【感想】アドルフに告ぐ(1)

手塚治虫 / 手塚プロダクション
(42件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
27
8
5
0
0
  • 手塚治虫後期、社会派の最高傑作

    手塚治虫の代表作というと火の鳥や鉄腕アトム、ブラックジャックなどがまずイメージされるのが一般的だが、本作もそれに負けない傑作。
    コミック誌でない週刊文春に連載されていたこともあり、社会派な作品で、時代のうねり、人生のままならなさ、複雑でパズルのように展開される人間関係と、大人を唸らせる手塚治虫後期の真骨頂が味わえる。
    70年代の作品の奇子、きりひと賛歌などのエロ・グロの濃いものとは異なり、三人の主人公による卓越したストーリーテリングを中心とした作風は、浦沢直樹の「モンスター」を思わせ、先を読ませない。
    火の鳥はSF、ファンタジー、歴史ものの要素が濃いが、こちらは現代を舞台にした社会派作品のなかでは手塚治虫の最高傑作だと思う。
    しっかりしたコミックを読みたい方はぜひ。間違いないです。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.09

  • 名作

    数ある手塚治虫作品の中では知名度は高くないが、個人的にはお気に入りの作品。それほど長くはないが読み応えは抜群。最近の漫画にはないしっかりしたプロット、人物描写でぐいぐい引っ張っていく。普段漫画を読まない人、手塚治虫=子供向けファンタジーのイメージしかない人に是非読んでほしい。続きを読む

    投稿日:2015.04.04

ブクログレビュー

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  • nappl0

    nappl0

    ナチスのことが知れる。政府がらみの事件や差別的内容も
    多く、とても重い作品ではないかと感じる。続きも読みたい。

    投稿日:2019.02.24

  • nemuiayano

    nemuiayano

    やっと手を出しました。



    社会を、まっすぐ見つめて
    力ずくで
    信念を持って

    抗うことから

    あたしは目を離してはいけないと思うのです。

    とりあえず色々、浦沢直樹のモンスターとかぶります。
    モンスターって、これからインスピレーションうけたのかな?って思っちゃうくらい。続きを読む

    投稿日:2012.09.02

  • Hazel

    Hazel

    超有名な作品だったが、いままで読まずにきた。
    久しぶりに読む手塚作品は、最近の漫画と比べるとテンポ速いし密度濃いなぁ。

    投稿日:2012.08.12

  • isshi-hirochan

    isshi-hirochan

    正義って何だろう。
    戦争って何だろう。
    思想って何だろう。
    偏った思想は日本にもあるから、人ごとじゃない。

    投稿日:2012.05.02

  • TEAMALOW

    TEAMALOW

    このレビューはネタバレを含みます

    この年になって初めて読んでみた。
    手塚治虫が天才と言われる理由がわかるよね。

    そして小城先生が凄いと思うのですが。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.03.05

  • もちまい

    もちまい

    久々に読み返しました。
    以前読んだ時よりも、「思想・教育・愛」などについて深く感じるものがありました。

    偏った思想を植えつける、ナチスの教育。
    これは現代の日本にも皆は気付いていないけど見られます。

    ヒトラーさんは偉い人なんだ、尊敬に値すべき存在なんだと、
    好き嫌いの感情や判断を子供に任せず、大人が決めてしまう。

    アドルフは、ナチスの教えに忠実に従うが、そのために大切な人を失ってしまう。

    ヒトラーが死んでとても虚しい思いをする。
    続きを読む

    投稿日:2011.12.08

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