【感想】図書館革命 図書館戦争シリーズ(4)

有川浩 / 角川文庫
(657件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
334
212
49
8
1
  • シリーズ完結!

    約束通り4巻目で完結。昨今、だらだらと続けられるシリーズが多い中サクッと終わったこの潔さに拍手を送りたい。

    さていきなりテロから始まり、どうなるのかと思っていましたが、なるほどテロを絡めて「表現者の自由」を奪うという方法で攻めてきましたか、良化委員会。まあ、それを逆手に取って意外な人物と共闘したり、最後は郁が考案したウルトラCを実行にうつしたりと最初から最後まで緩急おりまぜた展開で非常に楽しく読めました。一応、主人公の恋も決着したしね。
    稲嶺も顧問として登場してかなりの活躍をしており、後半は負傷を押して玄田も登場し、ほぼ主要メンバ勢ぞろいでの大団円はシリーズ読者としてはうれしい限り。

    最初はライトノベルのノリで読み始めたシリーズでしたが、結構重いテーマも多く今のマスメディアのあり方については考えさせられた部分は大きかった。これでシリーズは完結ですが、スピンオフの短編や漫画、プロダクション I.Gによるアニメ化、実写映画とまだまだ当分続きそうですね。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.25

  • 一気に

    郁の成長、教官との進展、手塚・柴崎の進展等シリーズの集大成としてふさわしいものです。
    話のテーマも、閲覧禁止どころではなく、これはもう戦前の頃と似たような状況になるのでは?となかなかに考えさせられました。
    前半は気恥ずかしいぐらいのラブコメ要素でしたが、中盤からは一気に読み通せる疾走感のある内容です。
    図書館戦争のシリーズでも一番盛り上がる話だと思います。
    本編的にはこれでおしまいなわけですが、もっと二人のラブラブしたのが読みたいと言う方には、
    別冊1,2がありますので、こちらもおすすめしておきます。
    ※別冊は本編とは違って糖度が高めなので注意が必要です(笑)
    続きを読む

    投稿日:2013.09.26

  • キュンキュン

    鈍い2人がくっついて深いため息一つ。周りにはわかりやすいのに、本人同士気づいていないなんてよくある話なのに引き込まれる。物語の中だけど、ものすごく生き生きしている2人だからこそ、引き込まれたんだと思う

    周りの恋模様も見ていて、もどかしいような、なんというか…主役の2人を邪魔しないさり気ない描写でさらにキュンキュン。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.26

  • 奥手にもほどがある

    手一つつなぐだけで、この人達はどこまで時間をかけるのか…!
    堂上×郁、柴崎×手塚とキュンキュンしすぎて耐えられず、電車の中で3度ほど手を止めました。いやーすごい破壊力。素直な女の子も、素直じゃない女の子も、どっちも可愛いですね。

    最後の終わり方、自分的にはちょっと先に行きすぎかなーと思うけど、どうやら番外編もあるようなので、それで過程を楽しめるのでしょうか。

    すっかりこのシリーズにハマっちゃっいまいた。
    続きを読む

    投稿日:2014.04.05

  • 一冊まるまるクライマックス!何度も読みたくなる本

    『革命』編で視点は大胆に世界規模へ!

    3巻まででしっかり土台が出来上がっていて、
    この本は初っぱなから一冊まるまる全てがクライマックスみたいです。

    走り出した主人公と一緒に、ワクワクしながら
    ラストまで全力疾走。
    物語は巧みに収束し、あぁ良かったスッキリした!
    と、心から笑顔になれる作品です。
    1巻から比べて、主人公の内面の成長も読みごたえ有ります。

    信念に一生懸命って素敵だなぁ。
    というか、
    一生懸命になれる信念があるって素敵だなぁ。

    何度も読みたくなる一冊です。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.29

  • 第4弾

    シリーズ4作目。郁の仕事に取り組む姿勢の成長を感じられる作品です。
    さらに郁と堂上がいつの間にこんなに気持ちを隠さずに接するようになった?!と思える描写もちらほらありながら、図書隊としての使命も描かれ物語の緩急がある・・・。別冊Ⅰを読んで甘さの部分は納得。続きを読む

    投稿日:2015.09.02

ブクログレビュー

"powered by"

  • a9257385

    a9257385

    最終巻も激しい戦闘。全巻を通して、有川さんの言葉に対する熱い想いが感じられた。相変わらずの登場人物達の恋模様が可愛いかった。

    投稿日:2024.03.16

  • ティモ

    ティモ

    [憲法21条 表現の自由]って当たり前にあるものと思って過ごしていたけど、これが守られない世界の怖さを初めて感じた。
    しかも日本国憲法ってなかなか変えられるものではないって思っていたけど、そういうやり方で、国民が分からないうちに、いつの間にかいくらでも奪うことができるのかもしれないと思った…
    そうならないように気をつけなくちゃいけない!

    最後までハラハラ、ドキドキしながら一気に読んだ。
    郁と堂上の2人の進展にニヤニヤが止まらない
    続きを読む

    投稿日:2024.03.07

  • 近藤真弓

    近藤真弓

    表紙をめくってすぐのカラーページ。
    ウエディング仕様の2人がいたから、誰かなーとニヤニヤしながら読み進めました。
    1組はあの2人。
    それから…?
    一応これでおしまいですが、このシリーズはまだ続くのですね。それも楽しみ。続きを読む

    投稿日:2024.02.06

  • ゆいちゃん

    ゆいちゃん

    今回もガムシロップ丸呑みの甘さでした。
    堂上カップルも小牧カップルも良いけど、手塚カップルいいよ〜〜〜!!!!

    物語を模したテロが現実で起きたとき、良化委員会と図書隊はどう動くのか?表現の自由は守られるのか?という話。
    悪意をもって攻撃する人よりも、正義を振りかざす善意のほうが、質がわるいことがあるよね。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.08

  • planets13

    planets13

    疾風怒濤とばかり見事走り抜けましたね。甘みもたっぷり、スパイスもしっかり。
    ココまで来てまだあのふたりは付き合ってないのかぁ(苦笑)。なんか、見ててかわいい (もどかしい) ぞ。

    投稿日:2023.12.24

  • ふぅ

    ふぅ

    このレビューはネタバレを含みます

    原発テロがとある小説と同じ手口で発生した……から始まるお話。『表現の自由』を守るために図書隊が頑張るところも楽しかったし、堂上教官と郁の恋愛模様も楽しめた

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.21

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。