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角田光代 / 文春文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
hazu-haya-yu
11
いいな…と
買って2年も経っていました。やっと読みました。 リーダーにする前、紙本で数冊読みましたがこれが一番しっくりしました。 子供の頃のおぼろげな記憶ってきっと誰でも一つはありますよね。 遠くなりすぎて曖昧…になってしまったこと。 主人公が初子さんについて素直に回想されていくので読んでいて安心できました。父の死から記憶を手繰り寄せながら思い出し、母親と対峙する主人公、ラストは味のある終わり方でした。 著者の作品はどちらかというと、ぎすぎすしない人間関係の話が多かったなという薄い印象でしたが、これは好きでした。続きを読む
投稿日:2015.06.14
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くっちゃね村のねむり姫
6
通夜の席での出来事から始まる物語
通夜の席での出来事と言えば、先日の芥川賞の作品と比較してしまいますが、やはり小説としての面白さは、格段にこちらの方が上ですね。ストーリー展開のうまさは勿論、短編でも、ちゃんとラストに満足感があります…。また、忘れられない香りというのが、ガムというのもなんか良いですよね。 ただ、私には理解できないんだなぁ。お母さんと初子さんの関係が。そういうもんなんですかねぇ。私だったら、自分の嫁を奪った人と通夜の席では抱き合えないなぁ。男と女の違いなのでしょうか。そんな点も面白く読ませて頂きました。内容から言うと、タイトルは、「父とガムと彼女と母と」って感じかな?続きを読む
投稿日:2016.02.29
tenshiki2014
2
雰囲気が良い
角田光代さんらしい遠い記憶を少しずつ思い出しながら進んで行くゆっくりとした雰囲気の良い作品です。おすすめです。
投稿日:2015.11.02
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