【感想】白昼の悪魔

アガサ・クリスティー, 鳴海四郎 / クリスティー文庫
(74件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
15
25
28
1
1
  • 名作!

    多作なクリスティーの作品中でも非常に人気の高い作品でクリスティーファンクラブの投票などでもベストテン入りしてる名作です。
    トリックなども目新しいものではないですがそれを上手く組み合わせ予想外の人物が犯人になっており、またその伏線もいろいろ張り巡らされておりすごいいい作品です。
    また、クリスティーらしいキャラの個性や面白いストーリーも遺憾なく発揮されてます。
    同じ名作でもアクロイド殺しなどよりナイルに死すなどに近い作品だと思うのでそこら辺好きな方はぜひ読んでみて下さい。
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    投稿日:2015.02.02

ブクログレビュー

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  • 久能整

    久能整

     クリスティー特有の人物同士の繋がりやポアロの捜査は面白かったものの、「ナイルに死す」程は引き込まれなかった。

    投稿日:2023.12.21

  • うめきち

    うめきち

    このレビューはネタバレを含みます

    ジグソーパズルで、どこに当てはめるか分からないピースがいくつもあって、それをいろんな人の証言をもとに正しい場所へはめる展開だった。

    もっともそれらしい人を疑う、だがその人は鉄壁と見られるアリバイがある。
    そんな状況でわずかなヒントをもとに本質を見抜く力はポワロのすごいところだと思う。

    今回も面白い内容だった。

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    投稿日:2023.10.14

  • Y

    Y

    再読はないかなぁ。
    訳がいつものポアロシリーズと違って時折ムズムズさせられた。ポアロって「〜するの?」「おまえだ」みたいな言葉遣いしなかったと思うけど… あと「まア」「ア──」のような表記も他作品では見ないし好みでもないのでがっかり。
    物語は、若干咀嚼しにくい印象。自然な流れを感じられない。ヘイスティングズがいないとはいえあまり他作品で同様の印象を持つことはないのにな。訳が私に合わないのもあると思うが。
    ただトリックはさすがクリスティだった。いつもながら脱帽。
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    投稿日:2023.10.13

  • あおこ

    あおこ

    ポワロと一緒に人間観察をしていると思っていたら、違う見方をしていたことにハッとさせられる。視点をずらすこと、物語を俯瞰して広い視野で考えることの面白さを改めて感じます。

    唯一困ったのは、訳が古く違和感を感じて、要所要所で興が削がれること。当時の訳程は古くないだろうけど、いつ訳出したのだろう?
    クリスティも新訳が出てくると嬉しいなあと思います。
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    投稿日:2023.10.08

  • あくら

    あくら

    ポアロシリーズで「してやられた」って思うの何回目だ。
    今回もロマンス寄りの話かと思いきや、本格的なミステリーだった。
    関係者達の言動や目にした情報から、あらゆる可能性を考慮し犯人に辿り着く。
    灰色の脳細胞を駆使したポアロの推理が冴え渡る。
    最初から最後まで面白く読めた。
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    投稿日:2023.09.28

  • オズ

    オズ

     ポアロシリーズはメロドラマ的なスタートから始まる事が多いが、今作でも元女優の美しい女性とスポーツマンでとても美青年が物語の主軸になる。
     舞台となる美しいリゾートホテルは描写だけでも煌びやかで、お金持ちが宿泊する。評判のホテルだ。ポアロは休暇で訪れていたが、案の定、事件を呼び寄せてしまう(笑)ホテルに宿泊する人達は個性豊かな人達が多く、こんなコミュニケーションが求められるのは嫌だなぁと現代的に感じてしまう。一癖、二癖と持っている登場人物達は、ある意味で冒頭からミスリードを誘う様な描き方もされており、結末で結局は良い人だった、悪い人だったが当然ある訳だが、少々大袈裟だろうと苦笑いしてしまった。
     ポアロと宿泊客達は漠然としているがどこと無くこのホテル内で「悪」の存在を意識しており、おかしな牧師は悪魔について語る様な有様だ。ただし間違い無く異様な空気は漂っており、冒頭、それはあらゆる男性を虜にしてしまう(タコの様だと言われており笑ってしまった。当時の人達の悪口はシリーズ通して辛辣なんだ(笑))元女優に向けられているが、彼女の死をきっかけに本当の「悪」が炙り出される。
     ポアロの彼らしさは普段より少ないかも知れないが、今回の細かい、何気ない事柄が真相に繋がっていく様はまさしく作中で述べられている様にジグソーパズルのピースの様な役割だ。彼の作品は事件が何度も起きる、第二、第三の事件が発生する事もしばしばあるが、今作では様々な部分がまとまっており、とても読みやすい作品だった。
     16歳の少女が登場人物として役割を与えられているが、当時ではこの年齢はまだまだ子供の部分が強いのだと感じた。現在の中学生くらいのイメージが受け入れやすい。感受性豊かな世代であり、事件にも関わるが、最後、一人にしてはいかんだろうと思ってしまった。こういう部分も踏まえて読者を欺こうとするのは良いが、今作はやりすぎている様で、登場人物達とポアロ達がコミュニケーションを取る場合に、全員が何かしらおかしな事をしており(笑)。少し狙いすぎだと思う。
     (今作の空気感には合っている感じだ。)
    まあ、何だかんだ面白い事には変わりない。フーダニットに関しては流石のクリスティだった。
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    投稿日:2023.09.25

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