【感想】名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ

吉永南央 / 文春文庫
(50件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
3
18
20
3
0
  • お草さんの珈琲が香ります。

    自分の為にうそをつく人、他人の為にうそをつく人、少しずつ大切なことを隠してすれ違う人達の心をお草さんがもう一度向き合うことが出来るように奮闘します。
    目の前の人たちのこじれてしまった心を溶かすために、心に住む大切な存在に語りかけるお草さんが優しいけれど何とも切ないです。

    小蔵屋の魅力的な商品についての描写が控えめで、個人的には少し残念でしたが、じっくり入れたコーヒーと、さぁ~っと入れたコーヒーを飲み比べてみたくなりました。
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    投稿日:2014.09.17

ブクログレビュー

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    このレビューはネタバレを含みます

    シリーズ3作目。今回は小蔵屋に珈琲を卸している会社の社長交代によるお草さんの悩みから始まり、新聞記者の萩尾と彼の民俗学の師匠である勅使河原、その娘のミナホのギクシャクした関係、その原因となる15年前の事件…お草さんは彼らの止まった時間をなんとかしたいと思うが…
    最後の最後まで真相が分からず、これは解決するのか??ってハラハラした。おかげで最初のミトモ珈琲商会のことはすっかり忘れてしまっていた。そちらもスッキリして良かった。

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    投稿日:2024.02.06

  • まな

    まな

    今回は純粋な若い恋心が罠にはめられる。挙げ句の果てに言葉足らずの戒めがわかってもらえず、関係した者達を長年苦しませる大事になってしまっていた。

    このシリーズは主人公が70歳超えの(敬意と愛をこめてあえて言わせて)おばあちゃんなので私にとっては学ぶべき考え方がたくさん散りばめられています。
    シリーズはまだまだ続くのでこの先も学ばせていただきます。(^^)
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    投稿日:2024.01.16

  • まーちゃん

    まーちゃん

    '23年7月2日、Amazon audibleで、聴き終えました。シリーズ、三作目、だっけ?

    うーん…前二作から、あまり変わらない、味わいだったケド…なんだろう?飽きた?正直、前二作ほどには、楽しめませんでした。

    なんというか…違和感がಥ⁠‿⁠ಥ
    偽善、というのでもなく…主人公そうさんの、お節介が過ぎるような…
    作品は、自分を写す鏡、と考えれば…今の僕がやさぐれてるだけかも(⁠ᗒ⁠ᗩ⁠ᗕ⁠)それとも、飽きただけか?

    本来はホノボノした作品のハズなのに…上記のような感想で、その意味で、考えさせられました。
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    投稿日:2023.07.02

  • yu-

    yu-

    ‪「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ第3弾‬。 ‪誰もが抱えているものはあるものだけど‬、 ‪それを口にしなかったのは誰かへの配慮があったからか…。‬ ‪その思いの向きが違ったことで‬、 ‪関係が拗れていくのが何ともやるせない‬。 ‪苦い話が多いこのシリーズ‬。 ‪それでも読みたくなってしまう‬。続きを読む

    投稿日:2022.03.10

  • nono

    nono

    このレビューはネタバレを含みます

    70半ばすぎた老婆が主人公のシリーズ3作目。
    たいして面白いとは思わないが、何となく気になって読み続けてしまう不思議な魅力がある。
    物事はスッキリ解決しないし、大団円的なこともない。
    いわゆるカタルシスが無いけどモヤモヤも残らない。
    生きている限り季節は巡り日々の暮らしは続いて行く。物事は成るようにしか成らないし思い通りに行く事なんかは滅多にない。でも明るい気持ちを保ちつつ心を配って出来る事を精一杯やっていこうとするアクティブな老婆の物語に引き込まれてしまう。
    シリーズ全部読んだら草さんロスになるのかな?


    作品紹介・あらすじ
    新聞記者、彼の師匠である民俗学者、そしてその娘。ある事件をきっかけに止まった彼らの時間を、お草さんは動かすことができるのか?

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    投稿日:2022.02.27

  • nene

    nene

    うーん.今回はお草さん大活躍!!というより近所のお節介おばあちゃんって感じ.
    お節介な人がいた方が良い方向に進む事もあるんだろうけど.
    うーん.
    萩尾とミナホは今更かな...

    投稿日:2022.01.06

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