モダンタイムス(下)

伊坂幸太郎 / 講談社文庫
(666件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
121
269
170
33
3
  • 魔王も読み返したい!

    序盤、上巻からのスピード感は失速しつつも、後半は電車を降りてからも歩きながら読んでしまったくらい一気に読まされた。 「システム」という大きい枠組みに対してどのような態度をとっていくか、それぞれの立場があって、主人公たちの選んだ選択もそれはそれで良いラストだっだと思う。 とりあえず奥さんの強すぎ&拷問は読んでて爽快。でも浮気はできないな、絶対。『魔王』も再読しなくちゃ、絶対。続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 大好きな作家さんの1人

    上巻の展開の速さを思うと、若干間延びした感じがします。
    真相とされていること、とか
    実際に起こったこと、とか、最後には本当にどうでもよくなりました(笑)
    エンターテイメント小説なのか?推理小説なのか?
    いろいろ考えさせられる内容でもありました。
    ぜひ奥さんは他の作品にも登場してほしいですね!

    他の方のレビューを読むと、「魔王」とリンクしているようなので、
    次はそっちを読もうかなと思います。
    続きを読む

    投稿日:2015.12.23

  • 勇気を与えてくれる作品です

    自分たちを支配するチカラに抗いたくとも、それがあまりにも大きすぎるものであり、
    勝てる見込みがほとんどないことが分かってしまった場合、あなたならどうしますか?

    この作品を読んで、
    こういう方法も抗い方のひとつであり、
    このような結論もまた、勇気の形であると教えられた気がします。

    すべての謎が解決されるわけではありませんが、
    それも作品全体の雰囲気を作る良いアクセントとなっています。

    是非、読んでみてください!








    続きを読む

    投稿日:2013.12.01

  • 結局,この人達の素性は?

    物語の謎解きもなかなか面白いですが,登場人物の謎は深まるばかり.
    伊坂作品には不思議な人物がたくさん出てきますが,最初に読んだこの作品が最も顕著です.
    あの身のこなしは何!

    この後,普通の生活に戻れるんだろうか.続きを読む

    投稿日:2013.12.08

  • 魔王の未来の話 下

    「実家に忘れてきました。何を? 勇気を。」
    拓海の小学3年生の時の言葉で始まります。モダンタイムズ下巻です。「ゴールデンスランバー」とに関係がありそうな作品です。とくにこれを読むと、魔王の良さが上がります。奥さんがとてもいいキャラです。
    「オーデュボンの祈り」を先に読んだほうが少し楽しめます。「魔王」を先に読んだほうがよいです。

    続きを読む

    投稿日:2014.01.02

  • システムの中で生きている人間たちを描いていいる

    題名のモダンタイムスは「人間をいつでも取替えのきく機械の歯車」のように働かせる資本主義社会を皮肉ったチャップリンの映画タイトルだ。
    この話しも全体的にはそれをモチーフにしているのであろう。主人公たちが首謀者のいない社会の大きなシステムに翻弄されていく話しがとても面白い。
    人間は大きな目的のためでなく、今、ここにある小さな目的のために生きている。という言葉は現代社会を流されるままに生きている自分を見つめなおすものとなる。
    ページ数はあるが、読みやすいので飽きない作品です。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.15

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ブクログレビュー

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  • ガチアサリ

    ガチアサリ

    伊坂さんの本って出てくる人がみんな、緊迫したシーンでも冗談を言えちゃうようなユニークがあって好き。
    魔王のその後の世界という事で、久しぶりに魔王も再読した。
    拷問のシーンが苦手な人にはおすすめできないかな。続きを読む

    投稿日:2020.12.01

  • miwaponta

    miwaponta

    このレビューはネタバレを含みます

    アリは賢くないがコロニーは賢い。
    人間には自我があるから、個人の欲望の為に生きる。そうなるとコロニーは上手くいかなくなる。
    だから、システムは定期的に個人の営みを国家に捧げるように調整する。個人よりも大きな仕組みがあることを、存在感を主張する。国家は国民に認識される為に周期的にアピールする。
    そう言うことになっている。全てはシステムになっている。
    国家は国民の暮らしを守るわけではない。

