【感想】木に学ぶ

早川謙之輔 / 新潮新書
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • enato

    enato

    今年は「第62回神宮式年遷宮」の年です。奈良時代の持統天皇の代からほぼ途切れることなく続いてきた儀式です。今回の式年遷宮用の檜も木曾の檜が使われてます。なぜ伊勢神宮に近いところではなく木曾の檜が遷宮用材とされるのか、読んでみるとなるほどと思えますよ。
    この本は地元の木工にたずさわってきた人が木について書いたものです。
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    投稿日:2013.10.02

  • metsu530

    metsu530

    木工家として40年の経験を持つ名匠による一冊。
    自身のエピソードを交えながら、人と木・木工の歴史が語られる。

    体系的にまとめられた形ではなく、エッセイ的に節毎で話題が変わる構成。
    丁寧でありながらサクサクとした文章からは、経験に裏打ちされた謙虚さ実直さが伝わってくる。

    しかし、コンクリートに囲まれて育った私には敷居の高い一冊だった。
    木や木工の経験が全くないためか、どうしても書かれた場景を思え浮かべることができず、言葉を上滑りで追うだけの形になってしまった。
    基礎的な経験や強い興味があれば、もっと楽しめたのだと思う。
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    投稿日:2013.07.14

  • bax

    bax

    [ 内容 ]
    木の文化は今も生きている―。
    木曽桧はなぜ特別なのか。
    針葉樹と広葉樹はどこが違う。
    木目はいかにしてできるのか。
    縄文時代の技術レベルは。
    鋸の普及していない奈良時代に板はどうして作ったのか。
    「木挽き」や「剥ぎ師」のすごさとは。
    伊勢神宮の御木とは。
    奈良の寺の古材から何がわかるか。
    音と木の関係とは。
    …木工四十余年、現代の名匠が木と人の長い歴史を考える。

    [ 目次 ]
    1 姿を仰ぐ(桧あるいは木曽桧について;大桧との出会い ほか)
    2 歴史に触れながら(縄文遺跡と栗;伊勢神宮の御木 ほか)
    3 「割る」と「挽く」(割って板にする;正倉院の厨子を手掛かりに ほか)
    4 根も葉もある話(目を見る;根の力 ほか)
    5 木の時代は過去のものか(コンクリートに変わっていく;小屋が鳴る ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]
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    投稿日:2011.05.22

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