ロウソクの科学

ファラデー, 三石巌 / 角川文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
2
5
4
2
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ブクログレビュー

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  • tarabok_log

    tarabok_log

    ロウソクが灯る。それだけの現象に幾つもの科学的要素が多数働いて実現している事を事細かに実験を交えて講義してくれている一冊。

    投稿日:2019.12.28

  • pan2

    pan2

    158年前の丁度今頃(クリスマス休暇)。
    ロンドン王立研究所で催された講演を本によって追体験。
    講演の記録が本にされたことで慣れるまで読みにくかったものの、内容はとても興味深い。
    小中学校で理科の実験として実際に扱われるような内容も多く、面白く読んだ。
    個人的に長年疑問に感じていたことも本書によって解決され、それだけでも価値ある一冊。
    ただ、ノーベル賞を受賞された吉野彰氏が小学生の時に読み科学への興味のきっかけとなった、というエピソードは吉野少年の類い稀な頭脳によるもので、一般には向かないと思われる。
    現代の小学生には学童向けに改編された本もあるようなので、そちらの方がより分かりやすく楽しく興味が持てるのではないか、と個人的には感じた。
    続きを読む

    投稿日:2019.12.26

  • mokuyoubi

    mokuyoubi

    このレビューはネタバレを含みます

    ISBN-13: 978-4797397482

    たぶんこちらの書籍を底本として出版された(大活字シリーズ)で読みました。

    タイトル:ロウソクの科学(大活字本シリーズ)
    1999年5月20日発行(限定部数500部)
    底本:角川文庫「ロウソクの科学」
    定価:本体3600円+税
    著者:ファラデー
    訳者:三石巌(みついし いわお)1901年東京都生まれ物理学者1997年没
    発行所:社会福祉法人 埼玉福祉会
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    こちらの奥付にはISBN番号もcコードも見当たりませんでした。
    -------
    目次
    序文 W・クルックス
    第一講 一本のろうそく その炎・原料・構造・運動・明るさ
    第二講 一本のろうそく その炎の明るさ・燃焼に必要な空気・水の生成
    第三講 生成物 燃焼からの水・水の性質・書房物・水素
    第四講 ロウソクの中の水素 燃えて水になる・水のもう一つの成分
    第五講 空気中に存在する酸素・大気の性質・その特性
        ・ロウソクのその他の生成物・二酸化炭素・その特性
    第六講 炭素諏訪割木炭・石炭ガス・呼吸および呼吸とロウソクの年商の類似・結び
    訳注
    解説
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    この本を手にして、最初に読むべきは、後ろにある解説で 本書の内容は1861年末のクリスマス休暇にロンドンの王立研究所で催された連続六回の公演の記録である。この一文で、普段身近では無い言葉遣いで進められていく文章がそういうことだったのかと合点がいく。解説の最後には科学本であるだけでなくファラデーの自然や人に対する在り方もおろそかにしない為にこのような訳文にした。
    1962年とある。
    著者のファラデーは1797年ロンドン生まれ、貧しい鍛冶屋の二男として生まれる。小学校に上がる年頃には製本所の徒弟として働く一方で化学に興味を持ち独学で実験などを行う。22歳の時王立研究所の助手として研究を始め、後の所長となる。ベンゼンの発見、電解物質におけるファラデーの法則の発見など、幾多の輝かしい業績を残した。
    このクリスマス公演の後、王立研究所をリタイヤし、その6年後没。76歳だった。
    -----------------------------
    この講演で行われた実験について分かりやすく書かれた本がある。
    こちらの書籍は写真もカラーで実験については直感的に分かりやすい。
    化学に興味がある人や、この機会に親子で読んでみるならこちらの方がいいかもです。

    「ロウソクの科学」が教えてくれること 炎の輝きから科学の真髄に迫る、名講演と実験を図説で (サイエンス・アイ新書)

