【感想】「関係の空気」「場の空気」

冷泉彰彦 / 講談社現代新書
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
7
5
15
3
2
  • 日本人にも、外国の人にもオススメです

    日本語の持つコミュニケーション機能に着目し、相手との空気により意思が決まるということが、わかりやすくまとめられえています。
    『一対一の関係において「空気」が欠乏する事態が増えており、日本語が窒息して関係が途切れる。一方、場の空気においては、その猛威は止まるところを知らない』という点は、普段、感じていた点であり、興味を持って読むことができました。
    いままで「当たり前」と感じていたことが、部外者にはなぜ「当たり前ではない」のかや、「ですます調」と「である調」で、なぜ伝わり方がちがうのかなどが良くわかりました。
    空気で全て説明ができるという点は、強引じゃないか?と思いますが、物事の見方の一つとしては十分に納得できます。
    1977年に山本七平氏が書かれた「場の空気」という本を引用し、そのうえで現代におけるエピソードを例に説明されている点も、理解しやすかったです。
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    投稿日:2015.02.01

ブクログレビュー

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  • ひな

    ひな

    高い技術があるのにうまく使いこなせない、という説明がしっくりきた。言葉が空気を作ってる。たしかに、英語で話すと人格変わる気がするよね、表現の違いもあるけど。

    投稿日:2020.01.03

  • a-peanuts

    a-peanuts

    空気が読める・読めないという状況があるという主張と考察。
    「だからどうすればいいのか」というところまでは触れていない。
    途中で飽きてしまったので、売却。

    投稿日:2018.12.24

  • masanori25

    masanori25

    日本語を対象としたコミュニケーション論といってよいと思うが、そこにおける「です、ます」体の効用という着眼点は面白い。

    投稿日:2018.11.28

  • rashita

    rashita

    冷泉氏はJMMで名前は聞いたことがあったのだが著書を読んだのはこれが初めて。

    内容としてはあまり迫ってくるものは無かった。

    今では「空気」という日本がごく自然にその場の雰囲気などと同一に扱われている。むしろ雰囲気という言葉が見かけられなくなってきている感じもする。

    空気と同様に目に見えないながらも、人間存在にとって強い影響があるもの、というイメージがぴったりとフィットしているが故に、よく使われているのだろう。

    その空気というものの現象、日本社会の中における影響
    などが考察されている。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.09

  • zoologic

    zoologic

    つまるところ日本には”空気”と”水”しかない。
    なるほどと思うところ多く、面白く読めた。僕らの行動は何に左右されているのかが、日本の独特性を踏まえて言葉からのアプローチで解説されていて説得力がある。いま読んでいる”失敗の本質”と通じるところもありタイムリーだった。続きを読む

    投稿日:2016.03.13

  • tokyokaiyolibs

    tokyokaiyolibs

    http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=TB10070801

    投稿日:2015.04.14

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