【感想】ふしぎなメルモ

手塚治虫 / 手塚プロダクション
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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  • 悲しさを吹き飛ばせる一冊

    メルモちゃんが巻き起こす騒動は展開の早いドタバタ劇で、ときには強引な展開でむちゃくちゃな内容にもなっていますが、母を亡くしたところから始まっているとは思えない元気っぷりです。たまに悲しいそぶりも見せますが、常に元気いっぱいな描写が心しみますね。続きを読む

    投稿日:2014.01.08

  • 懐かしい

    この本を読んでいるともう手塚治虫はいないんだなーと悲しくなってきます
    ブラックジャックに次ぐ名作の一つです

    投稿日:2015.11.28

ブクログレビュー

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  • midnightwakeupper

    midnightwakeupper

    TVアニメに合わせて低学年誌に連載。アニメでは、お母さんが死後審判の際、「百年に一度の知恵の輪が解けた」とて生き返ることは出来ない代わりに「あの子を大人にして」の願いに“大人になれるキャンディー”が与えられた。青いキャンディーは元に戻るためだったが、進化過程を遡って哺乳類獣や鳥類にまで(知能を保ったまま)変身できる。漫画で「なりたいものを思い浮かべているとなれるのね」は名科白、良設定。
    『冒険ルビ』は三種のうち最悪の原稿のみが残っていたが、少年少女のヒーロー物、さすがの名デザイン、躍動感、悪役のいやらしさ
    続きを読む

    投稿日:2022.06.21

  • たまどん

    たまどん

    私が子どものころに見たアニメで一番印象に残ってるのが、この「ふしぎなメルモ」だ。
    むかしはアニメの再放送ってよくやってた(ホントにいい時代!)ので、メルモも繰り返し見てたんだけど、マンガ原作があったのは、正直なところ最近まで知らなかった。
    原作のほうは、この本の末尾の記載によると、雑誌「小学一年生」の昭和45年9月号から昭和47年3月号に連載とある。私が小学一年生になる少し前に終わってるから、知らないのも無理ないか。

    今回原作を読むと、改めて手塚治虫のキャラクターづくりやストーリー創作のうまさに脱帽した。
    だって「メルモ」って、小学一年生の小さな女の子と、大人の女性とのダブル主役の物語で、それを“ミラクルキャンディー”で同一人物にしてしまうなんて、普通の人は思い付かないよ!

    それと、アニメと原作との違いもけっこうあるのにも驚いた。
    アニメは「おしべとめしべ」や「オスとメス」との違いから男女の違いへと進み、さらにおかあさんのおなかの中の卵子に精子が結び付いて赤ちゃんができるといった、かなり“性”に踏み込んだ内容。
    一方の原作は、小学一年生向け学習雑誌の連載でもあり、1話完結で8ページ前後の「ショートコメディー」。メルモはキャンディーの力でいろいろ変身するけど、性や生命の神秘といった、私がメルモにはまった理由となるテーマについては、まったく触れられない。

    でもそれで原作に失望させられたというのはない。逆に、アニメ製作者としても名高い手塚の、構図の取り方やコマ割りのうまさ、そして人物の動きのよさに改めて感動した(それと比べれば、今のマンガの多くは動きが貧弱で紙芝居みたいに思える)。

    それと、大人に変身したメルモ(バレリーナ、水泳選手、TVディレクター、婦人警官、女医、スチュワーデス…)のファッションセンスのよさにもびっくり。全然古く見えなくて、たぶん宝塚歌劇や女性モデルなんかの大量の雑誌に囲まれながら、執筆してたんじゃないかな。

    最後には「あとがき」として手塚治虫の談話が載ってるんだけど、これを読めたのも大きな収穫。
    だって、ファンなら目から鱗が落ちるようなこんなことが、サラリと書いてあったから。
    「はじめは『ママアちゃん』のタイトルでしたが、“ママアちゃん”では、アニメ商品にするには“ママア”の名の登録がかなりほかでとられていてだめだったので、考えたすえ“メルモちゃん”の名にかえたのです。“メルモ”ということばにはなんの意味もありません。ただ登録されていない語呂を探し出しただけです。」
    「『ふしぎなメルモ』の裏番組が『サザエさん』だったこともあって、評判のよいわりにはかんばしくない視聴率で終わりました。」

    だいじょうぶです、手塚先生。あなたが情熱とありったけの才能とを注いで世に出した作品は、営業成績はさほど良くなかったかもしれませんが、確実に私たち世代の多くの“元”少年少女の心をつかみ、忘れられない名作として記憶に残ってますので。
    続きを読む

    投稿日:2016.03.05

  • hetarebooks

    hetarebooks

    「火の鳥」、「ブッダ」読破は時間的に厳しそうだったのでこちらを。
    BSで放送されてたの大好きだったー!!アニメ版はキャンディ組み合わせることで動物にも変身できたはずだけど、原作にはその設定がない。

    どういう経緯であのキャンディを手に入れたのか気になっていたけど、天国のママからだったのね!
    ちびっ子の服のままで急に大人になるメルモちゃん、スタイル抜群で妙に色っぽいんだぜ☆色々と展開が適当でシュールでした。

    あの…赤いキャンディだけで良いので譲っていただけないでしょうか?
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    投稿日:2013.05.07

  • おだりー

    おだりー

    こどもの浅はかで可愛らしい発想をつめこんだ一冊。
    そういう目線をもてるのが手塚治虫のすごいところのひとつですね。

    投稿日:2012.09.19

  • チヒロ

    チヒロ

    プリップリのおしりが忘れられません!可愛い〜vそして切なかったりします。幼い二人で暮らすなんて、よく考えたら辛いよな(涙)

    投稿日:2004.11.20

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