    何だか、すごく嫌なことだけど、でも実際、そうだよなぁと思えることは、日々生活していればある。
    国家が国民一人一人の生活を守ることを最優先してはいないであろうこと。システムだから、そう言うものだから、と諦めるしかないこと。システム化されることで、個人が想像力を無くすこと。

    だけど、良い意味でなるほどな、と思えたこともあった。
    人生は要約できない。
    大きな目的の為に生きず、小さなことの為に生きる。
    国家とか、社会とか、システムとか、政治とか経済とか、考えてしまうと、途方もなくて、無力だと言うことしか分からなくて、『虚無』しかないけど。少なくとも、一人の人間として、日々を生きていく上では、要約出来ない、日々の身近なことの為に、想像力を失わないことが大切なのかな。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.11.30

  • masato

    masato

    面白かった
    魔王の50年後の世界だそうで、魔王に出てきた犬養元首相、じゃんけん無敗の安藤潤也のエピソードも出てきます。
    主人公渡辺拓海は安藤と血縁関係があることが後程判明

    全体のストーリ展開がゴールデンスランパーに似てるなと思ったら、双子のような関係とのこと
    そういった意味では、ゴールデンスランパー、魔王、本作と自分好みのストーリ展開でした。

    いよいよ下巻です
    播磨崎中学校の銃乱射事件の真相は何か?
    当時の真相をしる現在の国会議員、永嶋丈に直撃します
    そして、永嶋から語られる事件の真相
    なぜ、検索すると不幸な目に合うのか...
    で、終わりと思いきや、そこで、さらに迫る危機、拷問

    ここで、佳代子登場で、めちゃくちゃすごい働き、ばったばったと敵を倒しちゃう
    佳代子って何者?(笑)

    んで、そこからさらに明かされることの真相
    という展開です。

    すべては国家のというシステムに帰着します。
    全体のストーリとしては納得ですが、浮気相手の女って結局どうなったの?(笑)

    ということで、面白かったです。
    魔王を読んでから読みましょう!

    魔王、モダンタイムス、ゴールデンスランパーは好みです!
    続きを読む

    投稿日:2020.11.07

  • らぴす

    らぴす

    このレビューはネタバレを含みます

    『魔王』の50年後、という設定だけど、間に似た展開のある『PK』を挟んで読んだので、ときどき混乱した。

    webサイトのアクセス解析は、普通は自分(自社)のサイトに効果的に人を誘導する方法を探るのが目的だけど、少し視点をずらしただけで、特定の検索語で調べ物をしたい人を炙り出すという、恐ろしいことができる可能性があり、うーん。

    下巻では、妻のキャラクターがなかなか魅力的に書き込まれているけれども、上巻ではただ恐ろしい女性という感じで、主人公との関係性も良く判らなかったのが不満。

    文庫版で読んだので、改定前の「事件の真相」と読み比べたくなった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.10.21

  • y

    y

    このレビューはネタバレを含みます


    検索している側が検索されるのが、本当にありそうで怖いと思いました。

    社会学で学んだ、タイトルにもなっているモダンタイムスがテーマでしたが、

    「人生は要約できない」
    「人は大きな目的のために生きているのではない」

    というようなところに、伊坂幸太郎なりの答えを見たような気がしました。

    真実が捻じ曲げられて伝えられている事件も多いのだろうなと思います。

    漢字を変えて物語中に伊坂幸太郎が出てきて、小説について語るところでは、私たちがまだ気付いていないような仕掛けが彼の小説にはあるのかもしれないと思わされました。
    主人公のように、彼の物語に出てきたものを検索して、何か隠れた意図がないかと、調べてみたくなりました。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.10.02

  • そんそん

    そんそん

    上下完読。
    世の中の教訓を教えられているような気がする。
    身に染みるフレーズもところどころあり。
    『魔王』との関連が面白い。

    投稿日:2020.09.19

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