ぼくらの(6)

鬼頭莫宏 / 月刊IKKI
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • たかせ

    たかせ

    このレビューはネタバレを含みます

    地球の、宇宙の生き残りをかけて襲い来る敵と戦う。
    勝てば、相手の次元の地球(宇宙)が滅び、負ければ、自分たちの次元の地球(宇宙)が消滅する。
    戦いが終わったら、勝っても負けても、パイロットは死ぬ。

    ここまで、少年少女のいろいろな戦いと死を見てきて、もし自分だったら、地球を救うためとはいえ、自分の手で誰かを殺めるくらいなら死んだほうがましだ、とか思っちゃうかもしれない…とぼんやり思い始めていた。

    だから、キリエの「自分たちが生き残るべきかわからない」「自分は正義かもしれないけど、相手も正義かもしれない」という考えはすごく理解できたし、偽善的と言われるかもしれないけれど共感した。


    「あなたは好むと好まざるとにかかわらず、もうすでに生命の犠牲の上にある」
    だからその犠牲に感謝し、精一杯自分のすることをするのが、生きていくものの責任。
    それが生きるということ。

    自分でもまだうまく消化できていないのだけれど、田中さんの言葉はそういう「死んでもいい」という甘い偽善をひっくり返した。私たちは生きていることがそれだけでもう生き残りのための犠牲を強いられているシビアな運命だったんだなあ、と。難しいけれど、確かにそうだ。
    個人的な戦いをしてきた今までの子供たちとは一味違い、そもそも「どうして戦わなくてはならないのか?」にひとつの決着をつけてくれたエピソードだと思う。

    続いてコモの話。
    死ぬとわかってから世界の美しさや世界とのつながりを実感し、世界が豊かになったと感じるコモ。
    敵のパイロットの逃亡、一般被害者からの恨みを思い知らされる子供たち。自分たちの背負っているものの重さ、戦いに向けられる非難の目の厳しさ。

    改めて話の運び方というか展開構成がうまいなあ。

    コエムシの転送の説明は、面白いけど、なんというかPC上のデータの話みたいだなあと、いまいち三次元で起こりうるのか疑問に感じてしまう。
    佐々見さんだんだんなじんできたな。
    大人たちが登場したときは子供たちの行動を阻害したり支配しようとしたりするのかと思っていたけれど、予想外に子どもを尊重してくれるいい大人たちだった。今後どうなるのかな。。

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    投稿日:2013.04.11

  • blue-wagtail

    blue-wagtail

    キリエみたいに考える人間は結構いる。
    が、自分がその考えに至るまで生きながらえてきたという事の理由をどうしても精神論に偏らせてしまう。
    単純に、肉でもサカナでも野菜でも、自らの手を汚すことすら無く殺してきた結果、生物として存在し続けている。
    その事に責任があるのかないのかはわからないけど。
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    投稿日:2013.04.06

  • gregglesteiner

    gregglesteiner

    切江みたいに全ての命を等価値に見てしまっていたら、きっと生きていくのは辛すぎるだろうな。切江を諭した田中さんの言葉は、当たり前と言ってしまえばそれまでなのだけれど、改めて言語化されて、頭で再認識すると、そうだよなぁと。
    命は主観的に見れば等価値じゃない。
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    投稿日:2012.06.30

  • 宵子

    宵子

    このレビューはネタバレを含みます

    初読:2012.1
    切江、古茂田(途中)。チズのときに出てきた先生と田中さんの、二人の大人が出てくるが、先生の自己正当化ぶりがすがすがしい。田中さんは割とふつうのこと言ってるな。古茂田の回は、大人たちのいろんな思惑で動いていて、ちょっと冗長かも。

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    投稿日:2012.01.15

  • hichakko

    hichakko

    このレビューはネタバレを含みます

    敵は自分たちと同じ人間――。
    複雑な気持ちを抱いたまま戦闘に入ってしまったキリエ。そして彼は誰もが思いもしない行動に出る。
    そして次の操縦者・コモは、敵ロボットの触手がパイロットのコモ自身に迫り大ピンチに陥るが…。

    キリエ目線で見る先生も、どうしようもない人間だなぁと。
    でもお姉さんのことは本気で好きそうに見えるだけど、どうなんだろう。お姉さんの方がまっとうに器が広いから先生でも敵わないんじゃないだろうか。

    そしてキリエ戦、まさかコクピッドから出て行って、さらに相手方もそれに応えたのが何とも言えず。
    相手の正体知ったら余計に戦いにくいと思うけど、でも相手方の少女が手を差し出したのは一体なんだったんだろう…。握手するつもりだったのかな?
    でもそれに応えずに「戦う」と決断したキリエくんの心情がちょっと難しかった…かも。

    次はコモちゃん。
    確実に負けるわ!というところで、敵が逃亡って新たな展開。
    相手方が同じ人間だって分かって、相手の方の事情もクローズアップされるようになったなぁと。
    というか、逃げれたんですね!(時間制限あるけど)
    果たしてどう決着をつけるんでしょうか。
    コモちゃんの場合、家族も巻き込まれてるからやるせないなぁ。

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    投稿日:2012.01.11

  • あっきー

    あっきー

    命とは何か?生きる事とは何か?
    世界観の設定も色々出てきて少しずつ楽しくなってきた。
    新しいパターンでのピンチで次巻へ。

    投稿日:2011.05.11

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