不連続殺人事件

坂口安吾 / 角川文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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  • すんなり読めれば相当面白い

    文体がやや古い(本当に"やや")ということもあり、始めは読みづらかった。しかし、内容はとても面白い。登場人物のキャラクタが全員たっているので、死ぬのか生き延びるのか、犯人なのかそうでないのか、全員を怪しむことができる。続きを読む

    投稿日:2013.10.02

  • 推理小説好きの著者自身が推理を愉しんでいる

    推理小説家アガサ・クリスティを敬愛していた坂口安吾氏が、推理小説に挑み、江戸川乱歩をはじめとした文豪からも賞賛を浴びた傑作。兎に角、登場人物が多いため、相関図を手元に書き取ったり、前のページを何度も捲り返して読まなければついていけなくなるかもしれません。戦後の日本を舞台に、「歌川家」の愛憎渦巻く様子にぞっとしているうちに、いつの間にかいくつもの伏線が張り巡らされ、なんとも奇妙な”不”連続な殺人事件の謎をひとつひとつ辿って見えてくる巧妙なトリックに脱帽です。(スタッフO)続きを読む

    投稿日:2013.09.20

ブクログレビュー

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  • yu2on

    yu2on

    このレビューはネタバレを含みます

    なぜこの表紙なのかは考えないとして…

    ラストがとてもスッキリしててきれいだった。
    説明しすぎないで、かつ納得できる良い終わりだった。

    自分は、ナイル殺人事件の解説か何かを読んで不連続殺人事件に興味を持ったはずだったが、そのことを忘れて読んだことで、結末に驚くことができた。良かった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.01.26

  • 砂糖

    砂糖

    ・言葉通りの推理小説
    ・『扉を糸に結んで自然にしまる装置をするとか、密室の殺人を装うとか、そういう小細工は小細工自身がすでに足跡というものでさア。すでに一つの心理を語っているではありませんか。』-p181続きを読む

    投稿日:2013.08.13

  • shinjif

    shinjif

    Kindle Paperwhiteで小説を読んでみたくて、でも中々読みたい本がKindle化されていなくて、一度読もうと思いながら読めていなかった古典が、格安で発表された当時のスタイルでKindle化されていたので、買ってみました。
    小説そのものは古典だし、いまさら言うまでもないでしょう。
    坂口安吾氏がミステリー好きが興じて読者への挑戦付きの懸賞推理小説として発表したものです。時代の古さは否めませんが、作品自体は面白かったです。
    推理小説には現場の屋敷の見取り図とか、時刻表などの図表がつくものが多く、この作品も見取り図や簡単な地図が数点ついています。
    それ自体はちゃんと見ることができたのですが、最近のスマホやタブレットを使用している見としては、2本指のピンチアウト操作で拡大表示される事を期待したのですが、それは駄目でした。ソフトウェアでどうとでもできることだと思うので、ソフトのバージョンアップで図表の拡大表示に対応してほしいですね。
    あと、これは日本作品だから付いていないかもしれませんが、海外作品なら登場人物の一覧が巻頭に付いているのもよくある話。小説を読みながら、時々巻頭の登場人物一覧を見返して、「ああ、こいつはヒロインの元恋人の奴か」とか思い出す事が多々あります。そういう、ページの移動がどこまでスムースに出来るかを、次は海外作品をKindleで読んで試してみたい。
    ほとんど本の感想ではなく、Kindleの感想になってしまった。
    続きを読む

    投稿日:2013.03.13

  • ミステリ卿

    ミステリ卿

    非常に複雑な小説でした。
    登場人物が多い事、多い事。
    読んでいても、絡み合いすぎてて何が何だか分かりません。
    ついつい読みながら人間関係を何度も確認してしまいます。
    その上、さらに次々と人が殺されていくので最後には誰が残っているんだかと混乱気味です。
    でも、名作なんですよね。
    続きを読む

    投稿日:2012.03.31

  • kwosa

    kwosa

    不朽の名作との呼び声が高い本作。期待して読み始めました。

    終戦間もない山奥の豪邸に招かれたさまざまな男女。そして殺人事件。
    とにかく登場人物が多くて、序盤はなかなか把握しきれません。
    中盤以降も、「雰囲気はあるけど、なんだか普通の推理小説だなぁ」なんて思いながら、頑張ってコツコツ読み進める感じでした。
    しかし終盤、探偵役が犯人の企みを明かすあたりからグッと面白くなり、犯人の仕込みに唸り、探偵の洞察に納得しました。
    「まあまあ楽しめたな」
    そう思っていたら、巻末の高木彬光の解説が良く、僕の本編の読解はすこし浅かったのかもしれないと反省しました。

    読了後に知ったことですが、雑誌連載時に毎回書かれていた「読者への挑戦」がカットされているそうです(東京創元社版にはあるらしい)。これがあるとないとでは面白さが断然違うという意見もあり、ちょっともったいないことをした気がします。

    長々と書きましたが、ラストが素晴らしく、胸に迫るものがあります。推理小説として★3つをつけてしまいましたが、殺人事件にまつわる、ひと夏の群像劇として読めば、また違った味わいがあります。再読したいです。
    続きを読む

    投稿日:2012.01.12

  • とも

    とも

    終戦後間もない、ある夏。詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まったさまざまな男女。
    作家、文学者、詩人、画家、劇作家、女優などいずれ劣らぬ変人・奇人ぞろい。
    邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに血は血を呼んで、世にも恐るべき八つの殺人が生まれた。
    <不連続殺人>―その裏に秘められた、悪魔の意図は何か?

    この作品も十数年ぶりに再読。やはりすっかり忘れていました。
    坂口安吾といえば「白痴」「堕落論」と授業で習いましたが、推理小説も書いていたと知ったときは驚きました。
    おそらく誰かの著作の中かあとがきで触れられていて手に取ったはずですが、もう覚えていません。

    今回再読して改めてその緻密さに驚きました。
    登場人物が変人だらけなのでそちらに引きずられがちですが、謎解きはとても論理的。
    これだけの人数が殺されてしまう理由も納得です。

    ずっと読まれている「名作」といわれる作品には、言われるだけの何かがあるのだなぁという単純なことを再認識しました。
    続きを読む

    投稿日:2010.09.30

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