    出版社: SBクリエイティブ (2018/12/15)
    言語: 日本語
    ISBN-10: 4797397489
    ISBN-13: 978-4797397482
    発売日: 2018/12/15
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    ファラデーはロウソクの科学だけでなく、電磁誘導やベンゼンなどをとおし現代の暮らしを作った人でもある。
    この時代、ロウソクは身近なモノだったからこの講義にとりあげられたのだろうけれど現代ではロウソクの灯は仏壇にあるか(仏壇も危ないからとLED照明だったりするが)無いか、災害用にお家にあるけど使ったのは見たこと無い。クリスマスや誕生日のケーキにあるくらい?自分でもロウソクいつ使ったっけ?って感じだけれど次に使うときはその炎をしかと眺めてみることにしよう。点火はマッチの方がいいかな?

    ※ 底本の登録は有りましたが実際手にした本が登録に無かった為評価は無しです。
    化学の実験よりファラデーその人の方にも興味を持ちました。
    当時の時代背景も垣間見れた気がします。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.10.29

  • 香菜子(かなこ/Kanako)

    香菜子(かなこ/Kanako)

    ロウソクの科学。ファラデー先生の著書。ノーベル化学賞を受賞した吉野彰博士が読んでいたことで話題になった一冊。ノーベル化学賞を目指す将来の科学者や研究者の卵である子供たちはもちろん、もうこれからノーベル賞受賞を目指すには難しいかもしれない大人でも科学の楽しさを感じられる良書です。続きを読む

    投稿日:2019.10.23

  • collabo

    collabo

    ノーベル賞が決まった吉野彰さんの「科学への興味を持っ原点」となった運命の一冊。2016年にもノーベル生理学・医学賞を受賞した大隈良典さんが科学を志す切っ掛けになったと明かして注目されました。
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    続きを読む

    投稿日:2019.10.10

  • kuritanu

    kuritanu

    この本の実験から分かることは、今では小学生(高学年)でも知っているのだが、それは単に酸素と水素で水になる、水素酸素はよく燃える、etcという知識であって、実際に自分で仮説を立て、実験して、検証して得た訳ではない。燃焼は酸化であると習うのは中学だったかもしれないが、それも結果は知っていた上で実験した気がする。
    ファラデーの頃はまだ知らない人も多かっただろうから、実験を見ながら、ファラデーに導かれて仮説を立てて、次回まで考えることができたのは幸せだ。一応日本もこういう風に考え、確かめて結果を導き出してほしいと教育課程を考えてはいるのだろうが、上手くいっているとは思えない。まあ、ファラデー程の能力のある先生はいない(大学にだってほとんどいないだろう。況や初等中等教育現場においてをや。)から仕方ないのかもしれないが。
    このレクチャーを聴いていた人は、その後科学者にならなくても、科学的な見方ができるようになったと思うし、それこそ本当の教育だろう。
    歴史的名著であることは疑いを容れない。
    しかし。訳が古い。「~であります」なんて言う人、今は安倍総理と一部の政治家くらいだよ。
    「もし皆さんが、ごく器用でいらっしゃれば、いくたりかはたくみにこのまねがおできになるはずと、私はあえて申しあげましょう。(P93)」なんて、上品でいいんだけど、この本は日本語の表現より科学的実証実験を理解することが主眼なのだから、もうちょっと平易にして欲しい。
    絵も、クラシックと言えば聞こえはいいが、正直言ってよく分からない絵もある。P38の炎とか茗荷か?と。クラフト・エヴィング商会がオシャレでやってるんじゃない、本物の古い絵。絵についているナンバーも漢数字だし、文章中にどれと指定されていないので分かりにくい。
    図書館にはあるべきだけど、積極的に若者にすすめるのは難しいかな。
    ※この後岩波文庫も読んでみたら、圧倒的に岩波文庫が良かった。出版社としての誠意がある。迷っているなら岩波文庫で。
    続きを読む

    投稿日:2019.06.16

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