巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

石井好子 / 河出文庫
(93件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
25
39
18
2
0
  • 大好きです

    あつあつとろとろのチーズとか、うんと冷えた白ワインとか、お金はかかっていないのに本当においしそう。読むだけでお腹がなりそうな一冊。
    ちょっと古風な食材の呼び方なんかも想像力がかきたてられて楽しい。
    れとともに、背中をしゃんとさせてくれる本でもあります。
    異国の地でひとり歌手として生きていくのに、どれだけの苦労があったのでしょうか。

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    投稿日:2013.09.24

  • 本を読んで本当にヨダレが出る

    1963年に出版されたこの本は、いまなお食エッセイの分野でもっともよく知られた本になっています。日本シャンソン界の草分け的な存在として知られ、料理の鉄人の審査員として見たことのある人もいるかもしれません。

    まだ戦後の気配が漂う1952年にパリへと渡った石井を刺激したのは、音楽はもちろんでしたが、なによりも毎日の初めて出会うおいしいごはんたちでした。ポムフリット(フレンチフライ)にグラティネ(グラタン)、そしてこの本で最もおいしそうなバターをたっぷりと使ったオムレツ。

    50年経っても、これを超える本はそれほど多くないと思えるほどの名著。
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    投稿日:2014.02.23

  • 文章の上手さ!!!

    この本は文の1つ1つを見ているだけでお腹が空いてくる!
    文化・風土・気候などの条件からなる料理の歴史,その料理のレシピまで丁寧に書いてある。
    そして料理を切ったり,つついたり,食べたりした時の文章表現は読者に食への欲求を感じさせてくれる。
    何より驚いたのは、この本の発表年が1963年であったということだろう!!!
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    投稿日:2015.04.05

ブクログレビュー

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  • しみず

    しみず

    読んでいるだけでお腹が空いてしまいそうな作品でした。食べることが好きなことがすごく伝わってきてとても温かい気持ちになるし、好きなものを語ってるからこそ優しさがありました。
    続編も絶対に読みます。

    投稿日:2021.08.28

  • kashibook

    kashibook

    大分前に読んだのだが、食や日々の暮らしを綴る言葉遣いがとても上品な香りだったことを覚えている。「バタ」や「ソテ」といった音の響きも素敵。
    名エッセイ。

    投稿日:2021.05.06

  • solala06

    solala06

    まず、タイトルが素晴らしい
    中身も、海外の景色の中にゆたかな食べ物のにおいが漂ってくるよう・・・
    キッチンに、カフェに、レストランに・・・うーん素敵だ

    投稿日:2020.10.05

  • しょう

    しょう

    半世紀以上前の話なのに内容がスッと入ってきて読みやすかった。
    筆者も食いしん坊で面白い方で楽しく読めた。
    ただ個人的にこってりした料理が苦手だからバターが頻繁に出てきてちょっとしんどかった…

    投稿日:2020.05.27

  • 吾妻燕

    吾妻燕

    “おいしいものというのは、なにもお金のかかったものではなく、心のこもったものだと私は信じている。”(P.240)

    著者の、食べ物と美味しいものに対する執着と愛情が詰め込まれたエッセイ。
    彼女が訪れたフランスやイタリア、スペインで食べた料理や、自分で作った料理(ちょっとしたレシピ付き)について。上品かつ想像力を掻き立てられる巧みな文章で綴られている。本書を読みながら何度腹の虫が鳴いたか知れない。めちゃくちゃ美味しそうなんだし、「食に対してこんなに色んな感情を抱けるのって凄いな」とも思った。続きを読む

    投稿日:2020.01.16

  • sasha89

    sasha89

    日本シャンソン界の草分けでもある著者は、戦後間もなく
    パリに渡った。その時の下宿先で亡命ロシア人の女主人
    カメンスキー夫人が作ってくれた、バターたっぷりの
    オムレツ。

    冒頭のこのオムレツの描写だけでお腹が空くのよ。ハムや
    玉ねぎ、チーズなどの具を入れてたオムレツもいいけれど、
    何も入れないプレーンなオムレツが食べたくなるの。

    人様の読書日記も危険だが、食べ物エッセイも相当に危険
    だと思うの。高級店での食べ歩きや高級食材を使用した
    所謂グルメじゃなくて、日常の食べ物を扱ったエッセイの
    方が私にとっては危険度が高いのだ。

    だって、作ろうと思えば自分で作れちゃうのよ。家に材料
    さえあれば。

    本書に出て来るのはオムレツの話ばかりではない。舞台が
    はねた後の、カフェでの深夜の食事や、舞台の合間に食べる
    サンドイッチ。

    それに日本からパリに来た人たちをもてなす為の、著者の
    料理の話もてんこ盛り。

    カメンスキー夫人のオムレツ同様に、著者の料理も特別な
    材料を使っているのではない。どこにでもある食材を使用
    して、手早く簡単に作れる料理ばかりなのが嬉しいし、
    危険でもある。

    夜食に熱々のグラタンだよ。思わず冷凍庫に保管してある
    市販の冷凍食品を食べそうになったわ。アブナイ、アブナイ。

    エッセイ自体は雑誌「暮らしの手帖」に連載さ入れたもので、
    初版の発行は1963年だから、パリの風景も今では違っている
    だろうし、著者が食事をした店を探そうとしても出来ないか
    もしれない。

    ただ、時代が変わっても食べることの楽しみは変わらないの
    ではないかしらね。

    だって、私はやっぱりバターたっぷりのオムレツを作って食べ
    たくなったし、パリに行った時に露店で勝った焼き栗の味が
    蘇ってきたのだもの。
    続きを読む

    投稿日:2019.10.01

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