【感想】議会の迷走 小説フランス革命5

佐藤賢一 / 集英社文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • Στέφανος

    Στέφανος

    第68回毎日出版文化賞特別賞
    著者:佐藤賢一(1968-、鶴岡市、小説家)
    解説:井家上隆幸(1934-、岡山県、文芸評論家)

    投稿日:2019.05.03

  • うみ

    うみ

    ラ・ファイアットの天下来た!と思いきやそうでもなく、驕れるラファイアット久しからず。をほのめかしつつもその時はまだ来ず。ミラボーとタレイランも、なかなか主導権を握るには至らず・・・そして、サンジェストとフーシェがちらっと出てきたり!でも、ミラボーの残り時間が少ない事も示唆されてきた・・・続きを読む

    投稿日:2018.10.14

  • berubaramaniac

    berubaramaniac

    この巻も興味深かった。
    聖職者民事基本法の問題とナンシー事件を中心に丁寧に物語が進んで行く。ベルサイユ行進やヴァレンヌ逃亡などには大きな紙面を割いても、これらのテーマは概要のみ記されていることが多く、しかもそれがつまらない。しかし、佐藤賢一はこの退屈になりかねない題材を面白く読ませてくれた。次巻にも期待!続きを読む

    投稿日:2013.02.09

  • ななな

    ななな

    このレビューはネタバレを含みます

    前の巻からしばらくあいてしまったので正直話は忘れがち・・・。だがしかし。
    5巻は議会の分裂を描かれていて、どことなく日本の国会と重なるなあと思ってしまった。もっともこの時代の方が、高い理念を実現するために分裂するのだけども。
    主にデムーランが主人公で、彼の視点から描かれていることが多く、ロベスピエールは控えめ。はたして彼がどこで恐怖政治に傾いていくのかは期待大。
    ミラボーが最後の力を振り絞りつつ(彼は認めていないだろうけど)、議会を思い通りに動かそうとするさまはなかなか圧巻。タレイランの絡み方もこぎみよい。
    ただ、教会分裂については勉強になるなあと思う。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.09.19

  • kyoko

    kyoko

    戦争における王の権限、聖職者基本法の制定、ナンシー事件…。それらを巡り、議会は右派と左派が衝突を繰り返し、多数を占める平原派は黙して己の利を見極める。傍聴席の民衆は怒り狂っていたかと思いきや、議場の発言であっさりその怒りを引っ込める。

    何もうまく行かない中で、物事を推し進めていくミラボーはすごいと思うし、つい引き込まれる。たとえそれが目くらまし的な演説だとしても。

    迷走し続ける議会は、さてどう進んでいくのか。
    続きを読む

    投稿日:2012.06.06

  • tsucchy

    tsucchy

    1790年のパリ。フランス国民議会内の権力闘争が激化。
    そして、教会改革をめぐつ議会と聖職者の対立、
    さらに議会に圧力かける軍とパリの民衆、
    ミラボーとロベスピエールの対立と、いたるところに対立があり
    議論を戦わせるながら、背後では多数派工作し、迷走し、決断が遅れる。
    なんだか現在の日本も似た状況にある様に思える。
    この混迷を打開するのだれか?
    続きを読む

    投稿日:2012.03.03

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