がアクションゲームをクリアしようとする時に、何度も何度もプレイして手順を頭にたたき込むのと同じことを、主人公はやっている。
    そのあたり、不満なく楽しめるのがいい。

    もちろん、時間移動やループ的なものは、突き詰めて考えればどうしてもいろんな矛盾が出てくる。そういう不満や矛盾というものは、本来、小説を楽しむにはノイズだと思うが、時間移動をベースにするとノイズは決してゼロには出来ない。
    ストーリーの面白さよりもノイズの大きさが目立ってしまっては楽しめないけれど、作家の努力でノイズを出来るだけ小さくすることは出来る。

    この小説は、ノイズが少ない。もちろん、単純にストーリーが面白いというのもあるが、ノイズが少ないのでより一層、ストーリーを楽しむことに没頭できる。

    というわけで、面白かったです。映画も観てみようかしら。
    続きを読む

    投稿日:2015.03.29

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ブクログレビュー

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  • ひで

    ひで

    映画と原作は違うものだと思うけど、どちらも面白かった。映画のほうが先だったのであれれと読み込んでいき、やっぱりシナリオライターってすごいんだなと思った。トム編とキリヤ編、一つの話からいろんな物語が生まれるのは創造する世界って無限で素晴らしいし、またオリジナルへのリスペクトがあればこそ生まれるものでしょう。続きを読む

    投稿日:2023.12.30

  • HIDE

    HIDE

    トムクルーズが好きで彼の映画をよく見る。その彼の映画の一つがこの本を原作としているとは聞いていた。この本は私の二男が使っていた部屋を今私が使い、残された本の片付けの中で見つけた中の一つで夢中で読んでしまった。そして面白い。そしてハリウッドの連中が日本の小説の中に、いろいろの宝物を探し出している事が理解できた。面白い、この本の設定でトムクルーズとは別のオールユー二一ドイズキルを作ってくれ、日本人。続きを読む

    投稿日:2022.12.25

  • そーご

    そーご

    疾走感ある作品だと思った。
    死に戻りというダレがちな内容をここまで簡潔に、分かりやすく書いていて凄いと思った。

    合間合間で出てくるスラングがなぜだか気持ちよかった。気づいたら自分まで心の中で(クソッたれ)って口ずさんでいた気がする。

    主人公の幾度にも及ぶ死に戻り、そしてそこにおける努力に賞賛の拍手を送りたい。フェレウ軍曹。好きです。

    続きを読む

    投稿日:2022.11.09

  • zhize

    zhize

    ・たぶんこの作品を知ったきっかけは、東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』だった筈なので、もう10年以上前か。ようやく読んだ。
    ・ループものは珍しくもないジャンルになったけど、やっぱりSF的な理屈がある作品は好き。
    ・ラノベのレーベルから出てることもあって読みやすいけど、内容的には十分ハードSF。このくらいのバランスの作品が好きかも。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.19

  • 本を読み始めたおばけ

    本を読み始めたおばけ

    「ハリウッド映画化!」とか言われてたからどんなものかと思って読んだけれど、普通のライトノベルだった。
    気取った文体も相まって“付き合わされている感”がすごく、知らない漫画のノベライズを読んでるような読みにくさがあった。続きを読む

    投稿日:2021.06.27

  • こごと

    こごと

    このレビューはネタバレを含みます

    中学時代に同作者のよくわかる現代魔法を読んですぐリタイアした経験があり避けていたけどこの本はわりと良かった!

    フラグ管理が上手いと思った。
    特に159、160回目のループでのリタとの交流。
    あの辺りでこれは死ぬなとうっすら感じられる文脈になっていて分かりやすくて良かった。

    ギタイが地球を住みやすい土地に変えているという部分、SFとしての面白さがあると感じた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.06.03

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